「ペーネロペー」を編集中
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FFユニットはオデュッセウスガンダムと合体していない状態でも単体での運用が可能とされ、その状態では[[ジオン軍|旧ジオン軍]]の[[モビルアーマー]]を想起させる外見となっている。合体時の機体サイズは30m級と標準的な機体より一回り大型化し、FFユニットの装備によって飛行能力が付与されるのみならず、バルカン砲やビーム・サーベル、ファンネル・ミサイル等の武装によって火力も増強される。 | FFユニットはオデュッセウスガンダムと合体していない状態でも単体での運用が可能とされ、その状態では[[ジオン軍|旧ジオン軍]]の[[モビルアーマー]]を想起させる外見となっている。合体時の機体サイズは30m級と標準的な機体より一回り大型化し、FFユニットの装備によって飛行能力が付与されるのみならず、バルカン砲やビーム・サーベル、ファンネル・ミサイル等の武装によって火力も増強される。 | ||
− | これまで艦艇や[[モビルアーマー]]等といった大型機にしか採用できなかった[[ミノフスキークラフト]] | + | これまで艦艇や[[モビルアーマー]]等といった大型機にしか採用できなかった[[ミノフスキークラフト]]をMSでは初めて搭載した機体であり、肩部や背部、脚部の追加パーツに高出力の物を内蔵している。これにビーム・バリアを併用する事で音速飛行が可能となり、[[サブ・フライト・システム]]に頼る事無く空中戦を行える。ただし本機の場合は兄弟機である[[Ξガンダム]]と異なり、音速飛行時にはフライト・フォームへと変形する必要がある。また、頭部上方のパーツにはメインセンサーとマルチセンサーが搭載されている<ref>他にも[[サイコミュシステム]]も搭載されていると思われるが、こちらは本体部とフライト・ユニットのどちらにあるかは不明。</ref>。 |
== 登場作品と操縦者 == | == 登場作品と操縦者 == | ||
− | ;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] | + | ;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]] |
− | :初登場作品。パイロットは[[レーン・エイム]]。連邦軍の[[キンバレー部隊]]([[キルケー部隊]])へと配備され、インドネシアで[[マフティー・ナビーユ・エリン]]の[[Ξガンダム]]と戦うものの敗北。その後[[アデレード]]で再戦し劣勢に立たされるも、[[ケネス・スレッグ]]の作戦で会議場の周辺に設置されていたビーム・バリアに相手をおびき寄せて擱座させる事に成功した。<br/> | + | :初登場作品。パイロットは[[レーン・エイム]]。連邦軍の[[キンバレー部隊]]([[キルケー部隊]])へと配備され、インドネシアで[[マフティー・ナビーユ・エリン]]の[[Ξガンダム]]と戦うものの敗北。その後[[アデレード]]で再戦し劣勢に立たされるも、[[ケネス・スレッグ]]の作戦で会議場の周辺に設置されていたビーム・バリアに相手をおびき寄せて擱座させる事に成功した。<br/>原作では「設計思想そのものに[[ガンダムタイプ]][[MS]]の名残を残している」という設定であり、この段階ではガンダムタイプに分類される機体かどうかは不明瞭であったが、劇場版ではケネスの口から「ガンダム」と呼ばれている。 |
;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ;[[SDガンダム GGENERATIONシリーズ]] | ||
:『閃ハサ』が初参戦した『F』で初登場。小説で同機のデザインを担当した森木氏によってゲーム用にリデザインされている。また、「素体となるガンダムタイプにフライト・ユニットを装着した状態」という設定が付加され、明確にガンダムタイプとなった。 | :『閃ハサ』が初参戦した『F』で初登場。小説で同機のデザインを担当した森木氏によってゲーム用にリデザインされている。また、「素体となるガンダムタイプにフライト・ユニットを装着した状態」という設定が付加され、明確にガンダムタイプとなった。 | ||
;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR | ;ANAHEIM ELECTRONICS GUNDAM HISTORY 2002 CALENDAR | ||
:AE社創立25周年記念という設定のカレンダーに、他のアナハイム製ガンダムと共に掲載されている。また、素体である機体の名称に「オデュッセウスガンダム」、FFユニット以外の追加装備にアルゴスユニット (文字設定のみ)が設定された。 | :AE社創立25周年記念という設定のカレンダーに、他のアナハイム製ガンダムと共に掲載されている。また、素体である機体の名称に「オデュッセウスガンダム」、FFユニット以外の追加装備にアルゴスユニット (文字設定のみ)が設定された。 | ||
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== 装備・機能 == | == 装備・機能 == | ||
=== 特殊機能 === | === 特殊機能 === | ||
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;ビーム・バリアー | ;ビーム・バリアー | ||
:ミサイルやビームなどを防ぐビームのバリアー。<br/>音速飛行時には進行方向に展開され、空気抵抗を減らす役割を持つが本機の物は完成度が低く、音速飛行するにはバリアーの展開に加え、機体をフライト・フォームへと変形させる必要がある。 | :ミサイルやビームなどを防ぐビームのバリアー。<br/>音速飛行時には進行方向に展開され、空気抵抗を減らす役割を持つが本機の物は完成度が低く、音速飛行するにはバリアーの展開に加え、機体をフライト・フォームへと変形させる必要がある。 | ||
