「ガンダムデュナメス」の版間の差分

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=== 技術的関与が疑われる機体 ===
 
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2023年5月26日 (金) 20:01時点における最新版

ガンダムデュナメス
外国語表記 GUNDAM DYNAMES
登場作品 機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
デザイナー 柳瀬敬之
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スペック
分類 モビルスーツ (第3世代ガンダム)
生産形態 ワンオフ機
型式番号 GN-002
頭頂高 18.2m
本体重量 59.1t
主動力 GNドライヴ
装甲材質 Eカーボン
開発組織 ソレスタルビーイング
所属 ソレスタルビーイング
母艦 プトレマイオス
主なパイロット
【メインパイロット】
ロックオン・ストラトス (ニール)
【サポート】
ハロ (オレンジ)
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概要[編集 | ソースを編集]

ソレスタルビーイングが開発した第3世代ガンダムの1機。名称の「デュナメス」は天使の階級の第5位「力天使」に由来する。

デュナメスはセンサー系に特化した第2世代ガンダムのガンダムサダルスードの運用で得たデータを踏襲し、狙撃による支援攻撃を主目的として開発されている。主武装としてGNスナイパーライフルを装備し、頭部には高精度ガンカメラを搭載する。コクピットの構造は他の第3世代ガンダムと共通だが、本機独自の装備としてガンカメラと連動するライフル型の精密射撃用スコープが備わっており、通常のコントロールスティックとは異なる正確な射撃を可能としている。また、他にハロを設置するための台座も備わっており、スコープ操作時にはハロが機体制御を担当するなど、パイロットの射撃能力を最大限に活かす装備が随所に見られる。

狙撃に特化した機体ではあるが、中近距離戦に劣っている訳ではなく、むしろ水準以上の戦闘力を発揮する。GNスナイパーライフルの他にGNビームピストルやGNビームサーベル、GNミサイルなども装備されており、格闘戦を含めた各種の戦闘に対応している。両肩部には独立可動式のフレームが備わっており、ここにGNシールドやGNフルシールドを装着することで高い防御力も有する。また、このシールドはハロによって制御が可能であるため、パイロットは狙撃に専念しつつ防御姿勢を取ることが可能である。

腰背部には可動式のGNバーニアが2基装備されており、高い機動性を発揮する他、地上での射撃時の姿勢制御や腰を掛けた座った状態での射撃にも用いられる。このGNバーニアは他の装備に換装することも可能。このような豊富な装備を選択することで、デュナメスはあらゆる距離帯での戦闘に対応可能となり、長距離射撃から単機での制圧戦をこなすだけの戦闘力を持つ機体として完成している。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00 (1stシーズン)
初登場作品。ガンダムマイスターロックオン・ストラトス
当時の3大国家群の新型機すら凌駕する性能で世界各地の紛争行為に対して武力介入を行った。しかし、後に3大国家群が国連軍を結成してジンクスを投入してくると、数的な不利から徐々に押され始め、ティエリア・アーデガンダムヴァーチェを庇って中破する。最後はアリー・アル・サーシェスの搭乗するスローネツヴァイと交戦して大破、パイロットのニールが独断で離脱したため、ハロの自動操縦によってプトレマイオスに帰還、回収された。その後、強襲用コンテナの動力源として本機のGNドライヴが流用され、生き残ったプトレマイオスクルーの脱出艇としての役目を果たした。
機動戦士ガンダム00F
何度かゲスト出演している。
機動戦士ガンダム00V / 機動戦士ガンダム00V戦記
「流星の夜(メテオーアナハト)」にてガンダム アヴァランチエクシアダッシュガンダムキュリオス ガストと共に落下してくる資源衛星の破片を破砕していた。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

トランザムシステム(TRANS-AM)
オリジナルのGNドライヴのブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。デュナメスの場合、機動力や火力だけでなく、センサー系と演算処理能力の上昇により命中精度も向上する。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
ガンカメラ
頭部に内蔵されている狙撃用カメラ。使用時にはアンテナを下方に下げて露出させ、コクピットのライフル型スコープと連動することで精密射撃を行う。
外部迷彩皮膜
光学迷彩によって姿を隠す。戦闘ではなく機体を隠しておく為に使用される機能である。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

