「デスティニーガンダムSpecII」の版間の差分

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== 概要 ==
 
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[[デスティニーガンダム]]の改修機。動力が強化された事で[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]のカラーリングが全体的に黒ずんだ色合いに変化した他、コクピットは[[ストライクフリーダムガンダム弐式|ストライクフリーダム弐式]]と同じ[[全天周囲モニター]]に換装された。
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[[第2次連合・プラント大戦]]で大破した[[デスティニーガンダム|デスティニー]]の改修機。改修は[[エリカ・シモンズ]]の手で極秘裏に行われ、アスハ家の所有地である[[オーブ連合首長国]]のアカツキ島に保管されていた。
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動力が強化された事で[[ヴァリアブルフェイズシフト装甲]]起動時のカラーリングがわずかに変化し、全体的に黒ずんだ色合いになった他、コクピットは[[ストライクフリーダムガンダム弐式|ストライクフリーダム弐式]]と同じ[[全天周囲モニター]]に換装された。
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拳に備えるパルマ・フィオキーナ ビーム砲や長大な対艦刀であるアロンダイト ビームソードといった基本的な武装は元々のデスティニーと変わりはなく、後発の[[イモータルジャスティスガンダム|イモータルジャスティス]]に比べれば火力も落ちる。しかし、デスティニーは[[ギルバート・デュランダル]]が[[シン・アスカ]]のために作らせた機体であり、パイロットとの相性ではこちらが勝る。
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なお、シンは本機での戦闘時に機体の残像を作り出して[[ブラックナイトスコード]]に対抗しているが、この残像はDUPE(デュープ粒子)の働きによるものであることが確認されている。
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また、追加装備として先の大戦でデスティニーの装備として開発されていたA-GXQ754/V2 ゼウスシルエットがある。同装備は強すぎる威力が問題視され封印されていた新型リニア砲であり、発射に膨大なエネルギーが必要なため、十分な稼働には核動力の機体が求められる。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダムSEED FREEDOM]]
 
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:初登場作品。戦力を喪失した[[コンパス]]に[[ストライクフリーダムガンダム弐式]][[インパルスガンダムSpecII]]と共に提供された。宇宙での戦闘でインパルスと共に[[ミレニアム]]の護衛を担い、[[ブラックナイトスコード ルドラ]]をまとめて撃破する活躍を見せた。
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:初登場作品。戦力を喪失した[[コンパス]]に[[ストライクフリーダムガンダム弐式]][[インパルスガンダムSpecII]]と共に提供され、[[シン・アスカ]]によって運用された。宇宙での戦闘でインパルスと共に[[ミレニアム]]の護衛を担い、[[ブラックナイトスコード ルドラ]]と交戦してこれをまとめて撃破する活躍を見せた後、月面で[[アカツキ]]からゼウスシルエットを受け取り、リニア砲で[[レクイエム]]を破壊し、戦いの幕を引いた。
:その後はアカツキからゼウスシルエットを受け取り、レクイエムの破壊に成功する。
 
  
 
== 装備・機能 ==
 
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:額から発射するエネルギー供給ビーム。[[ミネルバ]]程長距離ではないが、これにより強襲と補給どちらもできるようになった。
 
:額から発射するエネルギー供給ビーム。[[ミネルバ]]程長距離ではないが、これにより強襲と補給どちらもできるようになった。
 
;A-GXQ754/V2 ゼウスシルエット
 
;A-GXQ754/V2 ゼウスシルエット
:デスティニー用の追加装備として開発された大型[[シルエットシステム|シルエット]]。陽電子砲弾<ref>地中貫通弾との表記もある。</ref>を実装するが、あまりに破壊力が大きすぎるということで試作こそされたものの、暫く実戦に用いられる事はなかった。
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:デスティニー用の追加装備として先の大戦中に開発された大型[[シルエットシステム|シルエット]]。陽電子砲弾<ref>地中貫通弾との表記もある。</ref>を実装する大型リニア砲を中心とした装備であり、あまりに破壊力が大きすぎるということで試作こそされたものの、暫く実戦に用いられる事はなかった。稼働には膨大なエネルギーが必要なため、運用には核動力の機体が求められる。
 
;ウイングユニット
 
;ウイングユニット
 
:メインスラスターを中心に左右対称に配置されたウイングユニット。DUPE粒子によって無数の分身を生み出す事が出来る。
 
:メインスラスターを中心に左右対称に配置されたウイングユニット。DUPE粒子によって無数の分身を生み出す事が出来る。
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:両手の甲に装備されたビームシールド。ビーム、実体弾の双方に高い防御力を発揮する。
 
