アームレイカー

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

アームレイカー(Arm raker) [編集 | ソースを編集]

宇宙世紀0080年代後半から実用化された、サイドスティック(操縦桿)に代わるモビルスーツ用操縦インターフェース。

ボール状のコントロールグリップに手を乗せる方式[1]を採用し、トリガー等の操作ボタンを上部に備える。5指の指先でそれぞれに対応したボタンを操作する事によって、従来の操縦桿より繊細かつ自由度の高い機体制御が可能になり、第二次ネオ・ジオン抗争では地球連邦軍ネオ・ジオン双方の機体に採用された。

しかし、グリップを握り込めない性質上、保持力に問題があり、いざという時の踏ん張りが効かず、被弾時の衝撃で手が外れやすい。この欠点は現場のパイロットの不評を買い、シャアの反乱後、地球連邦軍の操縦インターフェースは従来の方式へと差し戻された。一方で、袖付きといった武装勢力はシステムの刷新を行う余裕が無い為、アームレイカーを使わざるをえない状況にあった。また、連邦系のMSであっても一部の試験機(ガンダムF90等)ではアームレイカーが採用される事もあった。

登場作品 [編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
初出作品。敵味方双方の機体に採用されている。
ガンダム・センチネル
ジェガン等への採用に先駆け、Sガンダムに先行導入された。
機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還
アナハイムが宇宙世紀0090年の技術で再生産したゲルググに導入されている。
機動戦士ガンダムUC
パイロットからの不評により、連邦は操縦システムを旧来の物へと差し戻した。一方、袖付きでは組織の困窮状態から、引き続きアームレイカーを導入している。
機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ
劇場版でΞガンダムに採用。AIによる補助等をカットしたマニュアル性の高い機体として描写されている。
機動戦士ガンダムF90
コミックにおいてガンダムF90の操縦インターフェースとして一時的に採用されている様子が見られるが、火星降下時には一般的なサイドスティック方式に変更されている。
機動戦士ガンダムF91
小型MSは連邦軍・クロスボーン・バンガード共に小型MSがサイドスティック方式を採用しているのに対し、ジェガンの改修機は引き続きアームレイカー採用機が確認できる。
ガンダムビルドファイターズ / ガンダムビルドファイターズトライ / その他関連作品
ガンプラバトルのインターフェイスとして採用。ガンプラの操作の他、武器の選択など多彩な機能を持ち、ファイターの操作に応じて任意の形状に変形する事も可能だった。

関連用語[編集 | ソースを編集]

全天周囲モニター
リニアシート

リンク[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 現実世界で言う所の「トラックボール」に近い。