ブライト・ノア
ブライト・ノア(Bright Noa)
- 登場作品:
- 声優:鈴置洋孝(1st~CCA)、成田剣(UC、ゲーム代役)
- 種族:地球人
- 性別:男
- 生年月日:宇宙世紀0060年
- 年齢:19歳(1st)⇒27歳(Ζ、ΖΖ)⇒33歳(CCA)⇒36歳(UC)⇒45歳(閃ハサ)
- 所属:地球連邦軍
- 階級:少尉→中尉→中佐→大佐
- 役職・称号など:艦長
- 主な搭乗艦:ホワイトベース(1st)⇒アーガマ(Z、ZZ)⇒ラー・カイラム(CCA~)
地球連邦軍の軍人。まとめ役だったり叱責役だったりと苦労人。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム
- 士官候補生として新造艦ホワイトベースに乗り込むが、シャア・アズナブル率いるジオン軍部隊の急襲により、艦長のパオロ以下正規の軍人が軒並み負傷したため、なし崩し的に艦長になってしまった(パオロは負傷のため途中で降りた)。19歳の冬の出来事であった。リュウ・ホセイ亡き後、及びスレッガー・ロウ戦死の後はホワイトベース唯一の正規軍人で、19歳の若さ故に苦労する場面も多かったが、数多くの激戦を経て艦長として成長していった。
- 機動戦士Ζガンダム
- 一年戦争後、ミライ・ヤシマと結婚し二児の父親となる。軍人としては当時のブライトの年齢としては破格の中佐に昇進していたが、やはりアムロやハヤト同様に閑職である連絡船“テンプテーション”の船長を勤めていた。
しかし、色々あってエゥーゴに参加。戦艦アーガマの指揮を取り、グリプス戦役を戦い抜いた。 - 機動戦士Ζガンダム A New Translation
- 機動戦士ガンダムΖΖ
- 引き続きアーガマ艦長としてネオ・ジオンと戦うが、エゥーゴや連邦高官の意向もあって途中で艦を降りる。
Ζガンダムを奪いに来たジュドーに跳び蹴りされたり、エマリー・オンスに好意を寄せられて不倫疑惑が浮上するなどいまいち締まらないエピソードが多いが、最終話で連邦軍人たちの不甲斐なさに憤るジュドーに「気に入らないなら、俺を殴って気を済ませろ」と言って屈託を受け止めてみせた。その後吹っ飛ぶくらいに思いきり殴られる。 - 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 連邦軍の外郭独立部隊「ロンド・ベル」の旗艦ラー・カイラムの艦長となりネオ・ジオンと戦う。工作部隊を自ら指揮し、アクシズ内部に潜入して爆破しようとした。
- 機動戦士ガンダムUC
- 機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 赴任直後にマフティー処刑の報を受け取る。しかし、後にその正体が実子のハサウェイ・ノアだった事が新聞に載せられており…。
人間関係
機動戦士ガンダム
- アムロ・レイ
- 部下。ファースト前半は子供であるアムロに対して自身がやや未熟ながらも大人及び軍人としての厳しい態度をとった為に修正事件などかなり険悪な雰囲気になり、問題が起きることもあったが、後半はそれなりに良好となっている。時を経た『逆襲のシャア』では多大な信頼を持つ腹心の部下であり、対等の戦友である。
- ミライ・ヤシマ
- 部下。戦後、結婚する。
- リュウ・ホセイ
- 部下。初期ホワイトベース隊における彼の一番の理解者であり、また士官候補生時代からの戦友であるが故に彼の死に号泣した。
- スレッガー・ロウ
- 部下。一応、恋敵の関係とも言えるが、互いの信頼は厚い。
- カイ・シデン
- 部下。ファーストでは不真面目な態度を取る彼をアムロ同様に修正する一幕も。Ζ以降は特に再会する場面はない(何回か再会した可能性はあるが)。
- ハヤト・コバヤシ
- 部下。ΖΖでは戦死したカツの部屋を見にアーガマに訪れた際にブライトと再会した。
- セイラ・マス
- 部下。ファースト序盤は彼女に気がある素振りも見せていた。またΖΖラストにて再会し、シャアの不穏な動きを知らされる。
- カムラン・ブルーム
- ミライの婚約者。彼からミライを奪うことにはなったが、仲は悪くない。第2次ネオ・ジオン抗争時には、核ミサイルを提供してもらう。
- シャア・アズナブル
- 一年戦争では何度も対峙し、グリプス戦役では戦友同士である。『逆襲のシャア』では再度敵味方に分かれ、お互いに実力を認めている好敵手となる。
- ランバ・ラル
- 漫画版では彼に引導を渡した。
機動戦士Ζガンダム
- カミーユ・ビダン
- 彼を評してアムロの再来だと言った。ただカミーユはクワトロとの繋がりが大きい為、アムロやジュドー程絡みは少ない。
- ヘンケン・ベッケナー
- アーガマのキャプテンを彼から奪う形になってしまうが、互いに最後まで信頼しあっていた。
- トーレス、サエグサ
- 部下。
- ハサウェイ・ノア
- 息子。『閃光のハサウェイ』の主人公でもある。クライマックスではお互いに不幸が訪れることになる…。
- チェーミン・ノア
- 娘。
- バスク・オム
