「ガンダムアストレアTYPE-Xフィンスターニス」の版間の差分

提供: ガンダムWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(4人の利用者による、間の7版が非表示)
33行目: 33行目:
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[イノベイター]]([[イノベイド]])勢力が開発した[[ガンダムアストレアTYPE-Fブラック]]のバリエーション機。MS開発史の権威であるMS開発史研究者ロベール・スペイシーが後生の研究者に向けて残した「スペイシー・メモ」に記載されている機体の1つであるが、ロベールですらデータを収集しつつもその実体を掴めなかった事から、研究者によるデータの解析が続けられている。
+
[[イノベイター]]([[イノベイド]])勢力が開発した[[ガンダムアストレアTYPE-Fブラック]]のバリエーション機。MS開発史の権威であるMS開発史研究者[[ロベール・スペイシー]]が後生の研究者に向けて残した「スペイシー・メモ」に記載されている機体の1つであるが、ロベールですらデータを収集しつつもその実体を掴めなかった事から、研究者によるデータの解析が続けられている。
  
 
本機は特殊任務に特化した仕様の機体であり、機体そのものが秘匿された存在であることから、[[型式番号]]の「X」に[[ヴェーダ]]が秘匿情報を示す際に用いる「X」が使用されているとロベールは推測している。機体名の「フィンスターニス」はロベールが本機を呼称する際に用いていた名称であり、ラテン語で「闇」を意味するが、この名が正式なものなのかロベールによって付けられたものなのかはハッキリとしていない。
 
本機は特殊任務に特化した仕様の機体であり、機体そのものが秘匿された存在であることから、[[型式番号]]の「X」に[[ヴェーダ]]が秘匿情報を示す際に用いる「X」が使用されているとロベールは推測している。機体名の「フィンスターニス」はロベールが本機を呼称する際に用いていた名称であり、ラテン語で「闇」を意味するが、この名が正式なものなのかロベールによって付けられたものなのかはハッキリとしていない。
46行目: 46行目:
 
;METAL BUILD
 
;METAL BUILD
 
:2021年のMETAL BUILD 10周年を記念し、2021年7月28日にYoutube特別番組「GUNDAM FIGURES LIVE」にて立体化が公表された。『[[機動戦士ガンダム00F]]』でブラックアストレアがあまり活躍の機会に恵まれなかった事から、それを掘り下げる目的で海老川兼武氏によってデザインされた。GNスナイパーライフルのジンクス風アレンジであるGNシャープシューターやジンクスのシールドをそのまま持たせている点など、CBの機体にイノベイター陣営のジンクスをミキシングした機体となっている理由については、同氏が「エクシアベースの機体が浸食された感を出したかったのが1番の狙いでした」と述べている。
 
:2021年のMETAL BUILD 10周年を記念し、2021年7月28日にYoutube特別番組「GUNDAM FIGURES LIVE」にて立体化が公表された。『[[機動戦士ガンダム00F]]』でブラックアストレアがあまり活躍の機会に恵まれなかった事から、それを掘り下げる目的で海老川兼武氏によってデザインされた。GNスナイパーライフルのジンクス風アレンジであるGNシャープシューターやジンクスのシールドをそのまま持たせている点など、CBの機体にイノベイター陣営のジンクスをミキシングした機体となっている理由については、同氏が「エクシアベースの機体が浸食された感を出したかったのが1番の狙いでした」と述べている。
 +
;[[機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle]]
 +
:Youtube動画「『機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle』 EPISODE DEVISE」にて一瞬登場。光学迷彩で姿を隠しつつ、[[ソレスタルビーイング]]がテストを行っている[[ガンダムデヴァイズエクシア]]と[[ガンダムデヴァイズデュナメス]]を偵察した。
 +
:続く「『機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle』 EPISODE GN ARMS」では2機登場。1機が[[ガンダムアストレアII]]のダブルドライヴのテストを行っていた[[刹那・F・セイエイ|刹那]]と[[ラッセ・アイオン|ラッセ]]に陽動を掛け、その間にもう1機が偵察。刹那達の[[GNアーマーTYPE-E]]により陽動役が撃墜される中、偵察役がテストの一部始終を[[リボンズ・アルマーク|ある人物]]に流した。
 +
:その後「「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle」 EPISODE ASTRAEA II」ではNGNバズーカ持ちの本機が[[Iガンダムエクシア]]及び[[Iガンダムデュナメス]]と共に登場。ソレスタルビーイングのB13エリアの物資貯蔵基地を訪れたが、物資確保のため基地へと向かっていた[[ガンダムアストレアII|ザンアストレアII]]に発見され、これと交戦。Iガンダム2機が撃墜されたため離脱を図ろうとするも、相手のビームを避けきれず直撃弾を2発食らって撃墜された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;ロイヤルマスク
 
