「機動戦士ガンダムUC」の版間の差分

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== 機動戦士ガンダムUC(Mobile Suit Gundam Unicorn) ==
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{{作品概要
漫画雑誌『ガンダムエース』掲載の小説『機動戦士ガンダムUC』を始めとする作品。
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| 読み = きどうせんしガンダムユニコーン
;著
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| 外国語表記 = Mobile Suit Gundam Unicorn
:[[福井晴敏]]
+
}}
;キャラクターデザイン
+
 
:[[安彦良和]]
+
{{書籍概要
;メカニックデザイン
+
| タイトル = <small>小説 機動戦士ガンダムUC</small>
:[[カトキハジメ]]
+
| 読み =  
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| 外国語表記 =
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| 著者 = 福井晴敏
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| 原案 = 矢立肇<br/>富野由悠季
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| 原作 =
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| 作画 =
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| 文章 =
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| 企画 =
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| 編集 =
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| 企画・編集 =
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| 表紙カバー =
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| デザイン =
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| 装幀・デザイン =
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| キャラクターデザイン = 安彦良和
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| メカニックデザイン = カトキハジメ
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| コミック =
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| イラスト =
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| 挿絵 = 虎哉孝征
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| シナリオ =
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| モデリング協力 =
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| 撮影 =
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| CGエフェクト =
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| 3Dモデリング =
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| カバーモデリング =
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| 監修 =
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| 協力 =
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| 編集・協力 =
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| 編集人 =
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| 発行人 =
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| 発行所 =
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| 出版社 =
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| レーベル =
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| 印刷所 =
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| 製本 =
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| 印刷・製本 =
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| 発売元 =
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| 掲載誌 = [[月刊ガンダムエース]]
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| 発売日 =
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| 刊行日 =
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| 発表期間 =
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| 掲載期間 =
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| 刊行期間 =
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| 巻数 = 全10巻+追補小説2巻
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| 話数 =
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| 価格 =
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| その他 =
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}}
 +
 
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{{作品概要
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| タイトル = <small>機動戦士ガンダムUC (OVA版)</small>
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| 読み =
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| 外国語表記 =
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| 原作 = 矢立肇<br/>富野由悠季
 +
| 原案 =
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| 著者 =
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| 作画 =
 +
| 挿絵 =
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| 総監督 =
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| 監督 = 古橋一浩
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| ストーリー構成 = 福井晴敏
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| シリーズ構成 =
 +
| 脚本 = むとうやすゆき
 +
| キャラクターデザイン =
 +
*安彦良和 (オリジナルキャラクター)
 +
*高橋久美子 (アニメーションキャラクター)
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| メカニックデザイン = 大河原邦男 (原案)<br/>カトキハジメ<br/>石垣純哉<br/>玄馬宣彦<br/>明貴美加 (協力)
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| デザインワークス =
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| デザイン協力 =
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| 設定ベース = 小倉信也
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| スーパーバイザー =
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| コンセプトアドバイザー =
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| 色彩設計 = すずきたかこ
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| CGディレクター = 藤江智洋
 +
| モニターデザイン = 佐山善則<br/>上村秀勝
 +
| 美術 = 池田繁美 (監督)
 +
| 音楽 = 澤野弘之
 +
| 音響 = 木村絵理子 (監督)
 +
| 特殊効果 =
 +
| 効果 =
 +
| 演出 =
 +
| 撮影 = 葛山剛士 (監督)<br/>田中唯 (監督)
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| 制作 = サンライズ
 +
| 編集 = 今井大介
 +
| 調整 =
 +
| 録音 =
 +
| 現像 =
 +
| チェック =
 +
| 企画 =
 +
| 協力 =
 +
| プロデューサー =
 +
| 放送局 =
 +
| 配給元 =
 +
| 発売元 =
 +
| 掲載誌 =
 +
| 出版社 =
 +
| レーベル =
 +
| 配信元 =
 +
| 放送期間 =
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| 公開日 =
 +
| 発売日 =
 +
| 発表期間 = 2010年3月12日~2014年6月6日
 +
| 刊行期間 =
 +
| 配信開始日 =
 +
| 話数 = 全7話
 +
| アニメ版 = 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
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| 備考 =
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| その他 =
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}}
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{{書籍概要
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| タイトル = <small>機動戦士ガンダムUC バンデシネ</small>
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| 読み =
 +
| 外国語表記 =
 +
| 著者 =
 +
| 原案 =
 +
| 原作 =
 +
| 作画 = 大森倖三
 +
| 文章 =
 +
| 企画 =
 +
| 編集 =
 +
| 企画・編集 =
 +
| 表紙カバー =
 +
| デザイン =
 +
| 装幀・デザイン =
 +
| キャラクターデザイン =
 +
| メカニックデザイン =
 +
| コミック =
 +
| イラスト =
 +
| 挿絵 =
 +
| シナリオ =
 +
| モデリング協力 =
 +
| 撮影 =
 +
| CGエフェクト =
 +
| 3Dモデリング =
 +
| カバーモデリング =
 +
| 監修 =
 +
| 協力 =
 +
| 編集・協力 =
 +
| 編集人 =
 +
| 発行人 =
 +
| 発行所 =
 +
| 出版社 =
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| レーベル = 角川コミックス・エース
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| 印刷所 =
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| 製本 =
 +
| 印刷・製本 =
 +
| 発売元 =
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| 掲載誌 = [[月刊ガンダムエース]]
 +
| 発売日 =
 +
| 刊行日 =
 +
| 発表期間 =
 +
| 掲載期間 = 2010年3月号~2017年2月号
 +
| 刊行期間 =
 +
| 巻数 = 全17巻
 +
| 話数 =
 +
| 価格 =
 +
| その他 =
 +
}}
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[月刊ガンダムエース]]で連載されていた小説。
+
漫画雑誌『[[月刊ガンダムエース]]』で2007年から2009年まで連載された福井晴敏による小説作品。
小説なのにコミックスの分類で出版、ユニコーンガンダムの武装が付いた特別版が出るなど特徴的な商品展開も注目を集める。
 