;変形 | ;変形 | ||
− | :フライト・フォームに変形可能。音速飛行時に必須となる機構。頭部の上方と胸部にある追加パーツが閉じる事で頭部が隠れ、メインカメラの機能が胸部パーツに内蔵されたモノアイへ移行する。 | + | :フライト・フォームに変形可能。音速飛行時に必須となる機構。頭部の上方と胸部にある追加パーツが閉じる事で頭部が隠れ、メインカメラの機能が胸部パーツに内蔵されたモノアイへ移行する。 |
;分離 / 換装 | ;分離 / 換装 | ||
:フライトユニットを分離・換装する事が可能。<br/>装備を分離・換装する事が可能。オデュッセウスガンダムにはFFユニットの他、アルゴスユニットと呼ばれる装備も用意されている。 | :フライトユニットを分離・換装する事が可能。<br/>装備を分離・換装する事が可能。オデュッセウスガンダムにはFFユニットの他、アルゴスユニットと呼ばれる装備も用意されている。 | ||
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=== 武装・必殺攻撃 === | === 武装・必殺攻撃 === | ||
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;[[ビーム・ライフル]] | ;[[ビーム・ライフル]] | ||
:携行式のビーム砲。高いニュータイプ能力を持った者に限られるが、サイコミュとシンクロドライブを行う事で、”視覚的に”見えていなくともターゲットを”知覚”し攻撃することが出来る。 | :携行式のビーム砲。高いニュータイプ能力を持った者に限られるが、サイコミュとシンクロドライブを行う事で、”視覚的に”見えていなくともターゲットを”知覚”し攻撃することが出来る。 | ||
− | : | + | :銃身の下部(トリガー前方)と後端部に異なる形状のエネルギーパックが計2つ装着されている。 |
;コンポジット・ウェポン・ユニット | ;コンポジット・ウェポン・ユニット | ||
:ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。 | :ビーム・サーベル、メガ粒子砲、ミサイルを搭載したシールド型の複合兵装。主に両腕部に装備される。 | ||
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:;ビーム・バルカン([[メガ粒子砲]]) | :;ビーム・バルカン([[メガ粒子砲]]) | ||
::両肩部のビーム・サーベルはビーム・バルカンとしても使用可能。砲身の可動範囲がかなり広く、様々な方向に発射可能。<br/>資料によっては「メガ粒子砲」とも表記されるが、森木氏のリデザイン後の設定画ではビーム・バルカンとされている。 | ::両肩部のビーム・サーベルはビーム・バルカンとしても使用可能。砲身の可動範囲がかなり広く、様々な方向に発射可能。<br/>資料によっては「メガ粒子砲」とも表記されるが、森木氏のリデザイン後の設定画ではビーム・バルカンとされている。 | ||
− | ;[[ファンネルミサイル]] | + | ;[[ファンネルミサイル|ファンネル・ミサイル]] |
:両肩部アーマーに各9発、腰部フロントスカートに16発の計34発を格納している。サイコミュによって無線誘導される特殊なミサイルであり、大気圏内でも問題なく使用可能。通常のファンネルと違ってビーム砲は内蔵されておらず、それ自体が相手に突撃して破壊する。 | :両肩部アーマーに各9発、腰部フロントスカートに16発の計34発を格納している。サイコミュによって無線誘導される特殊なミサイルであり、大気圏内でも問題なく使用可能。通常のファンネルと違ってビーム砲は内蔵されておらず、それ自体が相手に突撃して破壊する。 | ||
99行目: | 93行目: | ||
;[[νガンダムHWS装備型]] | ;[[νガンダムHWS装備型]] | ||
:ファンネル・ミサイルはこの機体に搭載しようとして断念された「サイコミュ・グレネード」の研究成果であると言われている。 | :ファンネル・ミサイルはこの機体に搭載しようとして断念された「サイコミュ・グレネード」の研究成果であると言われている。 | ||
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=== その他 === | === その他 === | ||
107行目: | 99行目: | ||
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | *劇場版『閃光のハサウェイ』公開に先駆けて発売された[[HGUC]] | + | *劇場版『閃光のハサウェイ』公開に先駆けて発売された[[HGUC]]にはおまけとして小説版で存在した胸部ダクトのパーツが付属しており、ダクトの有無を選択可能となっている。 |
*劇場版『閃光のハサウェイ』の描き下ろしイメージビジュアルに本機の姿が大きく描かれているが、当初は[[ガンプラ]]「HGUC 1/144 ペーネロペー」のモデリングをそのまま参考にしてしまったためか、FFユニットの胸部パーツ底部にプラモデルと同じ肉抜き穴が見られる<ref>現在は修正済み。</ref>。 | *劇場版『閃光のハサウェイ』の描き下ろしイメージビジュアルに本機の姿が大きく描かれているが、当初は[[ガンプラ]]「HGUC 1/144 ペーネロペー」のモデリングをそのまま参考にしてしまったためか、FFユニットの胸部パーツ底部にプラモデルと同じ肉抜き穴が見られる<ref>現在は修正済み。</ref>。 | ||