- エゥーゴに参加する前の序盤、居住区のあるグリーンノアでマークⅡのテストを行った事に対して異議を申し立てたが、一般の連邦軍人には関係無い事だと突っぱねられた上に殴打される。
- カクリコン・カクーラー
- バスクに引き続き、階級が下である筈の彼にも殴られる。
- エマ・シーン
- 部下。
機動戦士ガンダムΖΖ
- ジュドー・アーシタ
- アムロ、カミーユに続いて出会った三人目のニュータイプのガンダム乗り。最終回では連邦の無能振りに激怒する彼に敢えて殴られると言う大人の度量を見せた。
- エマリー・オンス
- ラビアンローズの艦長代理。不倫疑惑あり。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- メラン
- アデナウアー・パラヤ
- シャアにアクシズを売った彼の行動を非難した。
機動戦士ガンダムUC
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- ケネス・スレッグ
- ブライトにマフティーの正体がハサウェイであるという事実を知らせぬ為に奔走するが……。
名台詞
機動戦士ガンダム
- 「憎んでくれていいよ。ガンダムの整備をしておけ。人を使ってもいい。アムロ!君が中心になってな!」
- ガンダムをアムロに任せたときのシーン。
- 「何を言うか!ザビ家の独裁を目論む男が何を言うのか!!」
- ギレンの演説を聴いたあとの台詞。
- 「急降下してふりきれっ、よけたらガンダム出動だ!」
- 冒険王の漫画版における迷台詞。
その後、見事な急上昇で敵の攻撃に被弾した。
機動戦士Ζガンダム
- 「アムロの再来だ。もしあいつが操縦しているのなら」
- どうみても普通の学生にしか見えないカミーユがマークⅡを操縦してしまったのを見て、かつてのアムロに重ね合わせた台詞。
- 「貴様上官に向かって!」
- ティターンズのバスク大佐に抗議しに行ったら、階級が下のカクリコンに殴られた為。
- 「左舷(さげん)砲撃手、弾幕薄いぞ!何やってる!」
- 『機動戦士Ζガンダム』38話にて。
機動戦士ガンダムΖΖ
- 「いや、不倫は…」
- 第15話より。ムーン・ムーンの兵士から体を張ってエマリーを庇い、その時にエマリーからいい感じに迫られた時に発する。流石にブライトとてこの時点でエマリーの想いを気付いていたが、一方で不倫になりかねない事も認識している。
- 「まっ待ちたまえ、エマリー君!私はっ艦長だ、いつも艦長として…」
- 第15話に引き続いて第16話では自身の艦長室においてエマリーに強く迫られる事になり、相当焦った状態となってしまう。一応は部屋にあった家族の写真を見てギリギリ平静さを保っていたが。
- 「煙にまかれて涙を流しにきたのさ…」
- ダブリンでジュドーとともにネオ・ジオンの攻撃による火事に巻き込まれ、現地で看護婦をしていたファに助けられた際にダブリンにいた理由を問われての台詞。この時は不用意にネオ・ジオンとの融和策を取る連邦の偉い方に対する反論が受け入れられず、ジュドーが暴れたせいとはいえ地下室に閉じこめられていたという状況であり、挙げ句に危険性を指摘したネオ・ジオンに攻撃された事もあって、それらの憤りもあったと思われる。
- 「分かっている。気に入らないなら、俺を殴って気を済ませろ!」
- 最終決戦後、やっと援軍に来た連邦軍とエゥーゴの艦隊に激怒するジュドーに対して言い放った台詞で、思いっきりジュドーに殴られる事になる。エゥーゴの中央部にいながら手早い援軍をジュドー達に送る事が出来なかった不甲斐なさと責任を自覚し、あえて殴られた事により一人の大人としての責任を果たそうとした。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- 「すまんが、みんなの命をくれ」
機動戦士ガンダムUC
- 「その時、君の目の前にガンダムがあったのは偶然かもしれない。今までガンダムに乗ってきた者も皆そうだった。だが、ガンダムに乗るかどうかは自分で決めたことであって、偶然ではないはずだ。違うか?」
「かつてガンダムに乗った者たちと同じく、君もガンダムに選ばれたのだと思いたい。いつもそれは、結果的に必然だった…善くも悪くも、な」
「絶望を退ける勇気を持て。君がガンダムのパイロット…『ニュータイプ』であるなら」 - 連邦に捕まり迷走するバナージを勇気付けた一連の台詞。これまで最も多くのガンダムパイロットと関わってきたブライトだからこその台詞。バナージはこの言葉に勇気付けられ、ユニコーンと共に革新し始める。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
- 「そうでもないさ。歴代のガンダムは、連邦軍にいても、いつも反骨精神をもった者がのっていたな。そして、ガンダムの最後は、いつもこうだ。首がなくなったり、機体が焼かれたり、バラバラになったり……。しかし、反骨精神は、ガンダムがなくなったあとでも、健在だったものだ」
- 捕獲したΞガンダムを見たメカニックマンから「不穏分子が使うモビルスーツに、ガンダムという名称をつかうなんて、許せないでしょう?」と言われて。