:両手の甲に装備されたビームシールド。ビーム、実体弾の双方に高い防御力を発揮する。
 
;対ビームシールド
 
;対ビームシールド
:ビームコーティングが施された実体式のシールド。腕部に装備するために広範囲を防御できる。
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:ビームコーティングが施された実体式のシールド。腕部に装備するために広範囲を防御できる。ゼウスシルエット装着時はリニア砲の機関部ユニットに装着される。
 
;試製35式改レールガン
 
;試製35式改レールガン
 
:対[[フェムテク装甲]]用に配備された大型レールガン。
 
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== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
 
;対[[ブラックナイトスコード ルドラ]]
 
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:エルドア地区の戦いで敗北したブラックナイツとの再戦。その時とは逆に終始優勢の状態で戦闘を進めていく。その際、交戦中に[[フォースインパルスガンダムSpecII]]のエネルギー補給を行う余裕を見せたり、分身攻撃を「寝ぼけた分身」と一蹴して無数の分身を生成する。その生成した幻影を[[ヒルダ・ハーケン]]の駆る[[ゲルググメナース]]が利用してルドラの1機ガーネットを撃破し、続けざまに3機を断末魔の叫びを挙げさせる間もなく無傷で撃破した。傲慢な[[アコード]]達に「本当の」連携を見せつける形ともなった。
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:エルドア地区の戦いで敗北したブラックナイツとの再戦。その時とは逆に終始優勢の状態で戦闘を進めていく。その際、交戦中に[[フォースインパルスガンダムSpecII]]のエネルギー補給を行う余裕を見せたり、分身攻撃を「寝ぼけた分身」と一蹴して無数の分身を生成する。その生成した残像を[[ヒルダ・ハーケン]]の駆る[[ゲルググメナース]]が利用してルドラの1機ガーネットを撃破し、続けざまに3機を断末魔の叫びを挙げさせる間もなく無傷で撃破した。傲慢な[[アコード]]達に「本当の」連携を見せつける形ともなった。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[デスティニーガンダム]]
 
;[[デスティニーガンダム]]
:原型機。
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:原型機。ゼウスシルエットも本機と共に開発されていた装備である。
 
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*全体的な機体色が原型機よりやや暗めのグレーに変更されたことや、アンテナのカラーも黄色からグレーに変更されたことから、パイロットのシンの親友である[[レイ・ザ・バレル]]の機体であった[[レジェンドガンダム]]のカラーリングとの関連性を指摘する声が公開当初挙がっていた(後にスタッフの射尾卓弥氏の発言により関連性は否定されている)。
 
*全体的な機体色が原型機よりやや暗めのグレーに変更されたことや、アンテナのカラーも黄色からグレーに変更されたことから、パイロットのシンの親友である[[レイ・ザ・バレル]]の機体であった[[レジェンドガンダム]]のカラーリングとの関連性を指摘する声が公開当初挙がっていた(後にスタッフの射尾卓弥氏の発言により関連性は否定されている)。
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2024年11月23日 (土) 10:23時点における版

デスティニーガンダムSpecII
外国語表記 Destiny Gundam SpecII
登場作品 機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
デザイナー
  • 大河原邦男 (機体本体)
  • 射尾卓弥 (ゼウスシルエット)
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スペック
分類 試作型モビルスーツ
生産形態 改修機
型式番号 ZGMF/A-42S2
主動力 ハイパーデュートリオンエンジン
装甲材質 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
原型機 デスティニーガンダム
改修 モルゲンレーテ社
所属組織 コンパス
所属部隊 ヤマト隊
母艦 ミレニアム
主なパイロット シン・アスカ
テンプレートを表示

概要

第2次連合・プラント大戦で大破したデスティニーの改修機。改修はエリカ・シモンズの手で極秘裏に行われ、アスハ家の所有地であるオーブ連合首長国のアカツキ島に保管されていた。

動力が強化された事でヴァリアブルフェイズシフト装甲起動時のカラーリングがわずかに変化し、全体的に黒ずんだ色合いになった他、コクピットはストライクフリーダム弐式と同じ全天周囲モニターに換装された。

拳に備えるパルマ・フィオキーナ ビーム砲や長大な対艦刀であるアロンダイト ビームソードといった基本的な武装は元々のデスティニーと変わりはなく、後発のイモータルジャスティスに比べれば火力も落ちる。しかし、デスティニーはギルバート・デュランダルシン・アスカのために作らせた機体であり、パイロットとの相性ではこちらが勝る。

なお、シンは本機での戦闘時に機体の残像を作り出してブラックナイトスコードに対抗しているが、この残像はDUPE(デュープ粒子)の働きによるものであることが確認されている。

