「ミネバ・ラオ・ザビ」を編集中
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[[ジオン公国]]の宇宙攻撃軍司令[[ドズル・ザビ]]と、その妻[[ゼナ・ザビ]]の間に生まれた一人娘。[[一年戦争]]で全滅した[[ザビ家]]直系の血を引く最後の末裔である。 | [[ジオン公国]]の宇宙攻撃軍司令[[ドズル・ザビ]]と、その妻[[ゼナ・ザビ]]の間に生まれた一人娘。[[一年戦争]]で全滅した[[ザビ家]]直系の血を引く最後の末裔である。 | ||
− | [[一年戦争]] | + | [[一年戦争]]のソロモン攻防戦の際に父ドズルの手により母ゼナとともにソロモンを脱出し、ジオン敗北後は他のジオン軍残党と共にアステロイドベルトにある[[アクシズ]]に向かい、そこで育てられる。しかし、ミネバが物心付く前に母親のゼナは病死し、その後はアクシズの指導者であるマハラジャ・カーンの娘、[[ハマーン・カーン]]によって養育された。 |
− | [[グリプス戦役]]の時はジオン復興の旗頭として、わずか8歳ながらアクシズの総帥となり、地球圏に帰還する。しかし実権は摂政であるハマーンによって握られており、彼女は傀儡君主でしかなかった。歪んだ教育により偏見の塊の人間に育てられているが、本来は年相応の子供である<ref>コロニー・[[モルガルテン]] | + | [[グリプス戦役]]の時はジオン復興の旗頭として、わずか8歳ながらアクシズの総帥となり、地球圏に帰還する。しかし実権は摂政であるハマーンによって握られており、彼女は傀儡君主でしかなかった。歪んだ教育により偏見の塊の人間に育てられているが、本来は年相応の子供である<ref>コロニー・[[モルガルテン]]にて同じ年頃のシンタとクムと遊んでいた時は普通の子供の姿を見せていた。</ref>。グリプス戦役の決戦後に[[クワトロ・バジーナ]]によって連れ出され行方不明になり、[[第一次ネオ・ジオン抗争]]時のアクシズではハマーンによって替え玉が用意されていた。当のミネバ本人は[[スウィートウォーター]]でシャアに匿われており、それまでの教育から大きく方針を変更したようで、それからはすくすくと健常に育ったことは、後の彼女の姿からもうかがえる。 |
− | + | 第一次ネオ・ジオン抗争後はリュース艦隊の庇護を受けアタラント3で逃亡生活を送っており、ムーンムーンでムーンガンダムとその機体のパーツの一つである付随ユニットのサイコプレートを巡る騒動に巻き込まれその一端を垣間見る事となる。 | |
− | + | シャアの反乱収束から3年後、ネオ・ジオン残党組織「[[袖付き]]」の代表として据えられるが、[[ラプラスの箱]]を巡る争いを阻止するべく単身、工業コロニー[[インダストリアル7]]へ向かう。その際、そこで紆余曲折を経て[[バナージ・リンクス]]と運命的な出会いを果たし、彼と行動を共にする。彼女はジオンの忘れ形見として多くの[[ジオン残党]]から「ジオンの再興」を望まれる立場でありながら、一方でジオンの人間として「一年戦争の再現」を避けなければならなかった。しかし、「ミネバ・ラオ・ザビ」としての立場ではしがらみが多すぎるため、「箱」を巡る争いに端を発する「戦争」を止めるために自由に行動が出来ず、彼女は「誰でもない誰か」である「オードリー・バーン」と名乗る事で、ジオンと無関係な一人の民間人として振舞うこととし<ref>その代わり当然ジオンの姫という保護も失う。</ref>、物語の核心へと身を投じていく。 | |
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− | シャアの反乱収束から3年後、ネオ・ジオン残党組織「[[袖付き]]」の代表として据えられるが、[[ラプラスの箱]]を巡る争いを阻止するべく単身、工業コロニー[[インダストリアル7]]へ向かう。その際、そこで紆余曲折を経て[[バナージ・リンクス]]と運命的な出会いを果たし、彼と行動を共にする。彼女はジオンの忘れ形見として多くの[[ジオン残党]]から「ジオンの再興」を望まれる立場でありながら、一方でジオンの人間として「一年戦争の再現」を避けなければならなかった。しかし、「ミネバ・ラオ・ザビ」としての立場ではしがらみが多すぎるため、「箱」を巡る争いに端を発する「戦争」を止めるために自由に行動が出来ず、彼女は「誰でもない誰か」である「オードリー・バーン」と名乗る事で、ジオンと無関係な一人の民間人として振舞うこととし<ref>その代わり当然ジオンの姫という保護も失う。</ref> | ||
宇宙世紀0096年代の彼女はかつての幼さは消え失せて、非常に意思が強く、また客観的に物事を見ることの出来る広い視野も持ち合わせており、「何のために」「何をするのか」ということをしっかりと判別する明晰さも持ち合わせている。パイロットとしての訓練は受けておらず、[[モビルスーツ]]に同乗することはあったものの、自ら戦闘に参加するようなことはなかった。 | 宇宙世紀0096年代の彼女はかつての幼さは消え失せて、非常に意思が強く、また客観的に物事を見ることの出来る広い視野も持ち合わせており、「何のために」「何をするのか」ということをしっかりと判別する明晰さも持ち合わせている。パイロットとしての訓練は受けておらず、[[モビルスーツ]]に同乗することはあったものの、自ら戦闘に参加するようなことはなかった。 | ||
