「フリーダムガンダム」を編集中
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背部には10枚のウイングバインダー(能動空力弾性翼)を備え、それらを展開することで「ハイマット(HIGH Manuver Aerial Tactical)モードと呼ばれる高機動形態を取る事が可能。このモードではウイングバインダーの各パーツを可動させる他、内蔵されたスラスターを用いる事で高度な姿勢制御能力を獲得。大気圏内外で高い機動性と運動性を発揮した。また、ハイマットモードと並行してプラズマ収束ビーム砲、レール砲を展開した「フルバーストモード」での戦闘も可能であった。このモードでは、マルチロックオンシステムとの連動によって単機で複数の目標への同時攻撃が可能となる。また、戦術強襲機「[[ミーティア]]」との連動も前提としており、合体時はより高度な攻撃力を発揮する。 | 背部には10枚のウイングバインダー(能動空力弾性翼)を備え、それらを展開することで「ハイマット(HIGH Manuver Aerial Tactical)モードと呼ばれる高機動形態を取る事が可能。このモードではウイングバインダーの各パーツを可動させる他、内蔵されたスラスターを用いる事で高度な姿勢制御能力を獲得。大気圏内外で高い機動性と運動性を発揮した。また、ハイマットモードと並行してプラズマ収束ビーム砲、レール砲を展開した「フルバーストモード」での戦闘も可能であった。このモードでは、マルチロックオンシステムとの連動によって単機で複数の目標への同時攻撃が可能となる。また、戦術強襲機「[[ミーティア]]」との連動も前提としており、合体時はより高度な攻撃力を発揮する。 | ||
− | しかし、その複雑化したシステムは[[コーディネイター]]の中でも特に優れた能力を持つ者でないと乗りこなす事はできないとされる。特にフルスペックで稼働させるためには複雑な軌道予測や一対多の錯綜した状況を把握出来る高度な空間認識能力が必須とされ、その性能を引き出したのは[[スーパーコーディネイター]]であったキラであったが、本来予定されていた正規のパイロットは定かではない<ref>ジャスティスの正規パイロットは当初からアスラン・ザラが予定されており、フリーダムも同じ特務隊の人間か、当時ザラ派No.2であった[[エザリア・ジュール]]の息子[[イザーク・ジュール]]が選ばれていたのではないかと言われている。</ref> | + | しかし、その複雑化したシステムは[[コーディネイター]]の中でも特に優れた能力を持つ者でないと乗りこなす事はできないとされる。特にフルスペックで稼働させるためには複雑な軌道予測や一対多の錯綜した状況を把握出来る高度な空間認識能力が必須とされ、その性能を引き出したのは[[スーパーコーディネイター]]であったキラであったが、本来予定されていた正規のパイロットは定かではない<ref>ジャスティスの正規パイロットは当初からアスラン・ザラが予定されており、フリーダムも同じ特務隊の人間か、当時ザラ派No.2であった[[エザリア・ジュール]]の息子[[イザーク・ジュール]]が選ばれていたのではないかと言われている。</ref> |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
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;[[ガンダムビルドリアル]] | ;[[ガンダムビルドリアル]] | ||
:第3話にチーム「ガールスキー」の使用するRGベースのガンプラとして登場。全身がピンクを基調としたカラーリングに塗装されており、所々にアクセサリーやエングレービングが施されている。チーム「ブライト」の[[ナナハチ]]と対戦し、高い機動力と[[プチッガイ|ブキッガイ]]を使った打撃攻撃で苦戦させる。しかし、塗装重視のビルドであったためフルバーストの威力を最大限に発揮できず、最後はフルバーストに耐え切ったナナハチに腹部を刺し貫かれ敗北した。なお、この際の構図はSEED最終回でフリーダムがプロヴィデンスに止めを刺したシーンを左右反転させたものとなっている。 | :第3話にチーム「ガールスキー」の使用するRGベースのガンプラとして登場。全身がピンクを基調としたカラーリングに塗装されており、所々にアクセサリーやエングレービングが施されている。チーム「ブライト」の[[ナナハチ]]と対戦し、高い機動力と[[プチッガイ|ブキッガイ]]を使った打撃攻撃で苦戦させる。しかし、塗装重視のビルドであったためフルバーストの威力を最大限に発揮できず、最後はフルバーストに耐え切ったナナハチに腹部を刺し貫かれ敗北した。なお、この際の構図はSEED最終回でフリーダムがプロヴィデンスに止めを刺したシーンを左右反転させたものとなっている。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