2010年3月から、OVAシリーズがリリース。当初は全6話の予定だったが「全7話」に変更され、2014年5月17日に最終話が公開。OVAとしては異例の4年という長期間を経てついに完結。
 
(より正確に言うのであれば、エピローグ「百年の孤独」も含めると8話。)
 
 
 
1~6巻までは約60分の映像時間だが、7巻だけは90分+αの大ボリュームになった。
 
噂に過ぎないが、ある責任者が「機動戦士ガンダムUC」のストーリーや映像のすばらしさに感激し「やるなら徹底的にやろう」と持ちかけたのが始まりだという話もあるほど。
 
  
 +
小説でありながらコミックスの分類で出版され、[[ユニコーンガンダム]]や[[シナンジュ]]の武装が付属した特別版が刊行されるなど、特徴的な商品展開も注目を集める。意欲的なメディアミキシング戦略を行い、コミック、プラモデル、音楽、テレビゲームといった多くの媒体で「機動戦士ガンダムUC」の名前が聞かれた。
  
意欲的なメディアミキシング戦略を行い、コミック、プラモデル、音楽、テレビゲームといった多くの媒体で「機動戦士ガンダムUC」の名前が聞かれた。
+
原作小説の完結後、2010年3月よりOVAシリーズがリリースされ、ガンダムシリーズ初の小説原作アニメして注目を浴びる。当初は全6話の予定だったが全7話に延長され、2014年5月17日に最終話が公開。OVAとしては異例の4年という長期間を経て完結<ref>より正確に言うのであれば、エピローグ「百年の孤独」も含めると8話。1~6巻までは約60分の映像時間だが、7巻だけは90分+αの大ボリュームとなった。</ref>。その後、OVA版を元に再編集したTVシリーズ『機動戦士ガンダムUC RE:0096』が2016年に放送された。
  
 
== ストーリー ==
 
== ストーリー ==
50行目: 202行目:
 
:主人公。工業コロニーインダストリアル7にあるアナハイム工業専門学校の生徒。
 
:主人公。工業コロニーインダストリアル7にあるアナハイム工業専門学校の生徒。
 
;[[ミネバ・ラオ・ザビ|オードリー・バーン]]
 
;[[ミネバ・ラオ・ザビ|オードリー・バーン]]
:ヒロイン。工業コロニーインダストリアル7に潜入した「袖付き」関係者。「女優オードリー・ヘップバーンの名前をもじった名を名乗る彼女の正体は…。
+
:ヒロイン。工業コロニーインダストリアル7に潜入した「袖付き」関係者。女優「オードリー・ヘップバーン」の名前をもじった名を名乗る彼女の正体は…。
 
;[[タクヤ・イレイ]]
 
;[[タクヤ・イレイ]]
 
:バナージの友人。同じアナハイム工業専門学校の生徒で、ルームメイトでもある(OVA版ではこの描写がないため変更されている可能性も)。モビルスーツオタクで、一目見ただけで機体の形式番号やスペックを言い当ててしまう。そのほか、メカニックとしての素質もあるようだ。将来はアナハイム・エレクトロニクス社に就職したいと考えているらしい。
 
:バナージの友人。同じアナハイム工業専門学校の生徒で、ルームメイトでもある(OVA版ではこの描写がないため変更されている可能性も)。モビルスーツオタクで、一目見ただけで機体の形式番号やスペックを言い当ててしまう。そのほか、メカニックとしての素質もあるようだ。将来はアナハイム・エレクトロニクス社に就職したいと考えているらしい。
109行目: 261行目:
 
;[[フル・フロンタル]]
 
;[[フル・フロンタル]]
 
:[[シャア・アズナブル]]の再来と言われる謎の男。
 
:[[シャア・アズナブル]]の再来と言われる謎の男。
 +
;[[アンジェロ・ザウパー]]
 +
:フロンタル親衛隊隊長。
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
 