GNスナイパーライフル
デュナメス専用の遠距離狙撃用ライフル。センサーや頭部ガンカメラとの連動によって敵の索敵エリア外からの超遠距離狙撃が可能。連射性は低いが、超遠距離からでも一撃でMSを撃破するほどの射程と威力を誇る。銃身下部のバイポッドを展開することで伏せた状態での射撃も可能。極めて高い性能を誇る射撃兵装だが、その性能を引き出すには、高い射撃技術を持つロックオン・ストラトスによる運用が必須である。非使用時には右肩部にマウント可能。
GNビームピストル
ミッションに応じて装備されるビームピストル。装備時には両脚に設置された専用ホルスターに2挺収められている。GNスナイパーライフルとは逆に射程は短いが連射性や取り回しに優れる他、対MS用火器としても十分な威力を有する。特に中距離での運用に秀でており、多数の敵に対しても有効である。
GNビームサーベル
腰背部のGNバーニア側面に計2本装備されている第3世代ガンダム共通のビームサーベル。格闘戦エリアまで敵に接近された際には、弾幕などで敵との距離を取るというのがデュナメスの基本運用であり、積極的に白兵戦を行うことは想定されていない。そのためか、ロックオン自身も本装備の撤廃を進言したことがあると言われている。
GNミサイル
腰部フロントアーマーに16発、両膝に4発ずつの計24発搭載されているミサイル。通常のミサイルとは異なり目標に着弾後カバーを展開し、圧縮粒子を放出することで敵を内部から破壊する。一斉射することで、瞬間最大火力を発揮するが、主な用途は牽制である。形状からガンダムサダルスードのGNキャノンボールと同系統の武装と推測されている。
GNシールド
肩部に装着されるデュナメス専用のEカーボン製小型シールド。両腕でGNスナイパーライフルを保持するため、腕部ではなく肩部のフレームに装着される。フレームは独自に可動するため、防御面を自由に変更することが可能。通常は左肩のみだが、両肩に装着することも可能。
GNフルシールド
両肩のフレームに装着されるオプション装備。全身を覆うほどのサイズを持つシールドで、高い防御力を誇る。左右のシールドを前面に展開する際には、動きに制限が出るものの絶対的な防御力を実現する。なお、シールドの制御はハロが担当するため、パイロットは狙撃に専念することが可能。当初はオプション装備ではなく標準装備となる予定であったが、軽量化とシールド表面に展開されるGNフィールドのエネルギー量のバランスを取ることが困難であったために開発が遅れている。モラリア共和国への武力介入時に初めて装備され、以降は基本的に標準装備されている。
超高高度射撃銃
地上から衛星軌道上への高高度射撃が可能な超長距離砲。巨大なGNコンデンサーでGN粒子を高濃度に圧縮してビームを放つ武装で、絶大な威力と射程を誇る。当然チャージにはかなりの時間を要するため、連射は不可能。また、砲を含めたシステムがあまりに大きいため可搬性は低い。使用時にはガンカメラとスコープを直結し、射撃時安定用に腰部のGNバーニアをキュリオスと同型のテールユニットに換装する。用途が限られることから人革連軌道エレベーター「天柱」で起きた事故における人命救助ミッションや「流星の夜(メテオーアナハト)」でのみ使用された。なお、大気圏外の目標を狙撃できる性能からソレスタルビーイングの兵器の中でも高い秘匿事項とされている。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00 1stシーズン [編集 | ソースを編集]

重力ブロック狙撃
第5話より。高々度狙撃銃を使って地上から大気圏外への超高々度狙撃を行い、民間人200名以上を救った。
カスタムフラッグ
第12話および第15話。むしろグラハムの名場面。フラッグの接近を許すも、目立った損害は受けていない。
ガンダムスローネツヴァイ
第23話より、1stシーズン屈指の名勝負。狙撃機体のデュナメスでサーシェスのツヴァイと格闘戦で互角以上に戦った。
この時のデュナメスの活躍を思うと、後継機のケルディムから「使わない」という理由でGNビームサーベルをオミットしたのは理解に苦しんだファンもいるはず。
といっても近接戦闘自体を否定したわけではなく、後継機であるケルディムガンダムにはGNビームピストルの銃身下部にマウントしたブレードでGNハンドアックスとしての機能をもたせているので、自衛のための近接戦闘は当然可能。
そもそも射撃機体で格闘戦をこなせるロックオン・ストラトスが普通じゃないだけである。

関連機体[編集 | ソースを編集]

装備バリエーション・別形態 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメストルペード
地上から水中の敵機を狙撃する為の形態。
ガンダムデヴァイズデュナメス
新システム「ダブルドライヴ」用にGNデヴァイズバックパックを装備した形態。
GNアーマーTYPE-D
支援機GNアームズTYPE-Dとのドッキング形態。

別仕様・改修機 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメスリペア
改修機。
ガンダムデュナメスリペアIII
デュナメス3度目の改修機。

系列機・派生機 [編集 | ソースを編集]

ガンダムサダルスード
前世代機。
ケルディムガンダム
後継機。
Iガンダムデュナメス
イノベイター勢力が本機の設計データを元に再生産した機体。

技術的関与が疑われる機体 [編集 | ソースを編集]

ガンダムサバーニャ
胸部が本機の物を模した形状になっている。
ガンダムスローネアイン
スローネシリーズの1号機。本機の機体特性が反映されている。

その他 [編集 | ソースを編集]

ガンダムデュナメスアームアームズ
2014年12月にプロショップ専用商品として発売された限定HGガンプラ。緑の部分の成形色がグレーに変更されており、「HGBC ガンプラバトルアームアームズ」のアーム部分と「HGカスタマイズキャンペーン」で配布された全6種の武器が付属している。

余談 [編集 | ソースを編集]

  • 『00』終盤で他のガンダムと共にトランザムシステムが使用可能となったが、上述した通り、TV本編では本機単体でトランザムが使用される事はなかった。1stシーズンの放送終了後にファンの要望を受けてか、トランザムカラーのガンプラが発売されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア [編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]