「リック・ディアス」の版間の差分
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2012年11月6日 (火) 16:44時点における版
RMS-099 リック・ディアス (Rick Dias)
- 登場作品:機動戦士Ζガンダム(劇場版)
- デザイナー:永野護
- 分類:攻撃用量産型モビルスーツ
- 装甲材質:ガンダリウムγ
- 頭頂高:18.7m
- 本体重量:32.2t
- 全備重量:54.7t
- 主動力:熱核融合炉
- 開発組織:アナハイム・エレクトロニクス社
- 所属:エゥーゴ
- 主なパイロット:クワトロ・バジーナ、アポリー・ベイ、ロベルト、アムロ・レイ、他
アナハイム・エレクトロニクス社が開発したエゥーゴ初のオリジナルモビルスーツ。第2世代モビルスーツの代表的な存在であり、ドムとガンダムを融合したような機体。開発は旧ジオン系の技術者が中心となっている。
装甲材にはアクシズで開発され、クワトロ・バジーナ大尉からアナハイム・エレクトロニクス社にもたらされた新素材「ガンダリウムγ」を使用している。これによって、既存の装甲材と同程度の強度が数分の1の厚さで得られるので、大幅に軽量化され、プロペラント積載量の飛躍的な増加に成功しており、高い機動性を誇る。また、背部にバインダーが装備されており、本機の運動性を向上させている。このバインダーは取り外す事でシールドや投擲武装として使う事も出来る。
本来の型式番号はMSA-099だが、地球連邦軍の目からエゥーゴの動向を誤魔化すためにRMS-099とされた。
ちなみに、装甲材にガンダリウムγを採用した事から開発時は「ガンマガンダム」のコードネームで呼ばれ、後にクワトロ大尉から、宇宙用の機体を意味する「リック」と喜望峰の発見者「バーソロミュー・ディアス」にちなんで、「リック・ディアス」と命名された。
劇中序盤から登場し、クワトロ用の赤い機体と一般の黒い機体が存在する。クワトロが百式に乗り換えて以降は、一般機も全て赤いカラーリングに変更された。
ガンダムMk-IIと比べても互角といわれる程の優れた性能を秘めており、ティターンズの新鋭モビルスーツとも対等に渡り合っている。このように高性能な機体ではあるが生産コストが高めであるため、士官用の機体として少数が量産されるに止まった。
ロベルト戦死後はアーガマにアポリー率いるリック・ディアス隊が結成されている。
なお、長いガンダムの歴史の中で、アムロとシャアが共通して搭乗した事がある唯一のMSである。
登場作品と操縦者
装備・機能
特殊機能
- 分離
- バインダーを分離可能。
- 多目的ランチャー
- 指の付け根にある装備。トリモチやダミーバルーンを発射可能。
武装・必殺攻撃
- バルカン・ファランクス
- 頭部に内蔵されている近接防御兵装。使用時はカバーを開く。
- ビームサーベル
- 腰部に1本マウントしている。
- ビームピストル
- 背部に2つマウントされている。そのまま、手に持たずに発射する事もできる。
- クレイバズーカ
- 本機の主兵装。弾数は7+1発。
- ビームライフル
- 元々はガルバルディβの武装。本機も使用しているシーンがある。
対決・名場面
- 対アッシマー
- 第16話「白い闇を抜けて」にて。ブラン・ブルタークのアッシマーに対し、カミーユのガンダムMk-IIとアムロのリック・ディアスが交戦する。この戦闘はアムロの搭乗するリック・ディアスの独壇場で、アムロの優れた技量がブランのアッシマーを追い詰めていく。最後にブランはカミーユのMk-IIに取り付き、ビームサーベルを奪ってカミーユを道連れにしようとするが、アムロがアッシマーの右腕を切断し、胸部にサーベルを突き刺して撃墜。ブランは「アッシマーがぁ!!」と叫んで戦死している。
関連機体
- クワトロ専用リック・ディアス
- クワトロ・バジーナ用の赤いリック・ディアス。
- プロトタイプ・リック・ディアス
- シュツルム・ディアス
- リック・ディアスの武装強化型。
- リック・ディアスII
- レッテン・ディアス
- ディジェ
- リック・ディアスを基に、カラバが独自開発した機体。
- ガンダム試作2号機
- 本機の開発データがリック・ディアスに活かされている。