;[[スベロア・ジンネマン]]
:「袖付き」に所属する偽装貨物船ガランシェールの船長。
+
:偽装貨物船ガランシェールの船長。
 
;[[マリーダ・クルス]]
 
;[[マリーダ・クルス]]
:「袖付き」のMSパイロット。ジンネマンを慕う。強化人間らしい。
+
:強化人間のMSパイロット。ジンネマンを慕う。
;[[アンジェロ・ザウパー]]
+
;[[フラスト・スコール]]
:フロンタル親衛隊隊長。
+
:ガランシェールのクルー。
 +
;[[ギルボア・サント]]
 +
:ガランシェールのクルー。
 +
;[[アレク]]
 +
:ガランシェールのクルー。
 +
;[[トムラ]]
 +
:ガランシェールの整備士。
 +
;[[ヒル・ドーソン]]
 +
:[[レウルーラ]]の艦長。
  
 
=== ジオン残党軍 ===
 
=== ジオン残党軍 ===
166行目: 328行目:
 
*[[ZプラスA1型]]
 
*[[ZプラスA1型]]
 
*[[グスタフ・カール]]
 
*[[グスタフ・カール]]
 +
 +
==== 航空機・陸戦兵器・艦船 ====
 +
*[[TINコッドII]]
 +
*[[セイバーフィッシュ]]
 +
*[[61式戦車]]
 +
*[[ベースジャバー]]
 +
*[[89式ベースジャバー]]
 +
*[[94式ベースジャバー]]
 +
*[[エルキャック]]
 +
*[[ヒマラヤ級空母]]
 +
*[[ジュノー級潜水艦]]
 +
*[[74式ホバートラック]]
 +
*[[リジーナ]]
  
 
==== 艦船 ====
 
==== 艦船 ====
172行目: 347行目:
 
*[[ガルダ]]
 
*[[ガルダ]]
 
*[[ゼネラル・レビル]]
 
*[[ゼネラル・レビル]]
 +
*[[クラップ級]]
  
 
=== ネオ・ジオン残党「袖付き」 ===
 
=== ネオ・ジオン残党「袖付き」 ===
198行目: 374行目:
 
*[[ドラッツェ]]
 
*[[ドラッツェ]]
 
*[[ギガン]]
 
*[[ギガン]]
 +
*[[マラサイ]]
 
*[[ゲルググ]]
 
*[[ゲルググ]]
 
*[[ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)]]
 
*[[ヤクト・ドーガ (袖付き仕様)]]
207行目: 384行目:
 
*[[ガランシェール]]
 
*[[ガランシェール]]
 
*[[レウルーラ]]
 
*[[レウルーラ]]
 +
*[[エンドラ]]
 +
*[[ムサカ]]
 +
*[[ムサイ改]]
 +
*[[チベ改]]
  
 
=== ジオン残党軍 ===
 
=== ジオン残党軍 ===
216行目: 397行目:
 
*[[ディザート・ザク]]
 
*[[ディザート・ザク]]
 
*[[ザクII改]]
 
*[[ザクII改]]
 +
*[[ザク・デザートタイプ]]
 +
*[[ザクタンク]]
 
*[[グフ重装型]]
 
*[[グフ重装型]]
 
*[[ガルスJ]]
 
*[[ガルスJ]]
226行目: 409行目:
 
*[[ドワッジ]]
 
*[[ドワッジ]]
 
*[[ドム・トローペン]]
 
*[[ドム・トローペン]]
 +
*[[ゲルググ]]
 
*[[デザート・ゲルググ]]
 
*[[デザート・ゲルググ]]
 
*[[イフリート・シュナイド]]
 
*[[イフリート・シュナイド]]
  
 
==== 艦船 ====
 
==== 艦船 ====
*ファット・アンクル改
+
*[[ファット・アンクル]]改
 +
*[[グレイファントム]]級(航空不能)
 +
*[[ド・ダイYS]]
 +
*[[ベースジャバー]]
 +
*[[ルッグン]]
  
 
=== ジオン共和国軍 ===
 
=== ジオン共和国軍 ===
395行目: 583行目:
 
