機動戦士Vガンダム (コミックボンボン版)

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機動戦士Vガンダム
著者 岩村俊哉
原作 富野由悠季
矢立肇
出版社 講談社
レーベル ボンボンKC
掲載誌 コミックボンボン
掲載期間 1993年~1994年 (1993年4月号~1994年3月号)
巻数 全2巻
話数 全12話(うち1話単行本未収録)
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概要[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム』の放映当時に少年漫画『コミックボンボン』1993年4月号~1994年3月号で連載された、岩村俊哉によるコミカライズ版。

リガ・ミリティアザンスカール帝国の戦いを描く点は変わらないが、主人公ウッソ・エヴィンが熱血漢な性格だったり、カテジナ・ルースが登場しなかったり他作品・実在人物のパロディキャラクターが出てきたりと、陰鬱な雰囲気のアニメ版とはかなり趣を異にする作風となっているのが特徴である。

登場人物[編集 | ソースを編集]

主人公と仲間達[編集 | ソースを編集]

ウッソ・エヴィン
主人公。アニメ本編とは打って変わって熱血漢かつギャグ満載な性格。ハチャメチャな戦法や即興の必殺技を次々と編み出し、立ちはだかる敵を粉砕していく。
シャクティ・カリン
ヒロイン…なのだが、本作における出番は少なめ。
ハロ
ペットロボ。
オデロ・ヘンリーク
ウッソと同様、血気盛んな性格。タンカーを押してリシテア級にぶつけるというウッソに劣らない豪快な戦法を披露した。
スージィ・リレーン
エリシャ・クランスキー
ウォレン・トレイス / カレル・マサリク / マルチナ・クランスキー / フランダース
第11章に僅かに登場。

リガ・ミリティア[編集 | ソースを編集]

マーベット・フィンガーハット
リガ・ミリティアの一員。クロノクルを挑発したせいでウッソはリガ・ミリティアに加わらざるを得なくなる羽目に。
オイ・ニュング
ロメロ・マラバル
初登場時にはRPGにいそうな魔法使いの格好をしており、「ロープレは燃える」とVガンダム騎士ガンダム風の装甲を取り付けている。
ロベルト・ゴメス
ジン・ジャナハム
「ジャハナム」ではない。アニメ版と異なり無能な部分は描かれていない。
ミューラ・ミゲル
ウッソの母。ウッソにV2ガンダムを届けた。が、次の回でまさかの爆死。そしてウッソは2話後の回で死を嘆いた。
ハンゲルグ・エヴィン
ウッソの父。アニメと打って変わって、息子の危機を救う漢らしい見せ場もある。やけに作画が濃い。

シュラク隊[編集 | ソースを編集]

オリファー・イノエ
シュラク隊の隊長。特に目立った出番・出撃も無く、第10章でいつのまにか死亡扱いに。
ジュンコ・ジェンコ
第6章でギンザエフに敗北。こちらも第10章でいつのまにか死亡扱いに。
ケイト・ブッシュ / マヘリア・メリル / ヘレン・ジャクソン
シュラク隊のメンバー。第4章であっさり退場。
ペギー・リー / コニー・フランシス
その他のメンバー。第3章以外、特に出番は無し。

ザンスカール帝国[編集 | ソースを編集]

