ゲルググJ
MS-14JG ゲルググJ (GELGOOG JAGER)
- 登場作品:機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争、機動戦士ガンダム 戦略戦術大図鑑 一年戦争全記録、機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像
- デザイナー:出渕裕
- 分類:汎用量産型モビルスーツ
- 装甲材質:チタン・セラミック複合材
- 頭頂高:19.2m
- 本体重量:40.5t
- 全備重量:80.3t
- 主動力:熱核融合炉
- 出力:1,490kW
- 推力:178,500kg (24,500kg×3、21,000kg×5)
- センサー有効半径:6,300m
- 開発組織:ジオン公国軍
- 主なパイロット:シン・マツナガ、ファビアン・フリシュクネヒト、その他ジオン軍一般兵
ジオン軍の汎用量産型モビルスーツ。
ゲルググを統合整備計画に取り込み、空間戦闘における優位性を重視して、基本から再設計された機体。同計画で開発されたザクII改やリック・ドムIIなどとの共通規格のパーツが多く、整備性を向上させようという意図もある。
ゲルググに比べて、スカート形状が異なり、肩部や脚部アーマーが細くなっているなど、視覚的に差異が大きい。頭部はゲルググMと共通項が多く、従来のザクのように口元にチューブが見られる。装甲材質の変更で、シールドを携帯しなくとも防御力は従来のゲルググに劣らない。
本機最大の特徴は、3機の背部メインスラスターと2機のプロペラントタンク、5機の腰部サブスラスターを用いた高速移動にあり、総推力は原型機の約3倍を誇る。また、従来のモビルスーツは機体に対して斜め下向きにスラスターが設置されているため、前に移動する際前傾姿勢が強要される。モビルスーツの頭部は通常上下方向の駆動域が少なく、前傾姿勢でその少ない上方向の駆動を使ってしまうため、視野の減少をもたらすことになってしまう。しかし、本機は機体に対して垂直に設置されているため、直立のままの移動が可能となっており、他機に視界のアドバンテージを得ることができる。さらに、機体各所に設置された24機もの姿勢制御用スラスターとアポジモーターによって、精密な姿勢制御を行え、旋回性も高い。
機体名のJは「イェーガー」と読み、ドイツ語で「狩人」の意味。大型の長射程ビ ー ム・マシンガンを装備しており、前述の機動特性と姿勢制御もあり、精密射撃を行える程の高い射撃精度を有する。
以上のように、機体性能はとても高水準であり、生産コストも高いため、エースパイロット向けに少数のみ生産された。頭部にはブレードアンテナが標準装備であり、バックパックにはレーザー通信用のユニットとロッドアンテナが装備されているなど、通信性能も高水準である。
機体色はポケットの中の戦争に登場した機体は赤色、シン・マツナガが搭乗したとされる機体は白とネイビーブルーを基調としたカラーリングなど、他のエースパイロット専用機のようにパーソナルカラーを施した機体が多いが、基本色は他のゲルググ同様緑とグレーである。
登場作品と操縦者
装備・機能
武装・必殺攻撃
- 頭部バルカン砲
- 左右に1門ずつ内蔵している。
- ビーム・マシンガン
- 射撃精度の高い大型のマシンガンで、精密射撃を行うことができる。
- ビーム・スポットガン
- 両腕に装備。
- ビーム・サーベル
- 設定によって装備しているかしていないか区々だが、ゲーム作品では装備している場合が多い。
- シュツルム・ファスト
- 手持ち式のロケットランチャー。
対決・名場面
関連機体
- 原型機。
- 外見が本機と共通項が多い。
- 本機同様統合整備計画で開発された機体。