「Gファイター」の版間の差分
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Aパーツのコクピットはコア・ファイターと同じ構造とすることで機種転換の期間を短縮させているほか、キャノピーは被弾時に瞬間的に装甲シャッターが降りることで防弾性を確保している。また無限軌道によって戦車のような運用もできるほか、旋回式の連装ビームキャノンと機首に2基のミサイル発射管を備えている。 | Aパーツのコクピットはコア・ファイターと同じ構造とすることで機種転換の期間を短縮させているほか、キャノピーは被弾時に瞬間的に装甲シャッターが降りることで防弾性を確保している。また無限軌道によって戦車のような運用もできるほか、旋回式の連装ビームキャノンと機首に2基のミサイル発射管を備えている。 | ||
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実際には製造から実戦配備までわずか2か月であったとされ、[[ホワイトベース]]隊に2機が配備。スレッガー機は[[ソロモン]]における[[ビグ・ザム]]との戦闘でコクピットを潰され大破、セイラ機は[[ア・バオア・クー]]攻略戦終盤で損傷・遺棄されている。 | 実際には製造から実戦配備までわずか2か月であったとされ、[[ホワイトベース]]隊に2機が配備。スレッガー機は[[ソロモン]]における[[ビグ・ザム]]との戦闘でコクピットを潰され大破、セイラ機は[[ア・バオア・クー]]攻略戦終盤で損傷・遺棄されている。 | ||
− | + | なお、本機は元々旧来のロボットアニメ戦略(合体変形機構の多用による玩具的な要素の付与)に基づいたスポンサーからの要請によって設定された機体であり、劇場版では代わりに[[コア・ブースター]]が設定され、「本機がホワイトベースに配備された」という事項は「異説」と呼ばれることもある。とはいえ後の作品やMSVには双方の派生機が登場しており<ref>双方の派生機が同時に登場する作品はほぼないため、その意味では整合性が取れているのかもしれない</ref>、完全になかったことにされたわけではない。 | |
Gファイターの運用思想と実績は「モビルスーツに装着・合体できるサポートユニット」や「独立して運用できるサポートメカ」という新たな兵器ジャンルを生み出すこととなり、宇宙世紀の世界観の内外で類似する運用法をとるサポートメカが多数設定された。 | Gファイターの運用思想と実績は「モビルスーツに装着・合体できるサポートユニット」や「独立して運用できるサポートメカ」という新たな兵器ジャンルを生み出すこととなり、宇宙世紀の世界観の内外で類似する運用法をとるサポートメカが多数設定された。 | ||
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2019年4月17日 (水) 19:31時点における版
Gファイター(G Fighter)
- 登場作品:機動戦士ガンダム(TV版)、機動戦士ガンダム サンダーボルト
- 分類:重戦闘機、ガンダムサポートメカ
- 装甲材質:ルナ・チタニウム合金
- 全長:15.2m
- 本体重量:58t
- 最高速度:マッハ2.1
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:不明
- 推力:不明
- 開発組織:地球連邦軍
- 所属:地球連邦軍
- 主なパイロット:スレッガー・ロウ、セイラ・マス、ハヤト・コバヤシ、他
概要
地球連邦軍が開発したガンダムのサポートメカ「Gパーツ(Gメカとも)」のAパーツとBパーツから構成される重戦闘機。Aパーツが機首やメガ粒子砲などの前半部分と無限軌道、Bパーツが後半部分の推進器となっており、これらとガンダムのAパーツとBパーツ、コア・ファイターを組み合わせた様々な運用形態を採る事ができる他、Gファイターの上部にガンダムを載せてサブフライトシステムとして運用することも可能(当時は定義確立前の時代の為「サブフライトシステム」というワードそのものは存在しないが)。
Aパーツのコクピットはコア・ファイターと同じ構造とすることで機種転換の期間を短縮させているほか、キャノピーは被弾時に瞬間的に装甲シャッターが降りることで防弾性を確保している。また無限軌道によって戦車のような運用もできるほか、旋回式の連装ビームキャノンと機首に2基のミサイル発射管を備えている。
Bパーツは4基のメインスラスター(熱核ハイブリットエンジンとされる)と主翼を備えた左右の補助推進ユニット(熱核ジェット/ロケットエンジン)、底部の4連装ミサイル発射管2基で構成されており、内部に無限軌道やガンダムのBパーツを収納できるスペースがある。補助推進ユニットは回転する事で状況に応じて前後に備える推進器の内、効率の良い方を選んで使用できる。
