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== アロウズ(A-LAWS) ==
 
== アロウズ(A-LAWS) ==
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『[[機動戦士ガンダム00]]』に登場する独立治安維持部隊。
  
[[機動戦士ガンダム00]]」に登場する部隊。
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[[ソレスタルビーイング]]壊滅を契機に国連を母体として[[地球連邦政府 (00)|地球連邦政府]]が樹立するとともに、その軍事部門として[[地球連邦軍 (00)|連邦正規軍]]が編成されるが、世界が統一されたとはいえ[[カタロン]]等の反体制勢力は依然残っており、これに対処するべく治安維持等を目的として組織された。しかし、実際には治安維持活動の名の下に、反政府組織や思想犯、連邦非加盟国への強引とも取れる弾圧や武力介入などを行っていた。
  
国連が発展し地球連邦が設立される事になる。その地球連邦の正規軍とは別に、治安維持等を目的として組織された独立治安維持部隊、それがアロウズである。
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当初は4000万人規模の兵員によって編成されており、アロウズ隊員は連邦軍の同階級の兵士よりも上の権限が与えられている他、[[グラハム・エーカー|ミスター・ブシドー]]など独自行動を許可するライセンスが発行されており、彼らは組織内で「ライセンサー」と呼ばれ特別視されている。
  
世界は統一されたとはいえ反勢力組織は依然残っており、治安維持活動の名の元に、反政府組織や主義思想および連邦の意向に賛同しない国等に、弾圧や武力介入などの強行かつ残虐な活動を行っていた。
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設立の背後には[[リボンズ・アルマーク]]率いる[[イノベイド|イノベイター]]の存在があり、リボンズが掌握した[[ヴェーダ]]の情報統制によってアロウズの強権的な活動は秘匿され、その実態が一般市民の目に触れる事は無い。
  
背後には[[リボンズ・アルマーク]]が率いる[[イノベイター]](イノベイド)が付いており、イノベイターの技術を使った新型機の配備やイノベイターが配属されている。
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保有兵器は連邦軍の最新鋭機が優先的に配備され、主力機である[[ジンクスIII (アロウズ型)|ジンクスIII]]も各パイロットに合わせたチューニングが施され、[[ジンクスIII (地球連邦型)|連邦仕様]]よりも性能が向上している。またイノベイター専用機としてソレスタルビーイングの技術を転用した新型[[モビルスーツ]]の配備も進められていた。
  
イノベイターや[[グラハム・エーカー|ミスター・ブシドー]]などには独自行動を許可する「ライセンス」が与えられている。
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[[ブレイクピラー事件]]の後、連邦軍を指揮下に置き部隊規模を拡大させたが、ソレスタルビーイングとカタロン宇宙艦隊、そして[[カティ・マネキン]]率いる反乱部隊によって艦隊は壊滅。そしてイノベイターがソレスタルビーイングに敗北した事で、その弾圧行動が明るみとなり組織は解体。同時にアロウズを支持していた連邦政府も新政権に再編された。
 
 
最終的に[[ソレスタルビーイング]]にイノベイターは敗北した事で、弾圧行動が明るみとなり、解体されている。
 
 
 
西暦2314年には新政権によりアロウズを悪、ソレスタルビーイングを正義として描いたプロパカンダ映画「ソレスタルビーイング」が制作されている。
 
 
 
その高圧的なまでの姿勢は「[[機動戦士Ζガンダム]]」に登場する敵対組織「[[ティターンズ]]」に近い。
 
 
 
== 規模 ==
 
新型MSの配備、独自行動、同階級の優遇などと連邦軍より待遇されている。当初は、4000万人の人員だったが、ブレイクピラー事件にて連邦軍を吸収し、大規模の部隊となった。
 
 
 
== 知名度 ==
 
連邦兵は表面上しか知らず、アロウズも[[メメントモリ]]の存在はごく一部しか知らされていない。
 
情報操作により一般市民には実態が知らされていなかったが、新政権により実態が暴露された。
 
  
 
== 登場作品 ==
 
== 登場作品 ==
;[[機動戦士ガンダム00]](2ndシーズン)
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;[[機動戦士ガンダム00]]
:地球連邦軍の特殊部隊。
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:2ndシーズンより登場。地球連邦軍の特殊部隊としてソレスタルビーイングと敵対。ストーリーが進むにつれてその実態がリボンズの傀儡である事が明らかになって行き、最終的にソレスタルビーイングの前に敗北した。
 
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;[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-]]
== 構成要素 ==
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:既に組織は解体されており、作中劇「ソレスタルビーイング」では明確な悪役として描かれている。ただし、アロウズ側で首魁としてメインを張っているのは何故かアロウズ発足前に戦死したはずの[[アレハンドロ・コーナー]]である。これについては『[[機動戦士ガンダム00V|00V]]』において戦後にアレハンドロを戦犯として晒し上げようとしたリボンズの謀略が関係しているものと思われる。
 