また、追加装備として先の大戦でデスティニーの装備として開発されていたA-GXQ754/V2 ゼウスシルエットがある。同装備は強すぎる威力が問題視され封印されていた新型リニア砲であり、発射に膨大なエネルギーが必要なため、十分な稼働には核動力の機体が求められる。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM
初登場作品。戦力を喪失したコンパスストライクフリーダムガンダム弐式インパルスガンダムSpecIIと共に提供され、シン・アスカによって運用された。宇宙での戦闘でインパルスと共にミレニアムの護衛を担い、ブラックナイトスコード ルドラと交戦してこれをまとめて撃破する活躍を見せた後、月面でアカツキからゼウスシルエットを受け取り、リニア砲でレクイエムを破壊し、戦いの幕を引いた。

装備・機能

特殊機能

ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲を発展させた相転移装甲。動力炉の換装に伴い、装甲のカラーリングが変化している。
デュートリオンビーム送電システム
額から発射するエネルギー供給ビーム。ミネルバ程長距離ではないが、これにより強襲と補給どちらもできるようになった。
A-GXQ754/V2 ゼウスシルエット
デスティニー用の追加装備として先の大戦中に開発された大型シルエット。陽電子砲弾[1]を実装する大型リニア砲を中心とした装備であり、あまりに破壊力が大きすぎるということで試作こそされたものの、暫く実戦に用いられる事はなかった。稼働には膨大なエネルギーが必要なため、運用には核動力の機体が求められる。
ウイングユニット
メインスラスターを中心に左右対称に配置されたウイングユニット。DUPE粒子によって無数の分身を生み出す事が出来る。

武装・必殺攻撃

MMI-GAU26 17.5mm CIWS
頭部に2門内蔵されたバルカン砲。本機唯一の実弾兵器で、PS装甲を持つMSなどには効果は薄いが、対人制圧やミサイル迎撃などに効果を発揮する。
MA-BAR73/S 高エネルギービームライフル
ハイパーデュートリオンの採用により豊富な電力が確保されたことから、それに対応できるよう改良され、出力と連射性が大幅にアップした専用ビームライフル。
RQM60F フラッシュエッジ2ビームブーメラン
左右両肩に装備された簡易ドラグーン式のビームブーメラン。ビームの出力調整により刃が伸縮し、ビームサーベルとしての役割も果たすようになった
M2000GX 高エネルギー長射程ビーム砲
背面左部に装備された、破壊力と精度を併せ持った大型ビームランチャー。ブラストシルエットの同装備の改良タイプ。
MMI-714 アロンダイト ビームソード
背面右部に装備されているビーム刃と実体刃の二種の刃を持つ長刀。ソードシルエットのエクスカリバーの改良型。
MMI-X340 パルマフィオキーナ 掌部ビーム砲
両手の掌に装備されたビーム兵器。効果範囲は狭いが、極めて高い攻撃力を有し、密着した状態の相手を確実に破壊する。
MX2351 ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置
両手の甲に装備されたビームシールド。ビーム、実体弾の双方に高い防御力を発揮する。
対ビームシールド
ビームコーティングが施された実体式のシールド。腕部に装備するために広範囲を防御できる。ゼウスシルエット装着時はリニア砲の機関部ユニットに装着される。
試製35式改レールガン
フェムテク装甲用に配備された大型レールガン。

対決・名場面

ブラックナイトスコード ルドラ
エルドア地区の戦いで敗北したブラックナイツとの再戦。その時とは逆に終始優勢の状態で戦闘を進めていく。その際、交戦中にフォースインパルスガンダムSpecIIのエネルギー補給を行う余裕を見せたり、分身攻撃を「寝ぼけた分身」と一蹴して無数の分身を生成する。その生成した残像をヒルダ・ハーケンの駆るゲルググメナースが利用してルドラの1機ガーネットを撃破し、続けざまに3機を断末魔の叫びを挙げさせる間もなく無傷で撃破した。傲慢なアコード達に「本当の」連携を見せつける形ともなった。

関連機体

デスティニーガンダム
原型機。ゼウスシルエットも本機と共に開発されていた装備である。

余談

  • 全体的な機体色が原型機よりやや暗めのグレーに変更されたことや、アンテナのカラーも黄色からグレーに変更されたことから、パイロットのシンの親友であるレイ・ザ・バレルの機体であったレジェンドガンダムのカラーリングとの関連性を指摘する声が公開当初挙がっていた(後にスタッフの射尾卓弥氏の発言により関連性は否定されている)。

商品情報

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脚注

  1. 地中貫通弾との表記もある。