「ダブルオーライザー」の版間の差分
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+ | オーライザーとの合体機構を転用する事で完全稼動を図っている事から「急ごしらえ」と言っても過言ではないのだが、その割にはその性能の高さは異常な程で、この形態だとGN粒子の密度が飛躍的に増大している為か、[[ガデッサ]]や[[ガラッゾ]]等といった[[イノベイター]]らが開発した新型機すら圧倒できる。更にオーバーロードを引き起こさずにトランザムを起動でき、粒子放出量が理論的限界値をも凌駕する7倍にまで跳ね上がる。出力数値についても200%を超える数値を叩き出した。ちなみにトランザム使用時は「'''トランザムライザー'''」と呼ばれる。 | ||
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2024年8月23日 (金) 12:24時点における最新版
ダブルオーライザー | |
---|---|
外国語表記 | 00 Raiser |
登場作品 | |
デザイン | 海老川兼武 |
スペック | |
---|---|
分類 | モビルスーツ(第4世代ガンダム) |
型式番号 | GN-0000+GNR-010 |
全高 | 18.3m |
重量 | 75.1t |
主動力 | GNドライヴ×2(ツインドライヴシステム) |
装甲材質 | Eカーボン |
開発組織 | ソレスタルビーイング |
所属 | ソレスタルビーイング |
主なパイロット |
概要[編集 | ソースを編集]
ソレスタルビーイングの太陽炉搭載型モビルスーツ。
ダブルオーガンダムとオーライザーがドッキングした状態で、後者に搭載された安定化システムによりツインドライヴシステムを完全稼働させる事が出来るようになっている。
また、オーライザーの大型GNコンデンサーを追加タンクとする事で、ダブルオー単体では受け止めきれず大部分排出するしかなかったツインドライブによる粒子生成量を実用に活かせるようにもなった。
オーライザーとの合体機構を転用する事で完全稼動を図っている事から「急ごしらえ」と言っても過言ではないのだが、その割にはその性能の高さは異常な程で、この形態だとGN粒子の密度が飛躍的に増大している為か、ガデッサやガラッゾ等といったイノベイターらが開発した新型機すら圧倒できる。更にオーバーロードを引き起こさずにトランザムを起動でき、粒子放出量が理論的限界値をも凌駕する7倍にまで跳ね上がる。出力数値についても200%を超える数値を叩き出した。ちなみにトランザム使用時は「トランザムライザー」と呼ばれる。
ダブルオー側のコクピットにパイロットが乗っていれば一人でも動かせるが、最大限に性能を発揮するには、脳量子波で機体の調整を行えるイノベイターでもない限りは、オーライザー側のコクピットにもパイロットを乗せ、ライザーシステムを調整する必要がある。「合体状態でプトレマイオス2に格納出来ない」という急ごしらえが故の問題点(どちらかと言えばトレミー側の問題)もあり、毎回個別に出撃してから合体しなければならないという地味な制約もある。この問題は劇場版までにトレミー側が改良され、プトレマイオス2改になったため解決した。
もはや本機は「ガンダムを超えた存在」であり、その事により名称から「ガンダム」が外されている。また、トランザムライザー時の超絶的な戦闘力を考慮し、GNヘビーウェポンは用意されず、GNソードⅢのみの追加となっている。
登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]
- 機動戦士ガンダム00(2ndシーズン)
- 刹那・F・セイエイと沙慈・クロスロードが乗り込み、赤ハロが同乗してサポートを行う。
ラグランジュ3での戦闘で初めて実戦投入され、たった1機で戦局を塗り替える程の活躍をしている。その後もその超絶的な高性能でアロウズやイノベイターらを圧倒したが、最終決戦にてリボンズ・アルマークのリボーンズガンダムと交戦して大破。最終的に右肩のGNドライヴはガンダムエクシアリペアIIに、左肩の物は0ガンダム (実戦配備型)にそれぞれ搭載された。 - 劇場版 機動戦士ガンダム00
- 映画「ソレスタルビーイング」内に登場。
- G-ROOMS
- 地球連邦軍クーデター派の艦隊がソレスタルビーイング号へ向かう本機の後姿の映像を捉えている。
装備・機能[編集 | ソースを編集]
特殊機能[編集 | ソースを編集]
- ツインドライヴシステム
- 2基のGNドライヴを同調させる事で稼働率を高めて粒子生産量を2乗化させ、更に粒子融合現象を起こしてGN粒子の高純度化を促すシステム。
しかし、起動条件が非常に厳しく、GNドライヴ同士の相性が悪いと起動しない上、安定性も悪いという欠点がある。
