概要
第二次オールズモビル戦役時のオールズモビルの士官であり、その中核となるシャルル艦隊の指揮官。階級は少佐。
宇宙世紀0097年頃[1]の生まれであるが、ジオン軍人の誇りを受け継いでいる。
登場作品と役柄
- 機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
- 初出作品。シャルル艦隊を率いてエイブラムとベルフ・スクレット駆るガンダムF90と交戦する。
- シャルル艦隊の壊滅後は残存兵力を集結させて、利用されていたことは理解した上でシャルル空撃隊としてクロスボーン・バンガードの指揮下に入り、イルルカンヤシュ要塞にてシャルル専用ゲルググを駆り、最後の戦いに挑む。
- 機動戦士ガンダムF90FF
- 『フォーミュラー戦記』以前の彼が登場。宇宙世紀0112年ではあるジオン残党のメンバーの1人としてリゲルグで資材をあさっていたところを、突如現れたティグリス2機の襲撃に遭い、僚機の爆発にて吹き飛ばされる形でただ1人逃走に成功していた。この当時は実戦経験がないためか襲撃時には恐怖していた。
- その後宇宙世紀0116年ではボッシュ・ウェラーの手引きを受けフォン・ブラウン教導団の一員として連邦軍に所属している。教導団所属時は同じジオン残党でありながら信念を捨てて破壊活動を行う者達と戦っていた。レガシィらによるトリムールティ襲撃時にも教導団として彼らと交戦していた。
人間関係
- ボッシュ・ウェラー
- シャルルをフォン・ブラウン教導団に招き、部下にした。
- カナタ・サワメ
- シャルルを兄の様に慕うオールズモビルの少女。
名台詞
- 「クロスボーンのタヌキめっ! しょせん 我らはすてゴマかっ!」
「各機につぐ この戦い すでにジオンの戦いではない」
「私はガンダムに戦いをいどむつもりだ」
「お前たちはこの空域をはなれ次の機会にそなえよ!」
- 『フォーミュラー戦記0122』Act.12より。もはや自分達の戦いがジオンの戦いではないと悟っていたシャルル。残ったメンバーを逃がそうとするも彼らは最後までシャルルと共に戦うことを決めていた。
- そしてジオン残党の最後の戦いと新時代の戦いの前哨戦が幕を開ける…。
- 「カナタ! 駄目だカナタ!行くな!」
「メガ粒子の相転移が始まって雷域(サンダーボルト)となっている もう無理だ!」
- 『F90FF』第46話より。暴走するトリムールティに向かうカナタを止めようとして。
- 発言自体は真っ当なのだがルビの「サンダーボルト」で面食らった人もいるのではないだろうか。[2]
- 「カナタ!! 馬鹿な!! ガンダムというのはやはり人の命を吸うというのか」
「それでは意味がないではないか! なんの為の力だ! なんの為の理想だ! カナタ!! カナタァッ!!」
- その後も引き続き呼びかけるがカナタが戻ってくる様子はなく、MIAとなってしまった。
- 「ガンダムというのはやはり人の命を吸うというのか」というセリフから察するに、ボッシュからかつてのアクシズ・ショックで何があったのか聞かされていたのだろうか。
搭乗機体・関連機体
- リゲルグ
- 宇宙世紀0112年時に搭乗。他2人と比べると新入り故かベース機が最も古い機体に乗っている。ゲルググ系機体との縁はここから始まっていたのかもしれない。
- ギラ・ドーガ改 (シャルル機)
- フォン・ブラウン教導団時の搭乗機。
- シャルル専用ゲルググ
- 第二次オールズモビル戦役時に搭乗。
- グラン・ザム
- 彼の搭乗が考えられていた。
リンク
脚注
- ↑ 時期的には「ラプラス事変」後~「不死鳥狩り」前後
- ↑ しかも『F90FF』の掲載誌「ガンダムエース」は角川書店なので掲載誌はおろか出版社グループも違う。