「クロスボーン・ガンダムX2」の版間の差分

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:木星帝国がX2を鹵獲した際に得たデータを再現して開発した機体。
 
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2024年1月3日 (水) 11:02時点における最新版

クロスボーン・ガンダムX2
外国語表記 Crossbone Gundam X2
登場作品 機動戦士クロスボーン・ガンダム
デザイン カトキハジメ
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スペック
正式名称 F97
俗称 ブラック・ガンダム (木星軍側の呼称)
分類 他惑星用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 XM-X2(海賊軍用)
F97(サナリィ側)
頭頂高 15.9m
本体重量 9.5t
全備重量 24.8t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 5,280kw
スラスター推力 25,000kg×4(最大:30,000kg×4)
装甲材質 ガンダリウム合金ハイセラミック複合材
開発組織 サナリィ
所属 宇宙海賊クロスボーン・バンガード ⇒ 木星帝国 (離反。コア・ファイターは後にトビアが奪取)
母艦 マザー・バンガードジュピトリス9
主なパイロット ザビーネ・シャル
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概要[編集 | ソースを編集]

宇宙海賊クロスボーン・バンガードが運用するクロスボーン・ガンダムの2号機。旧クロスボーン・バンガードのエースパイロット、ザビーネ・シャルの専用機であり、カラーリングはザビーネがかつて所属していた黒の部隊を思わせる黒を基調とした物となっている。

機体構成や基本性能はX1と同一だが、頭部ブレードアンテナとバルカン砲の形状はX1と異なり、フェイスカバーもスリットが無い物が装着されている[1]。また、武装もザビーネの愛用するショット・ランサーが主に使用された。

ザビーネが海賊軍を離脱した後に木星帝国に持ち込まれ、木星戦役後はその際に得たデータからガンダムを超える性能を持った機体が複数開発され、木星は技術的なターニングポイントを迎える事になった。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士クロスボーン・ガンダム
初出作品。ザビーネ・シャルが搭乗し、キンケドゥ1番機と共にエース機として運用された。
衛星イオでの決戦ではエレファンテの性能の前に苦戦し、左脚部を失いながらも戦闘を続行。その後ザビーネが叛乱を起こした際に木星軍に奪取され、同時に捕虜となったトビア・アロナクスの処刑に使用されたが、機転を利かせたトビアが機体を奪還。脱出時にはコア・ファイターのみが使用され、本体部は敵の目を引き付ける囮として利用された。その後、本体部は木星軍が回収した後にクロスボーン・ガンダムX2改へと改造され、コア・ファイターは地球での戦闘でベラ・ロナがキンケドゥに武器を運ぶ為に使用している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ABCマント
耐ビーム材と特殊繊維によって構成される布状の対ビーム用リアクティブアーマー。
ビームが着弾すると表面が蒸発し、エネルギーを相殺して機体を守る。ビーム・シールドと違って視認性が低く、機体のエネルギーを消費する事がないので稼働時間の延長にも繋がる。耐弾性は平均で通常のビーム・ライフル5発程度とされるが、防御性能は受け止めたビームの出力によって上下する。
ブースターユニット
メインスラスターに接続されるオプション装備。機体の機動力向上や航続距離の延伸が可能となる。
コアブロックシステム
コクピットブロックは機体から分離してコア・ファイターとなる。基礎構造はクラスターガンダムのコア・ファイターを参考にしつつもよりマルチプルな運用を可能とする事を目標とし、システマチックに洗練されている。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

バルカン砲
頭部に2門内蔵されている。小口径ながらも必要充分な威力を持ち、主に牽制やミサイルの迎撃等に使用される。
ビーム・サーベル
両肩部に1本ずつ、計2本を格納されている。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルは格納したままでもビーム・ガンとして使用可能。コア・ファイターの武装としても使用される。
ザンバスター
本機専用のビーム・ライフル。前後で分離する事でバスターガンとビーム・ザンバーとして運用出来るようにした装備。X2は主にショット・ランサーを装備する為、あまり使用されなかった。
バスターガン
ザンバスターのバレル部を構成するビーム・ピストル。単独での威力は低い。非使用時は右腰部にマウントされる。
ビーム・ザンバー
ザンバスターのグリップ部を構成する大型ビーム・サーベル。名称は「斬馬刀」から取られている。本機の主兵装であり、バスターガンとの合体によるライフルとしての機能はあくまでも補助的なものでしかない。
大型の高出力ビーム刃を形成し、粒子を縦方向に偏向加速させる事で敵機をビーム・サーベルやビーム・シールドごと斬り裂く程の威力を発揮する。非使用時は左腰部にマウントされる。
ヒート・ダガー
両脚部に格納されている実体式の短剣。発熱機能は無く、スラスターの排熱を使って刀身部を加熱する。
脹脛部から取り出して手に持つ以外に足裏から刀身を出せば蹴りの威力を強化できる。或いは足裏から射出または露出させて攻撃する事も可能。
ブランド・マーカー
両腕部に装備されている格闘武器。ナックルガードのようにマニピュレーターに被せて四角錘状のビーム刃を形成した後、殴りつけて敵機の頭部やコクピット等を破壊する。そのままの状態でも肘打ちの要領で攻撃可能。
ビーム・シールド
ブランド・マーカーから展開可能。四角錘状のビーム刃の先端からシールドを形成する仕組みである為、通常のMSのそれとは異なり発生器をも覆う事ができる。
発生器は腕部から分離できるようになっているので、その状態でも内部に貯蔵されたエネルギーでシールドの形成を維持できる。
シザー・アンカー
フロントスカートを展開し、射出式のアンカーとしたもの。本体とはチェーンで接続されている。主に敵機の拘束や自機のポジション固定、接近戦時の牽制、間合い取り等に使用される。
ショット・ランサー
右腕部に装備される槍型の接近戦用武装。元々は旧クロスボーン・バンガードコロニー内戦闘による住民への被害を抑える目的で開発した装備である。
ザビーネはコスモ・バビロニア建国戦争時代の愛機であったベルガ・ギロスの物を引き続き使用している。
ヘビー・マシンガン
ショット・ランサーに4門内蔵されている実弾兵器。先端部を射出した後も使用可能。
バスター・ランチャー
F90Lタイプが装備するロング・ライフルと同じ形状の武装。『クロボン』第1巻第4話の木星コロニー潜入作戦時に使用された。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

クロスボーン・ガンダムX2改
木星帝国で改修されたX2。
クロスボーン・ガンダムX1
1番機。
クロスボーン・ガンダムX3
3番機。
クロスボーン・ガンダムX-0
サナリィにとっての3番機。一緒に積まれていたX2の予備パーツはこの機体の修理用として使われている。
フリント
クロスボーン・ガンダムの地球圏仕様機。
アマクサ
木星帝国がX2を鹵獲した際に得たデータを再現して開発した機体。
クロスボーン・ガンダムX2 ジュリア
ガンダムビルドファイターズA-R』に登場するX2ベースの改造ガンプラ。騎士のようなデザインに改造されている。


商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

フィギュア[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. Ver.Ka等の立体物はスリットがそのままになっている。