クロノクル・アシャー
カテジナがいない事もあり、念願のライバルポジションに。が、ウッソの奇天烈ぶりに翻弄される羽目に。ラスボスも務めており、その際の鬼気迫る表情は必見。
マリア・アモーネス
第10章に登場。アニメ版と名前が異なる。
フォンセ・カガチ
マリアと共に登場。エンジェル・ハイロウに侵入したウッソに銃口を向けるが、オデロのガンブラスターの爆発に巻き込まれマリア共々あっさり爆死。
タシロ・ヴァゴ
アニメ版と異なり白い長髪。
ガリー・タン
右目に傷がある。
ゲトル・デプレ
ゴッドワルド
第5章に登場。「ふんどし姿で日本刀を持ちながら空中で座禅を組む」という衝撃的な初登場を果たしたザンスカールの武人。名前以外は容姿・性格が全くの別人であり、ザンテツブレード(という名のビーム・サーベル)による剣術を得意とする。
ギンザエフ
第6章に登場。名前は○ンギエフ、見た目は○イク・ハガーな「MS格闘王」。そして使用技はほぼ○ドモンド本田。
セナ / プロスト / シューマッハ
第7章に登場。モビルスーツグランプリのトップドライバーで構成されたチーム「サンダーインパルス」の3人組。名前が元ネタそのまんまというグレーゾーンな奴ら。
ゴズ・バール
第8章で登場。ミューラを人質にする役なのは変わらず。
ドゥカー・イク / レンダ・デ・パロマ
第9章で登場。MSサイズの釣竿でクジラ釣りに興じているウッソ達をツインラッド部隊で強襲した。
ファラ・グリフォン
第10章で登場。何故か中尉に格下げ。

その他[編集 | ソースを編集]

ムバラク・スターン
ジャンヌ・ダルクの艦長。
オリファーJr.
最終決戦後に産まれたマーベットとオリファーの子供。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

リガ・ミリティア[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

ザンスカール帝国[編集 | ソースを編集]

モビルスーツモビルアーマー[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

その他[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

艦船[編集 | ソースを編集]

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
第1巻 第1章 Vヴィクトリーガンダム登場!!  
第2章 ウッソの旅立ち 
第3章 鮮烈! シュラク隊 
第4章 宇宙要塞を撃滅せよ!! 
第5章 戦士ゴッドワルド見参!! 
未収録 第6章 読者間では連載時の煽り文「ガンダム拳炸裂!!」が
便宜上のサブタイトルとして用いられている
第2巻 第7章 白い彗星!! 
第8章 陸上戦艦を撃沈せよ!! 
第9章 勇者 洋上に散る!! 
第10章 最終兵器エンジェル・ハイロウ降臨す!! 
第11章 あらたなる出発たびだち 

関連作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム
原作となるTV本編。
機動戦士ガンダム シルエット・フォーミュラ フォーミュラ91の亡霊
同じく岩村氏が手掛けた『機動戦士ガンダム シルエットフォーミュラ91』のコミカライズ作品。こちらもギャグテイストが強く、某国民的バトル漫画的な作画になっているのが特徴。
機動戦士ガンダム (冒険王版) / 機動戦士ガンダムF91 (コミックボンボン版)
本作と並んで原作崩壊ぶりがネタとして挙げられる事の多いコミカライズ作品。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 2022年7月~10月に作者の岩村氏がツイッター上で本作の裏話をいくつか明かしている。例として、
1. 最初の打ち合わせで担当編集者からいろいろ味付けしてよいという旨の許可をもらったため、ウッソをポジティブキャラにした。ギリギリを攻めた騎士Vガンダムについても担当はノリノリで推した
2. ヒロインをシャクティに絞りたかったため敢えてカテジナは出さなかった
3. 「モビルスーツの性能もさることながら操縦者がレスラーならレスリングの技を。剣豪なら剣士の技を繰り出すだろう。操縦者によってモビルスーツの能力は変わる」という持論からレスラーや剣士、F1レーサーを登場させた。
4. 単行本化にあたり、ページ数の都合上1話分削る必要があったため、編集と悩んだ末、削っても1番影響が少ない第6章が削られた。
5. シャイターンが初期設定の「ギギム」の名前で登場したのは、連載がアニメに追いつき、資料が間に合わなかったため。
6. 以前『ガンダムマガジン』で『νガンダム秘話 ネオ・ジオンの亡霊』を手掛けたのがご縁でボンボンから本作の制作を依頼された。
…等々、設定の経緯や原稿・線画に関わる裏話なども明かしている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

コミックス[編集 | ソースを編集]

ボンボンKC[編集 | ソースを編集]

プラチナコミックス[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]