;[[フェイズシフト装甲]] | ;[[フェイズシフト装甲]] | ||
− | : | + | :一定の電圧を持つ電流を流して相転移させる特殊装甲。その際、装甲には色がつく。実弾兵器をほぼ無効化でき、単独での大気圏突入も可能だが、高出力のビーム兵器の前には無力である。<br />バッテリー駆動の連合製G兵器では稼働時間の短さとそれに起因する戦闘中のフェイズシフトダウン等欠点も目立ったが、本機では核エンジンの採用によりそれらの欠点を克服した。 |
;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]] | ;[[ニュートロンジャマーキャンセラー]] | ||
:[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。これを搭載した事で、核エンジンの搭載とそれに由来する膨大なエネルギーの使用が可能となった。 | :[[ニュートロンジャマー]]を無効化する装置。これを搭載した事で、核エンジンの搭載とそれに由来する膨大なエネルギーの使用が可能となった。 | ||
;ハイマットモード | ;ハイマットモード | ||
− | : | + | :ウイングバインダーを展開した高機動空戦形態。フリーダムは通常の状態でも飛行能力を有するが、ドッグファイト時にはこの形態を取る事で無重力下では銃身制御が、大気圏内では空力制御が可能となり、より機敏な運動性を得る事ができる。その際、翼全体の形状はコンピュータ制御による能動空力弾性翼となっており、空力抵抗をコントロールする事で、人型のMSでも航空機を凌ぐ高い旋回能力を得る事が出来た。このデバイスは小型スラスターと放熱板の機能も併せ持ち、大気圏内外を問わず、高出力の火砲を多数搭載するフリーダムの信頼性向上にも貢献している。 |
;マルチロックオンシステム | ;マルチロックオンシステム | ||
:複数の敵を同時にロックオンし、精密射撃を行うことが可能な火器管制システム。フルバーストモード時やミーティアとドッキングした際に使用される。 | :複数の敵を同時にロックオンし、精密射撃を行うことが可能な火器管制システム。フルバーストモード時やミーティアとドッキングした際に使用される。 | ||
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:マティウス・アーセナリー製ビームライフル。フリーダム及びジャスティスの兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。核動力機によって運用されるため、既存のタイプよりも高出力・高威力のビームを発射する。<br/>ザフトにとってビームサーベルと同じく連合から遅れを取ってしまっていたのが、小型かつ大出力のビーム銃の開発であった。元来、ビーム砲は艦船や固定砲台など大出力のエネルギーが安定して供給出来る環境においてのみ可能とされていた。その有用性から機動力に優れたMSへの搭載が早くから模索されていたものの、標準装備としての実現はGAT-Xシリーズの技術流用を待つしかなかった<ref>これは技術開発においてコーディネイターがナチュラルに劣るのではなく、連合のMS開発にオーブ等にいたコーディネイターが多数関わっており、国は違えど彼らの知性に拠る物が多かった。</ref>。装備は機体よりも先に完成し、先行して[[火器運用試験型ゲイツ改]]でテストが行われた。 | :マティウス・アーセナリー製ビームライフル。フリーダム及びジャスティスの兵装として初めて実用化された携帯型ビームライフル。核動力機によって運用されるため、既存のタイプよりも高出力・高威力のビームを発射する。<br/>ザフトにとってビームサーベルと同じく連合から遅れを取ってしまっていたのが、小型かつ大出力のビーム銃の開発であった。元来、ビーム砲は艦船や固定砲台など大出力のエネルギーが安定して供給出来る環境においてのみ可能とされていた。その有用性から機動力に優れたMSへの搭載が早くから模索されていたものの、標準装備としての実現はGAT-Xシリーズの技術流用を待つしかなかった<ref>これは技術開発においてコーディネイターがナチュラルに劣るのではなく、連合のMS開発にオーブ等にいたコーディネイターが多数関わっており、国は違えど彼らの知性に拠る物が多かった。</ref>。装備は機体よりも先に完成し、先行して[[火器運用試験型ゲイツ改]]でテストが行われた。 | ||
