アルテミス

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アルテミス (Artemis)[編集 | ソースを編集]

ユーラシア連邦の保有する宇宙要塞。「アルテミスの傘」と呼ばれる光波防御帯によって要塞全体を包む事で鉄壁の防御を誇っている。アルテミスの傘は常時展開されている訳ではなく、平時は非展開状態となっており、敵の接近時に展開される。一方、地球連合軍と敵対するザフト軍からは戦略的価値がない宙域に位置するため、半ば放置されていた。

崩壊したヘリオポリスから脱出したアークエンジェルが補給のために入港したものの、アルテミス司令ジェラード・ガルシアはアークエンジェルの識別コードが軍に登録されていない事を理由に艦を拿捕。クルーを拘束している間に調査を進め、ストライク共々手中に収めようと目論んだ。一方、アークエンジェルを追撃するクルーゼ隊は、ニコル・アマルフィが傘の欠点に目を付け、ブリッツミラージュコロイドを使用した隠密作戦を立案、実行し傘の内側へと侵入。アルテミスの傘は破壊され、立て続けに内部に侵入したクルーゼ隊の攻撃により要塞は陥落。その隙をつく形でアークエンジェルもアルテミスから離脱した。

陥落から3日後、要塞防衛の要である傘を失ったアルテミスは、ザフトや宇宙海賊の襲撃に対抗する目的で傭兵部隊サーペントテールに警護を依頼するが、物見遊山でやってきたロウ・ギュール一行の保有するレッドフレームの捕縛を要求する為に部隊のメンバーであるイライジャ・キールを人質に取った事で依頼は反故となり、その後防衛戦力を失った要塞は海賊に占拠され、傘を修復された上で籠城されてしまう。この事態に対し、地球連合軍はサーペントテールにアルテミス奪還を依頼し、これを奪還させた。

その後、ユーラシア連邦のモビルスーツ開発を目的として特務部隊Xが創設され、ハイペリオンが配備されるが、情勢の変化によってユーラシアにダガー系MSが配備されるとMS開発は凍結され、ガルシアの判断ミスによって特務部隊のメンバーも脱走してしまう。

第2次連合・プラント大戦後はフェアネス・ツヴァイクレの経営する民間企業が購入し、港湾施設などの改修を行った上でデスティニー・プランの実行を画策するフェアネスの拠点として使用される。フェアネスによるデスティニー・プラン実行が頓挫すると、ファウンデーション王国が要塞を掌握。ユーラシアによる核攻撃を口実に、月面のレクイエムを恫喝手段として三度のデスティニー・プラン実行を世界に迫ったが、ニコルの戦術によって要塞に潜入したコンパスの白兵戦部隊により要塞は鎮圧され、ファウンデーション軍も要塞から撤退した。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムSEED
初登場作品。PHASE-04~06で登場した。序盤で主人公の母艦が敵の追撃を逃れるために立ち寄った自軍拠点という点では『1st』のルナツーと同じポジションではあるものの、基地の人間が一貫して主人公達に敵対した上、敵の攻撃であっさり陥落するなど、扱いは雲泥の差となっている。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY
Parts2で登場。『SEED』本編で基地全体が爆発を起こしていたが、後発作品も含め基地としては機能している。警備のためサーペントテールを雇ったものの、ガルシアの裏切り行為によりジャンク屋組合とサーペントテールの両方を敵に回す結果となった。
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY R
「ASTRAY B」パートであるunit: サーペントテールで登場。基地を占拠した海賊にガルシアが拘束されるが、サーペントテールの活躍により救出され、海賊は壊滅。アルテミスは奪還された。
機動戦士ガンダムSEED X ASTRAY
機動戦士ガンダムSEED ASTRAY 天空の皇女
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

施設 [編集 | ソースを編集]

要塞内部の端から端まで繋がっている宇宙港。艦艇が何隻も停泊できるほど巨大。
管制室
港に隣接している管制室。複数の管制官が基地周辺の警戒を行っている。『SEED』では基地内部で戦闘が起きた際、バスターガンダムに撃墜されたメビウスが激突し爆発に巻き込まれている。
光波防御帯 (アルテミスの傘)
要塞表面に複数敷設されている光波防御装置。

関連人物 [編集 | ソースを編集]

ジェラード・ガルシア
第1次連合・プラント大戦時の要塞司令官。アークエンジェルを手中に収めようとするが、その最中にアルテミスの陥落という事態に陥った。管制室で爆発に巻き込まれたのにも関わらず何故か生き延びているが、その後は段々と落ち目になっていく。
ビダルフ
臨検官。基地に到着したアークエンジェルのクルーを拘束した。
カナード・パルス
特務部隊XのMSパイロット。ハイペリオンの1号機を運用するが、後に脱走。
バルサム・アーレンド
ハイペリオン2号機パイロット。カナード脱走の際、その追撃を任されるも戦死。
フェアネス・ツヴァイクレ
第2次連合・プラント大戦後の所有者。
アウラ・マハ・ハイバル
ファウンデーション王国女王。
オルフェ・ラム・タオ
ファウンデーション王国宰相。

関連用語[編集 | ソースを編集]

ユーラシア連邦
特務部隊X
ファウンデーション王国
デスティニー・プラン

リンク[編集 | ソースを編集]