「ガンダムファイト国際条約」の版間の差分

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== ガンダムファイト国際条約(Gundam Fight International Treaty) ==
 
== ガンダムファイト国際条約(Gundam Fight International Treaty) ==
[[ガンダムファイト]]における規定ルール。全七カ条で構成され、それぞれに補足項目も設定されている。
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[[ガンダムファイト]]における規定ルール。全七カ条で構成され、この条約に批准するすべての国家にガンダムファイト参加の権利と、履行の義務が発生する。
  
このルールによってガンダムファイトは代理戦争であると同時にスポーツ性が担保されており、[[ガンダムファイター]]達も、原則としてこれに則りファイトを行う。
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このルールによってガンダムファイトは代理戦争であると同時にスポーツ性が担保されており、それぞれに補足事項も設定されている。[[ガンダムファイター]]達も、原則としてこれに則りファイトを行う<ref>但しここで指すスポーツ性とはあくまで「ルールを明確に定め勝敗の定義や在り方を明瞭にしている」ということのみを指すだけであり、「ガンダムファイトはスポーツではない。コロニー国家の主導権を賭けた戦争の代替行為である」と作中においても明言されている。</ref>。
  
 
なお、この条約は主にサバイバルイレブンで適用される基本ルールであり、決勝大会では開催国によって独自に決勝ルールが制定される場合もある。
 
なお、この条約は主にサバイバルイレブンで適用される基本ルールであり、決勝大会では開催国によって独自に決勝ルールが制定される場合もある。
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2024年4月23日 (火) 10:53時点における最新版

ガンダムファイト国際条約(Gundam Fight International Treaty)[編集 | ソースを編集]

ガンダムファイトにおける規定ルール。全七カ条で構成され、この条約に批准するすべての国家にガンダムファイト参加の権利と、履行の義務が発生する。

このルールによってガンダムファイトは代理戦争であると同時にスポーツ性が担保されており、それぞれに補足事項も設定されている。ガンダムファイター達も、原則としてこれに則りファイトを行う[1]

なお、この条約は主にサバイバルイレブンで適用される基本ルールであり、決勝大会では開催国によって独自に決勝ルールが制定される場合もある。

条文 [編集 | ソースを編集]

ガンダムファイト国際条約 [編集 | ソースを編集]

  • 第1条 頭部を破壊されたものは失格となる
モビルファイターの頭部には機体の制御システム等の重要システムが集中しており、ここを破壊された場合、MFは機能を完全に停止してしまう。こうなると代表選手として失格となり決勝大会への出場権を得る事は不可能となる。しかし失格となるのは完全に破壊された場合(粉砕など)であり、かすり傷程度であれば問題はない。
ただし第13回大会においては主催者であるウォン・ユンファが既に失格となったネロスガンダム及びジョンブルガンダム(実際には共にガンダムヘブンズソードグランドガンダムが擬態した姿)の決勝大会への参加を容認している。
  • 第2条 相手のコクピットを攻撃してはならない
ガンダムファイトにおいてコックピットへの直接攻撃による故意の殺人は認められない。ただし捕捉事項として、コックピットへの誘爆による死亡など、試合中の過失によるパイロットの殺害は認められている。
ネオエジプトのファイター、ダハール・ムハマンドがコックピットへの誘爆により死亡した事例の他、『G』第7話でドモン・カッシュが第6条に抵触し国家反逆罪となったチコ・ロドリゲスの逃亡を手助けするべく補足事項を逆手に取ったファイトを実行している。
  • 第3条 破壊されたのが頭部以外であれば、何度でも修復し決勝リーグを目指すことが出来る
頭部が無事かつ腕部や脚部など機体の一部を損失した場合でも修復によりファイトの継続が可能。補足事項として、機体の乗り換えについても前の搭乗機のデータを引き継いだ機体に限り1度だけ許可されている。
「国家の威信の象徴」であるガンダムの盗難・損失は国家にとって一大事であり、ファイター側にとっても第6条に抵触しかねない事態となる。
『G』第3話では地球降下時のミスで盗賊「黒龍団」にドラゴンガンダムを奪われたサイ・サイシーが、奪還のため知略を巡らす事になる。
  • 第5条 1対1の闘いが原則である
ガンダムファイトは、双方が目視可能な状態でのタイマンが原則となる。ただし、状況に応じてタッグマッチ等の変則的な試合は認められている。
  • 第6条 国家の代表であるガンダムファイターは、その威信と名誉を汚してはならない
国家を代表して育成・訓練を受けたガンダムファイターは最後までファイターとして闘わなければならない。脱走した場合、国家反逆罪として罪に問われる場合もある。
『G』第7話ではネオメキシコのファイター、チコ・ロドリゲスが妹との夢を叶えるべく逃亡したため国家反逆罪で追われる身となっている。
  • 第7条 地球がリングだ!
なお、ガンダムファイトで地球上の建造物を破壊しても罪に問われない。また、特別な事情が無い限り一度地球へ降りたガンダムファイターがコロニーへ戻る事は禁止されている。

第13回ガンダムファイト決勝大会3カ条 [編集 | ソースを編集]

  • 第1条 決勝リーグにおいては、機体の交換および修理改造が何度でも認められる。
頭部を破壊されても機体の修復が可能。機体の乗り換えについても制限を設けていない。これは機体が変容するデビルガンダム四天王に都合の良いルールとなっている。
  • 第2条 勝利のためならば手段は問わない。
意図的な対戦相手の殺害を認めるものであり、国際条約第2条を無効化するルール。ファイトの激化による他国の有力ファイターの排除を目的としていたとされる。
  • 第3条 このルールの下に最終バトルロイヤルを生き残った最後の一体に「ガンダム・ザ・ガンダム」の栄誉が与えられる。
幾多もの死闘をくぐり抜け優勝を手にした者には栄誉ある「ガンダム・ザ・ガンダム」の称号が与えられ、優勝国家は次のガンダムファイトが開催されるまでの4年間、コロニー連合の支配権を得る事ができる。
第13回大会は最終的にネオジャパンが優勝したものの、デビルガンダム事件ウルベ・イシカワのクーデターにより地球が存亡の危機に陥った責任から自ら支配権を放棄した。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム
初出作品。作中、話を追う毎にドモン・カッシュらによって7カ条が語られており、ガンダムファイトという独自の世界観の解説に一役買っている。決勝大会では主催者のウォン・ユンファによって新たに決勝大会3ヶ条が追加されている。ガンダムシリーズの条約としては全文が詳細に設定されている珍しい物である。
機動武闘外伝ガンダムファイト7th
Gガンダム本編とルールは変わらない。ただし、決勝大会は参加ガンダム全参加によるバトルロイヤル方式となっている。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ガンダムファイト
ガンダムファイター
モビルファイター

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 但しここで指すスポーツ性とはあくまで「ルールを明確に定め勝敗の定義や在り方を明瞭にしている」ということのみを指すだけであり、「ガンダムファイトはスポーツではない。コロニー国家の主導権を賭けた戦争の代替行為である」と作中においても明言されている。