;M100 バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲 | ;M100 バラエーナ・プラズマ収束ビーム砲 | ||
− | :背部バインダー翼に収納されている2門の高出力プラズマカノン。フリーダムが装備する火器の中で最大の射程と威力を誇り、特に威力は[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライク]]の「アグニ」に匹敵する。<br/>開発時点ではあまりのエネルギー消費量に事実上失敗作の烙印を押されていたが、NJCの搭載後の発射試験で改めてその威力を証明し、搭載が決定した。搭載に伴いそのサイズにより機体全体のバランスが崩れるのではという声が本体の設計サイドから上がったが、[[ユーリ・アマルフィ]] | + | :背部バインダー翼に収納されている2門の高出力プラズマカノン。フリーダムが装備する火器の中で最大の射程と威力を誇り、特に威力は[[ランチャーストライクガンダム|ランチャーストライク]]の「アグニ」に匹敵する。<br/>開発時点ではあまりのエネルギー消費量に事実上失敗作の烙印を押されていたが、NJCの搭載後の発射試験で改めてその威力を証明し、搭載が決定した。搭載に伴いそのサイズにより機体全体のバランスが崩れるのではという声が本体の設計サイドから上がったが、[[ユーリ・アマルフィ]]の仲裁により、大気圏内容高速翼そのものをバラエーナのバインダーとする事で機体バランスの問題を解決した。 |
;MMI-M15 クスィフィアス・レール砲 | ;MMI-M15 クスィフィアス・レール砲 | ||
:左右腰部に装備されたレールガン。[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]の「シヴァ」と同系統の物を更に強化改造したもの。<br/>ビーム兵器の実用化により「同じエネルギーを消費するならば」と主力の座を奪われたレールガンだったが、MMI技術陣はビーム対策用のラミネート装甲が一般化した戦闘での対艦兵器としてや、複数の標的への連射攻撃を可能とするなどのレールガンの有効性を声高に主張し、フリーダムへの搭載を押し切った。この主張は正しく、最大10機を同時にロックする性能を持つフリーダムはそれを実証する形となった。<br/>通常時は折りたたんだ状態で腰部両側のビームサーベルラック兼スラスター装備の[[AMBAC]]ユニットとして機能する。 | :左右腰部に装備されたレールガン。[[デュエルガンダム アサルトシュラウド|デュエル]]の「シヴァ」と同系統の物を更に強化改造したもの。<br/>ビーム兵器の実用化により「同じエネルギーを消費するならば」と主力の座を奪われたレールガンだったが、MMI技術陣はビーム対策用のラミネート装甲が一般化した戦闘での対艦兵器としてや、複数の標的への連射攻撃を可能とするなどのレールガンの有効性を声高に主張し、フリーダムへの搭載を押し切った。この主張は正しく、最大10機を同時にロックする性能を持つフリーダムはそれを実証する形となった。<br/>通常時は折りたたんだ状態で腰部両側のビームサーベルラック兼スラスター装備の[[AMBAC]]ユニットとして機能する。 | ||
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;[[ストライクフリーダムガンダム]] | ;[[ストライクフリーダムガンダム]] | ||
:後継機。元々はフリーダムの量産機となる予定だった。 | :後継機。元々はフリーダムの量産機となる予定だった。 | ||
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;[[ドレッドノートガンダム]] | ;[[ドレッドノートガンダム]] | ||
:プロト・ザフト・ガンダム。開発時にこの機体のデータを反映している。 | :プロト・ザフト・ガンダム。開発時にこの機体のデータを反映している。 | ||
125行目: | 121行目: | ||
=== その他 === | === その他 === | ||
;[[フリーダムガンダムフェーダー]] | ;[[フリーダムガンダムフェーダー]] | ||
− | : | + | :『ガンダムビルドファイターズ炎トライ』に登場する本機をベースとしたガンプラ。後継機であるストライクフリーダムのパーツが部分部分に使用されている。 |
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== 余談 == | == 余談 == |