|}
 
|}
  
== 書籍紹介 ==
+
== 関連作品 ==
 +
;[[機動戦士ガンダムUCシリーズ]]
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争]] / [[機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り|不死鳥狩り]]
 +
::本編以前の出来事や本編の裏側で起きた出来事に焦点を当てた追補小説。
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC 星月の欠片]] / [[機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う|『袖付き』の機付長は詩詠う]]
 +
::本編に登場した機体とそのパイロットに焦点を当てた外伝作品。
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story]]
 +
::ブライトに焦点を当てた本編の前日談に当たる作品。
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two]]
 +
::ユニコーンガンダムの3号機「[[フェネクス]]」の初出作品。
 +
:;[[機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ]] / [[機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン|U.C.0096 ラスト・サン]]
 +
::『逆襲のシャア』から『UC』までの間を描いた外伝作品。
 +
:;[[UC-MSV]]
 +
::UC版[[MSV]]。
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC MSV 楔]]
 +
::『UC-MSV』に収録されている機体に焦点を当てた短編集。
 +
:;[[機動戦士ガンダムUC テスタメント]]
 +
::本編や外伝に登場する機体をストーリー形式で紹介している短編集。
 +
;[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]
 +
:前作にあたる作品。
 +
;[[機動戦士ガンダムΖΖ]]
 +
:一部設定が本作に引き継がれている。
 +
;[[機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ]]
 +
:次作にあたる作品。
 +
;[[機動戦士ガンダムNT]]
 +
:上記『不死鳥狩り』を原案にOVA版『UC』の続編として再構成した作品。
 +
;[[獅子の帰還]] (機動戦士ガンダムUC 獅子の帰還)
 +
:本作から次作『NT』までを追補した作品。
 +
;[[機動戦士ガンダム:銀灰の幻影]]
 +
:本作と同じ宇宙世紀0096年を舞台とするVR作品。
 +
;[[機動戦士ガンダム ムーンクライシス]]
 +
:宇宙世紀0099年を舞台とする漫画作品。[[アウターガンダム]]の続編であり、『逆シャア』以降のミネバが登場する等、本作と共通する部分もあるが、本作の発表により非公式作品の部類に入っている。
  
 +
== 関連商品 ==
 
=== 小説 ===
 
=== 小説 ===
 +
;角川コミックス・エース版
 +
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 +
<amazon>4047151432</amazon><amazon>4047152293</amazon><amazon>4047152862</amazon>
 +
<amazon>4047152870</amazon>
  
==== [[角川コミックス・エース]]版 ====
+
;特装版
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<amazon>4047150185</amazon>
*<amazon>404713970X</amazon>
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<amazon>4047151971</amazon>
*<amazon>4047150037</amazon>
 
*<amazon>4047150606</amazon>
 
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==== 特装版 ====
 
*<amazon>4047150185</amazon>
 
*<amazon>4047151971</amazon>
 
<!-- *[http://www.bk1.co.jp/product/2215871/p-sf0023 bk1 - ] -->
 
 
 
==== [[角川文庫]]版 ====
 
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*<amazon>4043943482</amazon>
 
*<amazon>4043943601</amazon>
 
*<amazon>4043943652</amazon>
 
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*<amazon>4043943903</amazon>
 
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*<amazon>4043944195</amazon>
 
*<amazon>4043944373</amazon>
 
 
 
==== [[角川スニーカー文庫]]版 ====
 
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*<amazon>4044748063</amazon>
 
*<amazon>4044748071</amazon>
 
*<amazon>404474808X</amazon>
 
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*<amazon>4044748217</amazon>
 
*<amazon>4044748276</amazon>
 
*<amazon>4044748306</amazon>
 
*<amazon>4044748365</amazon>
 
*<amazon>404474842X</amazon>
 
 
 
=== 機動戦士ガンダムUC バンデシネ ===
 
;コミカライズ
 
:[[大森倖三]]
 
*<amazon>4047154911</amazon>
 
*<amazon>4047155675</amazon>
 
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=== 機動戦士ガンダムUCパーフェクトガイド ===
 
  
<blockquote>
+
;角川文庫版
2009年冬にアニメ化も決定した小説『機動戦士ガンダムUC』のガイドブックがついに登場! 著者・福井晴敏が語るロングインタビューや各エピソード解説を収録! キャラ・メカの設定や挿絵イラストも満載の一冊!
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 +
<amazon>4043944373</amazon>
  
*<amazon>4048543881</amazon>
+
;角川スニーカー文庫版
 +
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<amazon>404474842X</amazon>
  
=== 機動戦士ガンダムUCアーカイブ3D&設定資料集 ===
+
=== 漫画 (バンデシネ) ===
 +
<amazon>4047154911</amazon>
 +
<amazon>4047155675</amazon>
 +
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<blockquote>
+
=== 設定資料集 ===
超絶作例からハウトゥまでを紹介した模型パートやアニメ解説。そしてMS・戦艦までの全メカニックを収録した設定資料で綴る『機動戦士ガンダムUC episode1ユニコーンの日』のすべて。
+
<amazon>4048543881</amazon>
</blockquote>
+
<amazon>4048686771</amazon>
 
+
<amazon>4048545248</amazon>
*<amazon>4048686771</amazon>
+
<amazon>4048545671</amazon>
 
+
<amazon>4047153605</amazon>
=== 機動戦士ガンダムUC ビジュアルガイド ===
 
*<amazon>4048545248</amazon>
 
*<amazon>4048545671</amazon>
 
 
 
=== 機動戦士ガンダムUC カトキハジメ メカニカルアーカイブス ===
 
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=== 関連書籍 ===
 
=== 関連書籍 ===
*<amazon>4048671944</amazon>
+
<amazon>4048671944</amazon>
*<amazon>4894259087</amazon>
+
<amazon>4894259087</amazon>
 