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:概ねTV版と同じ展開であるが、モルガルテン等のシーンはカットされており、グリプス戦役終盤にハマーンによって地球への「留学」を行う手筈を整えられている。 | :概ねTV版と同じ展開であるが、モルガルテン等のシーンはカットされており、グリプス戦役終盤にハマーンによって地球への「留学」を行う手筈を整えられている。 | ||
;[[機動戦士ムーンガンダム]] | ;[[機動戦士ムーンガンダム]] | ||
− | ::第一次ネオ・ジオン抗争後、『UC』以前の動向が描かれた。リュース艦隊の庇護を受けており、[[アタラント3]]で逃亡生活を送っていた。[[ロンド・ベル]]との戦闘でムーンムーンに寄港し、[[ユッタ・カーシム]] | + | ::第一次ネオ・ジオン抗争後、『UC』以前の動向が描かれた。リュース艦隊の庇護を受けており、[[アタラント3]]で逃亡生活を送っていた。[[ロンド・ベル]]との戦闘でムーンムーンに寄港し、[[ユッタ・カーシム]]と邂逅する。ムーンムーンでの戦闘の最中にロンド・ベルに拉致され、地球へと移送される事になるが、紆余曲折を経てユッタと共に地球へと降下。南極でシャアと再開し、彼の前でユッタと精神感応をひき起こしその後は互いに惹かれ合う中となっていく |
;[[機動戦士ガンダムUC]] | ;[[機動戦士ガンダムUC]] | ||
:物語のヒロインとして登場。素性を隠すため、「オードリー・バーン」という偽名を用い、宇宙世紀に秘められたラプラスの箱の「呪い」の謎を追った。その戦乱のさなか彼女を支え続けたバナージと惹かれ合い、ジオンの遺児として最終的に箱を開放する[[ラプラス宣言]]を行った。 | :物語のヒロインとして登場。素性を隠すため、「オードリー・バーン」という偽名を用い、宇宙世紀に秘められたラプラスの箱の「呪い」の謎を追った。その戦乱のさなか彼女を支え続けたバナージと惹かれ合い、ジオンの遺児として最終的に箱を開放する[[ラプラス宣言]]を行った。 | ||
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:同作における『ムーン』の初映像化に伴い、宮下早紀氏がキャストを担当した。 | :同作における『ムーン』の初映像化に伴い、宮下早紀氏がキャストを担当した。 | ||
;[[機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]] | ;[[機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス]] | ||
− | : | + | : |
;[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]] | ;[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]] | ||
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:アクシズの摂政。信頼しながらもどこか恐れているそぶりを見せた。 | :アクシズの摂政。信頼しながらもどこか恐れているそぶりを見せた。 | ||
;[[リュース・クランゲル]] | ;[[リュース・クランゲル]] | ||
− | : | + | :第一次ネオ・ジオン抗争後、彼の庇護に入る。 |
=== [[袖付き]] === | === [[袖付き]] === | ||
104行目: | 102行目: | ||
=== ムーンムーン === | === ムーンムーン === | ||
;[[ユッタ・カーシム]] | ;[[ユッタ・カーシム]] | ||
− | : | + | :ムーンムーンで出会った少年。出会った当初は彼をネオ・ジオンの内乱に巻き込んでしまった事に負い目を感じていた。その後、南極でシャア一派に捉えられた際にはユッタとの間にニュータイプ同士の精神感応をひき起こし互いに惹かれ合っていく中となる |
;[[カレル・カーシム]] | ;[[カレル・カーシム]] | ||
:ユッタの祖父。ミネバがユッタとサイコミュを通じてニュータイプ同士の精神感応を起こしたことについてはある程度の理解を示したが、よそ者であるネオ・ジオン自体は争いを呼ぶ者として否定する。ミネバとユッタの関係に関しては終始理解を示し続けた。 | :ユッタの祖父。ミネバがユッタとサイコミュを通じてニュータイプ同士の精神感応を起こしたことについてはある程度の理解を示したが、よそ者であるネオ・ジオン自体は争いを呼ぶ者として否定する。ミネバとユッタの関係に関しては終始理解を示し続けた。 |