「ジムIII」の版間の差分
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2012年11月5日 (月) 16:41時点における版
RGM-86R ジムIII(GM III)
- 登場作品:機動戦士ガンダムΖΖ
- デザイナー:カトキハジメ、佐山善則(クリンナップ)
- 分類:汎用量産型モビルスーツ
- 装甲材質:チタン合金セラミック複合材、ガンダリウム合金(一部)
- 頭頂高:18.0m
- 本体重量:38.6t
- 全備重量:56.2t
- 主動力:熱核融合炉
- ジェネレーター出力:1,560kw
- スラスター総推力:81,200kg
- センサー有効半径:10,900m
- 開発組織:地球連邦軍
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:地球連邦軍一般兵
地球連邦軍の量産型モビルスーツ。
ジムIIの後継機で、第一次ネオ・ジオン抗争時において主力機として製造された。
機体はマイナーチェンジではなく新たに設計されており、新技術も使う事で生産性を落とさずにこれまでの量産機以上の機動性や運動性を獲得している。また、これにより一部ではガンダムMk-IIと同等以上のパフォーマンスも得た。バックパックはそのガンダムMK-IIの物の量産モデルであり、生産コストは低くなっている。形状は全く同じという訳ではないものの、こちらも一応Gディフェンサーとの合体機構が存在する。
肩部や腰部にはそれぞれミサイルポッドやミサイルランチャーを装備でき、中・長距離支援用MSとしても運用可能。これら以外にも戦術に応じた別仕様の装備が存在しているという。
前述のように本機は新たに設計された機体だが、中には急場しのぎ的にジムIIから改装した機体も存在するという。
また、高い頻度で生産数の調整や装備のアップデートが行われており(ちなみに各部の規格はジムを基本としていた事もあり、装備の追加やコクピット、ジェネレーターの換装等は容易であった)、複数の生産拠点がありながらも実際の生産数はそれ程多くなかった。
本機は胸部が赤く塗られた連邦軍仕様で、他にカラバ仕様が存在する。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 連邦軍が開発したという設定があるのみで直接登場はしていない。劇中で実際に登場しているのはカラバ仕様の機体ばかりである。
装備・機能
特殊機能
- 換装
- 肩部と腰部の支援用装備を換装可能。
- 合体
- Gディフェンサーと合体可能。ただし、実際に合体して運用された例はほとんど無い。
- 分離
- 肩部と腰部の支援用装備を分離可能。
Gディフェンサー合体時はこれも分離出来る。
武装・必殺攻撃
- 60mmバルカン砲
- 頭部に2門内蔵している。牽制や迎撃等に使用される。
- ビームライフル
- 本機の主兵装。外見や製造コストはジムIIの物とほぼ同じだが、約50%の出力アップが図られている。相変わらずエネルギーパック方式ではなく本体供給方式を採用している為、継戦能力は低いまま。
- ビームサーベル
- 背部に2本マウントされている。ガンダムMk-IIの物と同じ形状だが、一般的な量産品のビーム発振器が使われている。
- ノーマルミサイルポッド
- 両肩に1基ずつ、計2基を装備可能。発射後はパージ出来る。
4連装の中型ミサイルを搭載した「ノーマルミサイルポッド」と15×2発のマイクロミサイルを搭載した「オプションミサイルポッド」の2種類がある。 - 大型ミサイルランチャー
- 2連装の「大型高性能ミサイル」を搭載したオプション武装で、腰部に1基ずつ、計2基を装着出来る。対応するジョイントやコネクターを使えば腰部以外にも装着可能。
大型高性能ミサイルはネオ・ジオン軍の重MSへの対処策として用意された物で、機動性を高めるべく特殊な形状をしている。 - シールド
- 防御用の実体盾。ジムIIと同一の物をベースに改良が加えられ、軽量化を図りつつ使用している耐ビームコーティング剤の改善が行われている。
一部資料ではミサイルを装備している際は使用できないとされているが、普通に装備している姿がよく見受けられる。
関連機体
- ジムIII (カラバカラー)
- ジムIII (デザートカラー)
- ヌーベル・ジムIII
- 『ガンダム・センチネル』に登場。
ジムIIの改良型であるジムIIIと違い、完全に一から設計、製造された機体で、ジムIII以上の性能を持つ。第2次ネオ・ジオン抗争時まで運用されていた。 - ジムII
- 前世代機。近代化改装を施してジムIIIとなった機体も多い。
- ジム
- ジムシリーズ
- ネモ
- アナハイム・エレクトロニクス社が開発したジムタイプ。この機体と統合することでジェガンが開発される。
- ジェガン
- ジムとネモの設計思想を統合させた、連邦軍最良のモビルスーツ。ジムIIIが存在しなければ、ここまでの機体が生まれる事もなかったであろうと言われている。
- ガンダムMk-II