 
== 商品紹介 ==
 
  
 
=== DVD ===
 
=== DVD ===
*<amazon>B002TZRF6G</amazon>
+
<amazon>B002TZRF6G</amazon>
*<amazon>B003WJDWD8</amazon>
+
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*<amazon>B0049P2M58</amazon>
+
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=== Blu-ray ===
 
=== Blu-ray ===
*<amazon>B002TZRF5M</amazon>
+
<amazon>B002TZRF5M</amazon>
*<amazon>B003WJDWCO</amazon>
+
<amazon>B003WJDWCO</amazon>
*<amazon>B003YUBDPE</amazon>
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=== CD ===
 
=== CD ===
*<amazon>B0031B6770</amazon>
+
<amazon>B0031B6770</amazon>
*<amazon>B0031B670W</amazon>
+
<amazon>B0031B670W</amazon>
  
 
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
<!-- *[[一覧:機動戦士ガンダムUC]] -->
+
*[http://www.gundam-unicorn.net/novel/ 小説 機動戦士ガンダムUC]
*[[機動戦士ガンダムUC[ユニコーン] MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN|http://www.gundam-unicorn.net/]]
+
*[http://www.gundam-unicorn.net/ 機動戦士ガンダムUC[ユニコーン]MOBILE SUIT GUNDAM UNICORN]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
498行目: 678行目:
 
*[[シリーズ一覧]]
 
*[[シリーズ一覧]]
  
 +
== 脚注 ==
 +
<references />
 +
<!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 -->
 
{{DEFAULTSORT:きとうせんしかんたむUC}}
 
{{DEFAULTSORT:きとうせんしかんたむUC}}
[[Category:登場作品]]
+
[[Category:シリーズ一覧]]
[[Category:機動戦士ガンダムUCシリーズ|*きとうせんしかんたむUC]]
+
[[Category:機動戦士ガンダムUC|*きとうせんしかんたむUC]]

2024年11月11日 (月) 18:09時点における最新版

機動戦士ガンダムUC
読み きどうせんしガンダムユニコーン
外国語表記 Mobile Suit Gundam Unicorn
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小説 機動戦士ガンダムUC
著者 福井晴敏
原案 矢立肇
富野由悠季
キャラクターデザイン 安彦良和
メカニックデザイン カトキハジメ
挿絵 虎哉孝征
掲載誌 月刊ガンダムエース
巻数 全10巻+追補小説2巻
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機動戦士ガンダムUC (OVA版)
原作 矢立肇
富野由悠季
監督 古橋一浩
ストーリー構成 福井晴敏
脚本 むとうやすゆき
キャラクターデザイン
  • 安彦良和 (オリジナルキャラクター)
  • 高橋久美子 (アニメーションキャラクター)
メカニックデザイン 大河原邦男 (原案)
カトキハジメ
石垣純哉
玄馬宣彦
明貴美加 (協力)
設定ベース 小倉信也
色彩設計 すずきたかこ
CGディレクター 藤江智洋
モニターデザイン 佐山善則
上村秀勝
美術 池田繁美 (監督)
音楽 澤野弘之
音響 木村絵理子 (監督)
撮影 葛山剛士 (監督)
田中唯 (監督)
制作 サンライズ
編集 今井大介
発表期間 2010年3月12日~2014年6月6日
話数 全7話
アニメ版 機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096
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機動戦士ガンダムUC バンデシネ
作画 大森倖三
レーベル 角川コミックス・エース
掲載誌 月刊ガンダムエース
掲載期間 2010年3月号~2017年2月号
巻数 全17巻
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概要[編集 | ソースを編集]

漫画雑誌『月刊ガンダムエース』で2007年から2009年まで連載された福井晴敏による小説作品。

小説でありながらコミックスの分類で出版され、ユニコーンガンダムシナンジュの武装が付属した特別版が刊行されるなど、特徴的な商品展開も注目を集める。意欲的なメディアミキシング戦略を行い、コミック、プラモデル、音楽、テレビゲームといった多くの媒体で「機動戦士ガンダムUC」の名前が聞かれた。

原作小説の完結後、2010年3月よりOVAシリーズがリリースされ、ガンダムシリーズ初の小説原作アニメして注目を浴びる。当初は全6話の予定だったが全7話に延長され、2014年5月17日に最終話が公開。OVAとしては異例の4年という長期間を経て完結[1]。その後、OVA版を元に再編集したTVシリーズ『機動戦士ガンダムUC RE:0096』が2016年に放送された。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

U.C.(Universal Century:宇宙世紀)0001―。 宇宙移民の開始が宣言され、新たな時代が始まろうとしていた。 そんな折、改暦セレモニーが行われていた地球連邦政府首相官邸、 宇宙ステーション《ラプラス》が爆破テロにより粉々に砕け散る。 貧困からテロに加わった青年サイアムは、 《ラプラス》の爆発に巻き込まれ、残骸の中である物を発見する。 それは後に『ラプラスの箱』と呼ばれることになる禁忌の箱だった。