トランザムシステム起動と共にイオリア・シュヘンベルグからもたらされた理論を基にして開発され、一番相性の良い0ガンダムとガンダムエクシアのGNドライヴを搭載し、更にトランザムを使用する事でようやく安定稼働領域に達した。
その後もシステムの不安定さに悩まされていたが、支援機であるオーライザーに搭載された制御システムによって安定化に成功した(完全に同期がとられているGNドライヴ2基で運用する場合には、これらの問題は発生しない)。 - トランザムシステム(TRANS-AM)
- オリジナルのGNドライヴのブラックボックス内に組み込まれていたシステム。機体各部のGNコンデンサー内に蓄積している高濃度圧縮粒子を全面開放する事で機体性能を通常の3倍以上に引き上げるというもの。ただし、限界時間がある上、使用後はしばらく性能が大幅にダウンしてしまうという短所もある。
第4世代機以降はトランザムの使用を前提に設計している事から、これらの問題をある程度克服する事に成功している。また、本機のトランザムは他の機体以上の出力が得られる。他にも、機体の量子化による攻撃回避や量子空間の開放による人々の意思の伝搬等といった未知の現象が発生している。 - トランザムバースト(TRANS-AM BURST)
- 本機に隠されていたシステム。
純粋種のイノベイターの脳量子波とツインドライヴシステムが連動する事で格段に高められた高純度のGN粒子を発生させる。超高純度のGN粒子を大量散布することで、通常のトランザム以上に周囲にいる人々の意思の伝搬が可能となる他、擬似GN粒子による細胞異常の進行停止及び治癒効果を与える。また、任意で脳量子波の妨害を行うことも可能で、イノベイドらの脳量子波をかく乱して、ルイス・ハレヴィを遠隔操作から解放するなどの効果も確認されている。このGN粒子を受けた者の多くがイノベイターへと覚醒、もしくはその兆候を見せている。 - GNフィールド
- GN粒子で形成されたバリア。様々な攻撃を防ぐ事ができる。
- 量子化
- 機体を量子化させて別の場所に再構築する事で、敵機からの攻撃を回避する。トランザムライザー時にのみ使用可能。量子テレポートの一種だが、後に開発されたダブルオークアンタとは異なり、ごく短距離しかテレポートできず、自由にコントロールする事もできない。
- 分離
- ダブルオーガンダムとオーライザーに分離する。
武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]
- GNビームサーベル
- 腰部に2本マウントされているビームの剣。GN粒子で形成された刃で敵機を溶断する。刃の長さを調節可能で、GNビームダガーとしても使用できる。
- GNソードII
- 本機の主兵装。腰部に2本マウントされている。エクシアのGNソードを発展させた物であるが、形状はどちらかというとGNブレイドに似ている。ソードモードとライフルモード、ビームサーベルモードの3種類に変形可能。ライフルモード時の攻撃力も高くなっており、戦艦を一撃で撃沈する事も出来る。また、2本を連結して使用する事も可能で、「GNツインランス」などと呼ばれる。スサノオとの交戦時に喪失した。
- GNシールド
- 本機の防御兵装。表面にはGN粒子を定着させており、ビーム・実弾を問わず防御可能。先端には伸縮可能なGNブレイドを内蔵しており、打突武装としても使える。上下で分割可能な構造となっており、本形態時には基本的にオーライザーのサイドバインダーにあるハードポイントに装着される。ちなみにこのサイドバインダーもシールドとして使えるようになっている。但し、作中ではダブルオーガンダムの時にしか装備していない。
- GNバルカン
- オーライザー本体に4門内蔵されている近接防御用の武装。本形態時には使用角度が大きく制限されてしまっている為、使用されない。
- GNビームマシンガン
- オーライザーのサイドバインダーの内側に1門ずつ内蔵されている速射式のビーム砲。
- GNマイクロミサイル
- オーライザーのサイドバインダーの外側に4門ずつ、計8門を装備している実弾兵器。デュナメスなどに装備されている物を小型化した物だが、威力は以前と変わらない。
- GNソードIII
- ライザーソードの出力に対応する為、セブンソードのデータを使って新たに設計された武装。「GNライフルモード」と「GNソードモード」の2種類に変形する。ライフルモードは銃口が3連装になった事で集束、連射、拡散の各種撃ち分けが可能となっており、戦艦も一撃で撃沈できる威力がある。実体剣の部分はGNカタールで試作的に使われていたクリアグリーンの新素材製で、切れ味がさらに増している。もちろん、ビームサーベルも発生可能。
- ライザーソード
