νガンダム (RX-93ff)

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νガンダム (RX-93ff)
外国語表記 ν Gundam
登場作品 RX-93ff νGUNDAM from SIDE-F
デザイナー
  • 川原正毅 (ファンネル考案・ベースデザイン)
  • カトキハジメ (ファンネル最終デザイン)
  • 富野由悠季 (カラーリング監修)
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スペック
分類 ニュータイプ専用試作型モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機 / 仕様・装備バリエーション
型式番号 RX-93ff
頭頂高 20.5m (立像)
全高 24.8m (立像)
本体重量 80t (立像本体。基礎梁除く)
主動力 熱核融合炉
装甲材質 ガンダリウム合金
構成物質
【立像】
  • 鉄骨造 (構造)
  • FRP (仕上げ)
別形態 νガンダム (RX-93)
設計 アナハイム・エレクトロニクス社
製造 サイドF (復元)
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概要[編集 | ソースを編集]

νガンダムにフィン・ファンネルではなくロングレンジ・フィン・ファンネルを装備した機体。他の兵装プランと同じく第二次ネオ・ジオン抗争に間に合わなかった装備バリエーションの1つである。

アムロ・レイが発案したフィン・ファンネルは複数を組み合わせることでビーム・バリアを展開できる機能が画期的であったが、単体では火力不足が指摘されていた。そこでアナハイム・エレクトロニクス社Hi-νガンダムで検討中のハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーをフィン・ファンネルに組み合わせるコンセプトのロングレンジ・フィン・ファンネルを考案した。

ロングレンジ・フィン・ファンネルの装備に合わせてνガンダム本体もRX-93ff仕様へと変更されており、ロングレンジ・フィン・ファンネルと本体のジェネレーターを直結するΖΖガンダムと同様の方式が採用されている。これにより大火力でありながらファンネルとしても使用可能なオールレンジ兵装として完成しており、ニュータイプが操れば単機で対艦戦闘さえこなせる程の能力を持つ機体となっている。

実際に装備されなかった兵装プランであるが、後にラー・カイラムに残されていた実戦データを基にサイドFでRX-93ff仕様のνガンダムと共に復元されている。その際にアムロのパーソナルマークのカラーリングも一部変更されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

ガンダムパーク福岡
立像の設置場所。福岡県の「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」施設内にあるガンダム複合エンターテインメント施設「ガンダムパーク福岡」において実物大立像としてオープン前から建設が進められ、2021年12月22日にはガンダム (RX-78F00)と同様に上頭式も執り行われた。そして2022年4月25日のららぽーと福岡の開業と共に一般公開された。カラーリングは富野由悠季氏が監修を務めており、機体の黒い部分が青に変更され、赤・青・黄色のトリコロールカラーのマーキングやパーソナルマークがアクセントとして取り入れられるなど、商業施設向けにミリタリー感を抑えたアレンジが加えられている。
RX-93ff νGUNDAM from SIDE-F
上記施設内で夜演出の1つとして公開されている特別映像。アクシズ落下阻止作戦で本機が戦っていたら、という設定で新たに大型ファンネルを装備したサザビーとの激闘が上映される。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

サイコフレーム
コクピットフレーム部に採用された特殊構造材。サイコミュと同程度の性能を持つサイコチップが金属粒子レベルのサイズで封入されていて、サイコミュシステムの小型化や機体の追従性の向上等といった恩恵を得る事が可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

60mmバルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵されている機関砲。
ビーム・ライフル
νガンダム専用のビーム・ライフル。銃身上部にはグレネード・ランチャーが装備されている。
カスタム・ビーム・サーベル
バックパック右側に1本装備されている専用のビーム・サーベル
スペア・ビーム・サーベル
左腕部に1本装備されている予備のビーム・サーベル。
シールド
腕部に装備される専用シールド。裏面にはビーム・キャノンと4発のミサイルが装備されている。
ロングレンジ・フィン・ファンネル
バックパックに装備されている無線制御式の大型ファンネル。機体の全高に匹敵するサイズのオールレンジ兵装であり、小型ジェネレーター2基が搭載されている。接続基部は可動式で、前方に向けることが可能。バックパック装備時には本体ジェネレーターと直結し、艦艇を一撃で撃破する威力を発揮する。前腕部にも装備可能で、その際には大出力ビーム砲としてだけでなく、大出力ビーム・サーベルとして使用することも可能である。なおフィンファンネルとは異なり、戦闘中の再装着が可能となっている。
立像においては、通常のフィン・ファンネルのままだとバックパックの片側に付けている都合上、風を受けると構造バランス的に厳しいため、乃村工藝社の川原正毅氏の考案によりフィン・ファンネルに代わる新武器として採用された。以後、サイズやデザインの修正などを繰り返し、最終的にデザインはカトキハジメ氏が担当した。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

サザビー

関連機体[編集 | ソースを編集]

νガンダム
フィン・ファンネルを装備した通常仕様。RX-93ff仕様の基となった。立像自体は本来のνガンダムと比べると1~2m程低くなっている。
Hi-νガンダム
ロングレンジ・フィン・ファンネルの基となったハイパー・メガ・バズーカ・ランチャーを装備したνガンダムの発展型。本機の設定面でその存在が明確に言及されている。
ガンダム立像 / ユニコーンガンダム立像 / ガンダム (RX-78F00) / フリーダムガンダム立像
これまでに建設された実物大ガンダム立像の数々。その中で本機は一番の高さとなっている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • ガンダムパーク福岡オープン前にはカメラアイにシートが貼り付けられるという『逆襲のシャア』冒頭のシーンに肖った演出が行われている。2021年の暮れに行政手続きの関係から一度組み立てて完成検査を行う必要があり、オープンまで3ヶ月半立たせっぱなしになるため、川原氏のアイデアにより実現に至っている[1]。BANDAI SPIRITS側もこのアイデアに賛同しており、施設のウェルカムキャンペーンで限定配布されたガンプラ用マーキングシールに目隠し用のシールとして取り入れている。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ムック [編集 | ソースを編集]

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 「グレートメカニックG 2022SUMMER」27ページ