『ラプラスの箱』を開けてはならない。 それが何であるのか、知る者はほとんどいない。 『箱』の秘密は、サイアムの元で眠り続けた―。

U.C.0096―。 ラグランジュ・ポイント1に浮かぶ、建設中の工業コロニー《インダストリアル7》。 父を知らずに育った少年バナージ・リンクスと、 《インダストリアル7》行きの船に密航した謎の少女が出会い、 そして、稼動実験を繰り返す白いモビルスーツ《ユニコーン》と様々な思惑が絡み出したとき、歴史(とき)の針が動き出した。 『ラプラスの箱』をめぐる争いに巻き込まれることを、バナージはまだ知らない。

『ラプラスの箱』とは何か―。 『箱』の抱く秘密とは何か―。 今、宇宙世紀百年の呪いが解かれようとしていた。

登場人物[編集 | ソースを編集]

民間人[編集 | ソースを編集]

バナージ・リンクス
主人公。工業コロニーインダストリアル7にあるアナハイム工業専門学校の生徒。
オードリー・バーン
ヒロイン。工業コロニーインダストリアル7に潜入した「袖付き」関係者。女優「オードリー・ヘップバーン」の名前をもじった名を名乗る彼女の正体は…。
タクヤ・イレイ
バナージの友人。同じアナハイム工業専門学校の生徒で、ルームメイトでもある(OVA版ではこの描写がないため変更されている可能性も)。モビルスーツオタクで、一目見ただけで機体の形式番号やスペックを言い当ててしまう。そのほか、メカニックとしての素質もあるようだ。将来はアナハイム・エレクトロニクス社に就職したいと考えているらしい。
ミコット・バーチ
バナージの友人。パッチリとした目にふわふわの髪が特徴的。バナージに淡い恋心を抱いているためか、バナージが気にしているオードリーにつっけんどんな態度をとってしまう。小説版ではアナハイム工業専門学校に隣接する私立ハイスクールに通っているが、OVA版ではアナハイム工業専門学校の同級生に変更されている。

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

ロンド・ベル[編集 | ソースを編集]

リディ・マーセナス
連邦軍ロンド・ベル隊のMSパイロット。階級は少尉。23歳。政治家一族出身だが、家の束縛を嫌っている。
ミヒロ・オイワッケン
ネェル・アーガマのオペレーター。階級は少尉。22歳。リディに好意を抱いており、彼の身を案じている。
オットー・ミタス
強襲揚陸艦ネェル・アーガマの艦長。階級は大佐。艦長室にティーセットを備えていたり「上からの意向」に唯々諾々と従うなど、いわゆるダメ艦長的なポジションにいたが、『箱』を巡る戦いに巻き込まれたことで決断を迫られる立場になり、硬い意思と強い指導力を発揮するようになった。
レイアム・ポーリンネア
ネェル・アーガマの副艦長。頼りなさげなオットー艦長を強力にサポートする頼れる女性。大柄で強面だが、副官として優れた人物。長男を地球に残してきているが、母親としてより、誇り高い連邦軍の軍人として振舞う。物語後半、徐々に軍人として、人間として成長していくオットー艦長に好意を寄せるようになる。
ハサン
ネェル・アーガマに軍医として乗艦している、Zガンダム・ZZガンダムからの続投で、ベテラン軍医としてけが人の心のケアにも一役買っていたようだ。
ブライト・ノア
若干19歳でホワイトベースを指揮し、1年戦争を戦い抜いた英雄。幾多の戦いを経て、ベテランの艦長として上官からも部下からも信頼されている。その人柄には問題児集団のトライスターですら信服している。
トライスター[編集 | ソースを編集]
ナイジェル・ギャレット
ロンド・ベル隊旗艦、ラー・カイラムの部隊「トライスター」の隊長。27歳。階級は大尉。UC計画のテストパイロット候補だったが、計画が中断したため、支援MSジェスタに搭乗する。たいへんな自信家で、上官であっても気に入らなければ公然と批判するが、自ら見込んだ人物には敬意を払う。
ダリル・マッギネス
ナイジェル・ギャレットの部下。
ワッツ・ステップニー
ナイジェル・ギャレットの部下。

エコーズ[編集 | ソースを編集]

ダグザ・マックール
地球連邦の軍人。特殊部隊ECOAS920隊の指令。ネオ・ジオン残党『袖付き』への『箱』の譲渡阻止および奪取の密命を受け、ネェル・アーガマに乗船する。命令と感情を別々に処理できるプロの軍人だが、一方でバナージに「心」を説くなど、大人としてあるべき道を指し示す。袖付きとの戦闘でバナージを援護するがシナンジュに殺害された。
コンロイ・ハーゲンセン
ダグザの部下で、彼の死後はECOAS920隊の指揮を執った。箱を巡る戦いの最終盤には自らもジェガンに乗って出撃するなど、尽力した。