- トランザムライザー時に使用可能な超巨大ビームサーベル。オーライザーにパイロットが乗り込み、搭載されている「ライザーシステム」を起動させた状態でトランザムを発動させ、GNソードII2本とサイドバインダーを前方に向けて全長1万km(小説版より)のサーベルを形成させる。その威力は絶大で、エンプラスのGNフィールドを易々と貫き戦艦や衛星兵器を一刀両断できるうえ、モビルスーツに至っては完全に蒸発してしまう。その分、粒子消費量も桁違いであり、一度使用するとしばらくは行動不能に陥ってしまう。これはGNソードIIがダブルオーガンダム単体での出力に合わせて設計されたため、ライザーソードの出力に対応できずに引き起こされる現象である。後にGNソードIIIを装備する事で、それのみでライザーソードを形成可能となり、威力を抑え(それでも戦艦3隻を切り裂く程の威力)る事で粒子消費量もかなり抑える事に成功し使い勝手が向上している。
その描写から、イデ○ンソードと呼ぶ視聴者もいる。事実製作サイドからそれを意識した事が語られており、他にはヴァーチェのバーストモードが波○ガンだったりする。また、そうなればトランザムバーストはイ○オン最終回である。ちなみにイデオ〇では「分かり合えないまま行きつくところまで行った」という悲惨な結末を迎えるわけだが、ガンダム00では「分かり合うことでそうならなかった」という対比とも思える結末となっており、インタビューなどの言葉の端にはあるいはそうした意識があったのではないか?と推察できる部分も見受けられた。
劇中劇・映画「ソレスタルビーイング」内では、ガンダム4機のトランザムを一つに融合させた必殺技に変更されていて、使う際には右腕を変形させる。 - 実剣
- 映画「ソレスタルビーイング」内で使用。派手な装飾が施されている。
対決・名場面[編集 | ソースを編集]
- 対スサノオ
- グラハム・エーカーに申し込まれた正々堂々の「果し合い」で対峙。
序盤こそ王留美を追撃するルイス・ハレヴィに気を取られ散漫気味であったがその後は持ち直す。接近戦に特化したスサノオと中~近距離を得意とするダブルオーライザーの一騎打ちは終始互角で進み、一気に決着をつけるべく両者ともトランザムを起動。ダブルオーライザーの意識共有現象(の初期段階)を経て、ダブルオーライザーがスサノオの姿勢を崩しGNツインランスで追撃を行うが、これはスサノオの肩口で受け流され、逆に武器を弾き飛ばされてしまう。逆に武器を失ったダブルオーライザーにスサノオが必殺の一撃を放つも今度はダブルオーライザーが強化サーベル「ソウテン」を白刃取りでこれを受け止め、そのままへし折る。さらにダブルオーライザーは予備のGNビームサーベル二刀流でスサノオの両肩を貫いて勝負あり。攻守が目まぐるしく入れ替わる激闘はダブルオーライザーの勝利で終わった。 - 対リボーンズガンダム
- 刹那は続く激戦で失神寸前、トランザムバーストにより機体の粒子残量も枯渇状態という悪条件で会敵。
- 近づけばガンダムモード、離れればキャノンモードという距離を巧みに使うリボーンズガンダムに苦戦を強いられる。さらにヒリング・ケアとリヴァイヴ・リバイバルが参戦して3対1の圧倒的な不利な状況に追い込まれるもアレルヤ・ハプティズムとロックオン・ストラトスが間一髪で救出。そのまま3対3で互角の勝負へと持ち直す。しかしイノベイター側はヴェーダからのバックアップを失い、ヒリングとリヴァイヴの2名が撃破されるとプトレマイオス2からの砲撃支援まで受けるハメになり、戦力的には逆転。さらに「純粋種」として覚醒した刹那に徐々に押し戻され、両者とも次々に機体を破損させていく。最後はダブルオーライザーが量子化からのGNソードⅢでリボーンズガンダムの背を大きく切り裂くが、リボーンズガンダムも振り向きざまにビームサーベルを一閃してダブルオーライザーの左肩を斬り飛ばす。しかしこの一撃で両機とも機体が限界に達して大破。戦闘不能となった。
関連機体[編集 | ソースを編集]
- ダブルオーガンダム/オーライザー
- ダブルオーライザーはこの2機の合体形態である。
- ダブルオーガンダム セブンソード
- ダブルオーライザーとは別の武装強化案。オーライザーによるツインドライヴの安定性が優先されたため、設計のみに止まった。
- ダブルオーガンダム セブンソード/G
- 大破したダブルオーを修復すると共に、セブンソードとGNソードIIブラスターを追加。イノベイターに変革した刹那に合わせて調整されている。
- ダブルオーライザー (粒子貯蔵タンク型)
- 劇場版に登場。破壊された2基の太陽炉の代わりに粒子貯蔵タンクを装備した機体。
- ダブルオークアンタ
- 後継機。オーライザーのような支援機無しでのツインドライヴの安定稼働を実現した「対話の為のガンダム」。
商品情報[編集 | ソースを編集]
ガンプラ[編集 | ソースを編集]
フィギュア [編集 | ソースを編集]