ユーリー・コーベル
ユーリー・コーベル | |
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外国語表記 | Jurij Cobel |
登場作品 | 機動戦士ガンダム バンディエラ |
デザイナー | 加納梨衣 |
プロフィール | |
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種族 | 人間 (スペースノイド) |
性別 | 男 |
没年月日 | 宇宙世紀0079年12月下旬 (29日もしくは30日) |
職業 | サッカー選手 → 軍人 (MSパイロット) |
所属組織 | サッカークラブ「オクラント・レプス」→ ジオン公国軍・突撃機動軍 |
所属部隊 | レプス部隊 |
役職 | レプスMS部隊隊長 |
階級 | 中尉 |
主な搭乗機 |
概要
ジオン公国軍のレプス部隊の隊長を務めるパイロット。以前はサイド3最強の強豪サッカークラブ「オクラント・レプス」の10番を背負うエースストライカーとして活躍していたサッカー選手で、一年戦争開戦前のギャラクシーリーグ決勝ではハットトリックを決めジオンを優勝に導いている。そのため国民的英雄として扱われており、地球連邦のサッカーファンにも広く名を知られている。
ジオン本国での広報では、ユーリー以外のレプス選手を乗せた民間機が連邦の攻撃で撃墜された為、自ら軍に志願し戦地に赴くことを決意したことになっている。実際はレプスの選手が死亡したことは本当だが、自らの意思ではなく、軍上層部の命令で宣撫を兼ねて入隊させられたのが真相であった。
プロパガンダ要員としてジオン軍に入隊したため中尉の階級が与えられ、さらにオクラント・レプスのユニフォームを模したカラーリングの専用ザクIIが与えられている。プロパガンダのことは本人も薄々気づいており、レプス部隊に軍が割けるリソースが無い事も理解していた。
当人は好戦的な性格ではなく、終わらない戦いに嫌気が差しているが、責任を背負ったとして期待に応えようとがむしゃらに行動している。ヒーローインタビューに答えられないほど無口で少々口下手だが、隊長としてしっかり指示は出している。
左利きであり、彼の搭乗機にもその特性が反映されており、彼のザクを見た一部の連邦軍からは「左利きのザク」とも呼ばれる。MSパイロットとしての腕は確かであり、サッカーでの経験を活かした動きや部隊指揮で戦果を上げている。また鋭い勘を持つことからニュータイプの素質も持ち合わせており、フラナガン機関も彼の才能に目を付けていた。
一年戦争最終局面のグラナダ宙域での戦闘で戦死するが、国民にはジオン国営放送によるフェイク映像と伝えられている。また彼の戦果は全てプロパガンダのための偽情報であり、戦時中とは言え虚偽の報道に加担の上多くの国民を煽動し、サッカーの理念を汚したとして、宇宙サッカー連盟は賞歴及び記録を抹消し、サッカー界から永久追放されている。そのため公式には生死不明とされているが、真実を知っている人により故郷の民間墓地には彼の墓が建てられている。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダム バンディエラ
- 初出作品。主人公として登場。
人間関係
ジオン公国軍
- セリダ・ミルウェイ
- ユーリーの精神的なケアを望まれ編入された新兵。
- クラウデン・マリン
- 地球でレプス部隊に編入されたMSパイロット。現役時代は有名なサッカー選手であり、育成組織ではユーリーの監督を務めていた。周りからは本物の親子のようだと言われており、彼の前では本音が出ることもある。
- マ・クベ
- グラナダで対面した元オデッサ基地司令。サッカーという文化を継承しているユーリーのような人物は貴重として、非常に高く評価している。後にユーリー専用の新型機を手配した。
地球連邦軍
- シモン・バラ
- かつてイタリア代表のサッカー選手だったMSパイロット。彼とはギャラクシーリーグの決勝で対戦したことがあり、彼とのMS戦は楽しいと感じているが、できればサッカーでもう一度対決したかったとも思っている。
その他
- キイド
- オクラント・レプスのキャプテン。ユーリーとは幼馴染。夢の中に度々現れ、何かを伝えようとしている。
- グスタフ / テイル / イジニャード / ヒルシュ / アラン
マーシー / プリシパ / ポゼット / ベッカー - 他のオクラント・レプスのメンバー。
搭乗機体・関連機体
- ユーリー・コーベル専用ザクII
- 主な搭乗機。
- レプス
- グラナダで受領したワンオフの専用機。