地球連邦政府[編集 | ソースを編集]

リカルド・マーセナス
地球連邦初代首相。『箱』にこめられた祈りとともに、彼の手によって宇宙世紀の扉が開かれるはずだったが、首相官邸《ラプラス》の爆破テロによって死亡した。リディ・マーセナスは来孫にあたる(リディにとってはひいひいひいおじいさん)。
ローナン・マーセナス
リディの父。地球連邦政府の閣僚で、移民問題評議会の議長。リディからは何かと避けられていたが、とにかく溺愛していた。記録映像でのリカルド・マーセナスとよく似た容姿をしている。逆にリディは母親似のためかあまり似ていない。

ビスト財団[編集 | ソースを編集]

サイアム・ビスト
「ラプラスの箱」について連邦政府と取引をし、一代でビスト財団を築き上げた。冷凍睡眠を繰り返してこの時代まで生きてきた。
カーディアス・ビスト
ビスト財団二代目当主でサイアムの孫で、バナージの実父。「ラプラスの箱」を開放しようとする。
ガエル・チャン
カーディアス・ビストに仕える秘書。元連邦軍人で、いかつい風貌だが穏やかな人柄と義理堅い性格をしている。UC計画の秘密保持や管理も任されている。カーディアス・ビストの死後はサイアム・ビストに仕えた。

アナハイム・エレクトロニクス社[編集 | ソースを編集]

アルベルト・ビスト
カーディアスの息子で、バナージの異母兄。
マーサ・ビスト・カーバイン
カーディアスの妹で、AE社CEO(最高経営責任者)メラニー・ヒュー・カーバインの妻。「ラプラス戦争」の地球側の黒幕。

ネオ・ジオン残党「袖付き」[編集 | ソースを編集]

フル・フロンタル
シャア・アズナブルの再来と言われる謎の男。
アンジェロ・ザウパー
フロンタル親衛隊隊長。
スベロア・ジンネマン
偽装貨物船ガランシェールの船長。
マリーダ・クルス
強化人間のMSパイロット。ジンネマンを慕う。
フラスト・スコール
ガランシェールのクルー。
ギルボア・サント
ガランシェールのクルー。
アレク
ガランシェールのクルー。
トムラ
ガランシェールの整備士。
ヒル・ドーソン
レウルーラの艦長。

ジオン残党軍[編集 | ソースを編集]

ロニ・ガーベイ
ヨンム・カークス

ジオン共和国[編集 | ソースを編集]

モナハン・バハロ
ジオン共和国国防大臣。一年戦争当時のジオン公国および戦後のジオン共和国で長期政権を実現していたダルシア・バハロ元首相の息子。「ラプラス戦争」のジオン側の黒幕。

その他[編集 | ソースを編集]

カイ・シデン

登場メカ[編集 | ソースを編集]

ビスト財団[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

航空機・陸戦兵器・艦船 [編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

ネオ・ジオン残党「袖付き」[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ・モビルアーマー[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

ジオン残党軍[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ・モビルアーマー[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

ジオン共和国軍[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

ラプラス戦争
本作にて描かれた、宇宙世紀0096年に発生した一連の紛争を指す用語。
袖付き
反連邦組織。所持するモビルスーツが袖をつけたように見えることから。
ラプラスの箱
宇宙世紀元年にサイアムが入手したもの。
NT-D
ニュータイプ・デストロイヤー・システム。このシステムが発動する事でユニコーンガンダムはデストロイモードへと「変身」する。

楽曲[編集 | ソースを編集]

主題歌[編集 | ソースを編集]

OVA版[編集 | ソースを編集]

「流星のナミダ」(episode 1)
作詞 - 田中秀典、中山豪次郎 / 作曲 - 中山豪次郎 / 編曲 - 釣俊輔、野村陽一郎 / 歌 - CHiAKi KURiYAMA
「Everlasting」(episode 2)
作詞 - 渡邊亜希子、Kylee / 作曲 - Carlos K.、龍 / 編曲 - Naohisa Taniguchi / 歌 - Kylee
「merry-go-round」(episode 3)
作詞 - 堂珍嘉邦、川畑要 / 作曲・編曲 - UTA / 歌 - CHEMISTRY
「B-Bird」(episode 4)
作詞 - FLAT5th Rico / 作曲・編曲 - 齋藤真也 / 歌 - earthmind
「BROKEN MIRROR」(episode 5)
作詞・作曲・編曲・歌 - BOOM BOOM SATELLITES
「RE:I AM」(episode 6)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer
「StarRingChild」(episode 7)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer

RE:0096[編集 | ソースを編集]

「Into the Sky」(第1話 - 第17話、第19話 - 第22話)
作詞 - Benjamin & mpi / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle
「RE:I AM」(第18話)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer

エンディングテーマ[編集 | ソースを編集]

RE:0096[編集 | ソースを編集]