実際には製造から実戦配備までわずか2か月であったとされ、ホワイトベース隊に2機が配備。スレッガー機はソロモンにおけるビグ・ザムとの戦闘でコクピットを潰され大破、セイラ機はア・バオア・クー攻略戦終盤で損傷・遺棄されている。
なお、本機は元々旧来のロボットアニメ戦略(合体変形機構の多用による玩具的な要素の付与)に基づいたスポンサーからの要請によって設定された機体であり、劇場版では代わりにコア・ブースターが設定され、「本機がホワイトベースに配備された」という事項は「異説」と呼ばれることもある。とはいえ後の作品やMSVには双方の派生機が登場しており[1]、完全になかったことにされたわけではない。
Gファイターの運用思想と実績は「モビルスーツに装着・合体できるサポートユニット」や「独立して運用できるサポートメカ」という新たな兵器ジャンルを生み出すこととなり、宇宙世紀の世界観の内外で類似する運用法をとるサポートメカが多数設定された。
その他の運用形態
- Gアーマー
- (GメカAパーツ+ガンダムAパーツ+コア・ファイター+ガンダムBパーツ+GメカBパーツ)
- ガンダムをAパーツとBパーツの間にドッキングした姿。エネルギーを全てビームキャノンに回すため装弾数が増加するほか、この形態の時はガンダムは両手にシールドを保持することで腹部の防御と空力特性の改善を図る。分離(ボルトアウト)時は1枚のシールドを投棄していたが、後に2枚重ねにして運用するようになる。
- Gスカイ
- (コア・ファイター+ガンダムBパーツ+GメカBパーツ)
- 高速戦闘機形態。機体重量に比して推力が高く高い機動性を持つが、搭乗者の生存性や武装はコア・ファイターと大差ない。
- Gスカイ・イージー
- (コア・ファイター+GメカBパーツ)
- GスカイからガンダムBパーツを抜いた状態。第25話のオデッサ作戦でガンダムが上部に乗るシーンがあるが、作画・設定考証ミスによりコア・ファイターがオーバースケールで描かれ、本来腹部に収まるはずのコア・ファイターにガンダムが乗るという事態が発生している。
- Gブル
- (GメカAパーツ+ガンダムAパーツ+コア・ファイター)
- 重戦車形態。Aパーツの腹部装甲が無いためコア・ファイターが露出している。火器管制はコア・ファイターおよびGメカAパーツの双方から可能だが、後者の方が楽。ガンダムBパーツ側の出力補機類が無いためビームライフルは携帯しているが使用不可。
- Gブル・イージー
- (GメカAパーツ+ガンダムAパーツ)
- Gブルにコア・ファイターが付属しない状態。Gメカの機首側が正面になる。
- ガンダム+Bパーツ(ガンダムMAモード)
- (ガンダムAパーツ+コア・ファイター+ガンダムBパーツ+GメカBパーツ)
- ガンダムの下半身にBパーツを装着した状態。第32話でザクレロの高機動戦闘に対抗するべく急遽換装された。機動力は向上しているものの、AMBAC制御が行えないため、運動性は低下している。
登場作品と操縦者
- 機動戦士ガンダム (TV版)
- 第23話でマチルダ・アジャン率いるミデアの輸送部隊でホワイトベースに届けられ、ド・ダイYSとグフの連携で空中戦を仕掛ける襲撃部隊を撃退したのを皮切りにホワイトベースの強力な戦力となる(メタ的に言えば、たった2機のメカを登場させたことで味方メカの種類に大きく幅を持たせることに成功した)。
- 機動戦士ガンダム サンダーボルト
- ア・バオア・クーにてビリー・ヒッカムのサイコミュ高機動試験用ザクと交戦するほか、「砂鼠のショーン」にて陸戦型ガンダムを搭載した機体が登場する。
装備・機能
特殊機能
- 分離
- AパーツとBパーツに分離できる(それぞれ単体での運用は不可)。
- 合体
- ガンダムと合体してGアーマーになる。
武装・必殺攻撃
- ビームキャノン
- 機体前方に装備した大口径の2連装メガ粒子砲。ガンダムのビームライフルの3倍の威力とのこと。
- ミサイル発射管
- 機首に2連装1基、Bパーツに4連装2基を装備。
対決・名場面
関連機体
- ジム (サンダーボルト版)
- 陸戦型ガンダム (サンダーボルト版)
- 『サンダーボルト』でドッキング、Gアーマーとして運用される。
- フルドド/フルドドII
- Gディフェンサー
- Gファルコン
- GNアームズTYPE-E、GNアームズTYPE-D
- オーライザー
- 「ガンダムに合体できるサポートメカ」として他に設定された機体。
- スカイグラスパー
- 『SEED』における本機のオマージュ。
商品情報
脚注
- ↑ 双方の派生機が同時に登場する作品はほぼないため、その意味では整合性が取れているのかもしれない