 
== 関連地名 ==
 
 
 
== 関連組織 ==
 
;[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]
 
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== 主な構成員 ==
 
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;[[デヴァイン・ノヴァ]]
 
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== 関連組織 ==
== 歴史 ==
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;[[地球連邦軍 (00)|地球連邦軍]]
 
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:地球連邦の正規軍。本来アロウズは連邦軍の一部隊として編成されていたが、主従関係を逆転させ、連邦軍を指揮下に置いた。
== 話題まとめ ==
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;[[ティターンズ]]
<!-- *[[namazu:アロウズ]] (全文検索結果) -->
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:[[宇宙世紀]]世界におけるジオン残党狩りを目的とした特殊部隊。アロウズのモチーフとなったとされている。
 
 
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:アロウズ]] -->
 
 
 
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[組織]]
 
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*[[部隊・チーム]]
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2022年2月2日 (水) 19:18時点における最新版

アロウズ(A-LAWS)[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00』に登場する独立治安維持部隊。

ソレスタルビーイング壊滅を契機に国連を母体として地球連邦政府が樹立するとともに、その軍事部門として連邦正規軍が編成されるが、世界が統一されたとはいえカタロン等の反体制勢力は依然残っており、これに対処するべく治安維持等を目的として組織された。しかし、実際には治安維持活動の名の下に、反政府組織や思想犯、連邦非加盟国への強引とも取れる弾圧や武力介入などを行っていた。

当初は4000万人規模の兵員によって編成されており、アロウズ隊員は連邦軍の同階級の兵士よりも上の権限が与えられている他、ミスター・ブシドーなど独自行動を許可するライセンスが発行されており、彼らは組織内で「ライセンサー」と呼ばれ特別視されている。

設立の背後にはリボンズ・アルマーク率いるイノベイターの存在があり、リボンズが掌握したヴェーダの情報統制によってアロウズの強権的な活動は秘匿され、その実態が一般市民の目に触れる事は無い。

保有兵器は連邦軍の最新鋭機が優先的に配備され、主力機であるジンクスIIIも各パイロットに合わせたチューニングが施され、連邦仕様よりも性能が向上している。またイノベイター専用機としてソレスタルビーイングの技術を転用した新型モビルスーツの配備も進められていた。

ブレイクピラー事件の後、連邦軍を指揮下に置き部隊規模を拡大させたが、ソレスタルビーイングとカタロン宇宙艦隊、そしてカティ・マネキン率いる反乱部隊によって艦隊は壊滅。そしてイノベイターがソレスタルビーイングに敗北した事で、その弾圧行動が明るみとなり組織は解体。同時にアロウズを支持していた連邦政府も新政権に再編された。

登場作品[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム00
2ndシーズンより登場。地球連邦軍の特殊部隊としてソレスタルビーイングと敵対。ストーリーが進むにつれてその実態がリボンズの傀儡である事が明らかになって行き、最終的にソレスタルビーイングの前に敗北した。
劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-
既に組織は解体されており、作中劇「ソレスタルビーイング」では明確な悪役として描かれている。ただし、アロウズ側で首魁としてメインを張っているのは何故かアロウズ発足前に戦死したはずのアレハンドロ・コーナーである。これについては『00V』において戦後にアレハンドロを戦犯として晒し上げようとしたリボンズの謀略が関係しているものと思われる。

主な構成員[編集 | ソースを編集]

幕僚幹部[編集 | ソースを編集]

ホーマー・カタギリ
アーサー・グッドマン

艦長、佐官クラス[編集 | ソースを編集]

カティ・マネキン
アーバ・リント
ビリー・カタギリ
リー・ジェジャン

主なパイロット[編集 | ソースを編集]

ルイス・ハレヴィ
アンドレイ・スミルノフ
ソーマ・ピーリス
バラック・ジニン
パトリック・コーラサワー
デカルト・シャーマン

ライセンサー[編集 | ソースを編集]

ミスター・ブシドー
リヴァイヴ・リバイバル
ヒリング・ケア
ブリング・スタビティ
デヴァイン・ノヴァ

関連組織[編集 | ソースを編集]

地球連邦軍
地球連邦の正規軍。本来アロウズは連邦軍の一部隊として編成されていたが、主従関係を逆転させ、連邦軍を指揮下に置いた。
ティターンズ
宇宙世紀世界におけるジオン残党狩りを目的とした特殊部隊。アロウズのモチーフとなったとされている。

リンク[編集 | ソースを編集]