「Next 2 U -eUC-」(第1話 - 第8話、第10話 - 第12話)
作詞 - 澤野弘之、cAnON. / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - SawanoHiroyuki[nZk]:naNami
「merry-go-round」(第9話)
作詞 - 堂珍嘉邦、川畑要 / 作曲・編曲 - UTA / 歌 - CHEMISTRY
「bL∞dy f8 -eUC-」(第13話 - 第21話)
作詞 - cAnON. / 作曲・編曲 - 澤野弘之 / 歌 - SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer
「StarRingChild」(第22話)
作詞・作曲・編曲 - Hiroyuki Sawano / 歌 - Aimer

各話リスト[編集 | ソースを編集]

小説版[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
第1巻 ユニコーンの日(上)
第2巻 ユニコーンの日(下)
第3巻 赤い彗星
第4巻 パラオ攻略戦 特装版にはMGユニコーンガンダム専用ビーム・ガトリングガン2丁セットが付属
第5巻 ラプラスの亡霊
第6巻 重力の井戸の底で
第7巻 黒いユニコーン
第8巻 宇宙そら惑星ほし 特装版にはMGシナンジュ専用バズーカが付属
第9巻 虹の彼方に(上)
第10巻 虹の彼方に(下)
第11巻(外伝) 不死鳥狩り 単行本及び「機動戦士ガンダムUC GREAT WORKS BOX III」に同梱
「戦後の戦争」を同時収録した短編集
外伝 戦後の戦争 本編の前日談。PS3ソフト「機動戦士ガンダムUC(特装版)」に同梱
ゲーム中でも同名シナリオをプレイ可能

OVA版[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
episode 1 ユニコーンの日
episode 2 赤い彗星
episode 3 ラプラスの亡霊
episode 4 重力の井戸の底で
episode 5 黒いユニコーン
episode 6 宇宙そら地球ほし 小説版よりタイトル変更(惑星→地球)
episode 7 虹の彼方に

RE:0096[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
第1話 96年目の出発たびだち
第2話 最初の血
第3話 それはガンダムと呼ばれた
第4話 フル・フロンタル追撃
第5話 激突・赤い彗星
第6話 その仮面の下に
第7話 パラオ攻略戦
第8話 ラプラス、始まりの地
第9話 リトリビューション
第10話 灼熱の大地から
第11話 トリントン攻防
第12話 個人の戦争
第13話 戦士、バナージ・リンクス
第14話 死闘、二機のユニコーン
第15話 宇宙そらで待つもの
第16話 サイド共栄圏
第17話 奪還! ネェル・アーガマ
第18話 宿命の戦い
第19話 再び光る宇宙
第20話 ラプラスの箱
第21話 この世の果てへ
第22話 帰還

関連作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUCシリーズ
機動戦士ガンダムUC 戦後の戦争 / 不死鳥狩り
本編以前の出来事や本編の裏側で起きた出来事に焦点を当てた追補小説。
機動戦士ガンダムUC 星月の欠片 / 『袖付き』の機付長は詩詠う
本編に登場した機体とそのパイロットに焦点を当てた外伝作品。
機動戦士ガンダムUC 虹にのれなかった男 Bright Noah Story
ブライトに焦点を当てた本編の前日談に当たる作品。
機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two
ユニコーンガンダムの3号機「フェネクス」の初出作品。
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ / U.C.0096 ラスト・サン
『逆襲のシャア』から『UC』までの間を描いた外伝作品。
UC-MSV
UC版MSV
機動戦士ガンダムUC MSV 楔
『UC-MSV』に収録されている機体に焦点を当てた短編集。
機動戦士ガンダムUC テスタメント
本編や外伝に登場する機体をストーリー形式で紹介している短編集。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
前作にあたる作品。
機動戦士ガンダムΖΖ
一部設定が本作に引き継がれている。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
次作にあたる作品。
機動戦士ガンダムNT
上記『不死鳥狩り』を原案にOVA版『UC』の続編として再構成した作品。
獅子の帰還 (機動戦士ガンダムUC 獅子の帰還)
本作から次作『NT』までを追補した作品。
機動戦士ガンダム:銀灰の幻影
本作と同じ宇宙世紀0096年を舞台とするVR作品。
機動戦士ガンダム ムーンクライシス
宇宙世紀0099年を舞台とする漫画作品。アウターガンダムの続編であり、『逆シャア』以降のミネバが登場する等、本作と共通する部分もあるが、本作の発表により非公式作品の部類に入っている。

関連商品 [編集 | ソースを編集]

小説[編集 | ソースを編集]

角川コミックス・エース版

特装版

角川文庫版

角川スニーカー文庫版

漫画 (バンデシネ)[編集 | ソースを編集]

設定資料集[編集 | ソースを編集]

関連書籍[編集 | ソースを編集]

DVD[編集 | ソースを編集]

Blu-ray[編集 | ソースを編集]

CD[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. より正確に言うのであれば、エピローグ「百年の孤独」も含めると8話。1~6巻までは約60分の映像時間だが、7巻だけは90分+αの大ボリュームとなった。