;ロイヤルマスク
:フェイス部を覆い隠すように装着するマスク。額に位置する部分に大型のセンサーが1基備えられており、これによりアストレアTYPE-F等とは異なる単眼のフェイスとなっている。「METAL BUILD」では取り外しができ、色違いのブラックアストレアにする事も可能。
+
:フェイス部を覆い隠すように装着するマスク。額に位置する部分に大型のセンサーが1基備えられており、これによりアストレアTYPE-F等とは異なる単眼のフェイスとなっている。「METAL BUILD」では差し替えにより、色違いのブラックアストレアにする事も可能。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
86行目: 90行目:
 
;[[アルスコアガンダム]]
 
;[[アルスコアガンダム]]
 
:同じく海老川兼武氏がデザインを手掛けた機体。「V字状の顎パーツの上に単眼がある」という点で共通する。
 
:同じく海老川兼武氏がデザインを手掛けた機体。「V字状の顎パーツの上に単眼がある」という点で共通する。
 +
;[[ジンクス]]
 +
:一部装備が共通している。
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- == 余談 == -->
 
<!-- *説明 -->
 
<!-- *説明 -->

2023年5月26日 (金) 20:30時点における最新版

ガンダムアストレアTYPE-Xフィンスターニス
外国語表記 Gundam Astraea TYPE-X Finsternis
登場作品 METAL BUILD
デザイナー
  • 海老川兼武 (デザイン監修)
  • 広瀬裕之 (カラーコーディネート)
テンプレートを表示
スペック
正式名称 不明
分類 モビルスーツ (第2世代ガンダム)
生産形態 量産機
型式番号 GNY-001XB
主動力 GNドライヴ[Τ]
装甲材質 Eカーボン
開発組織 イノベイター勢力
所属 イノベイター勢力
主なパイロット イノベイター兵 (推定)
テンプレートを表示

概要[編集 | ソースを編集]

イノベイターイノベイド)勢力が開発したガンダムアストレアTYPE-Fブラックのバリエーション機。MS開発史の権威であるMS開発史研究者ロベール・スペイシーが後生の研究者に向けて残した「スペイシー・メモ」に記載されている機体の1つであるが、ロベールですらデータを収集しつつもその実体を掴めなかった事から、研究者によるデータの解析が続けられている。

本機は特殊任務に特化した仕様の機体であり、機体そのものが秘匿された存在であることから、型式番号の「X」にヴェーダが秘匿情報を示す際に用いる「X」が使用されているとロベールは推測している。機体名の「フィンスターニス」はロベールが本機を呼称する際に用いていた名称であり、ラテン語で「闇」を意味するが、この名が正式なものなのかロベールによって付けられたものなのかはハッキリとしていない。

アストレアTYPE-Fから大きく変更された部位はセンサーマスクの形状となっている。本機の場合、機体自体の秘匿性が高いためガンダムであることを隠すというよりも、機能強化の意味合いが強い。各種強化センサーを有したこのマスクは、特別な任務にのみ使用されることから、イノベイドの間では「ロイヤルマスク」の名で呼ばれていた。これには、本機とそのマイスターが使い捨てに近い任務が多いことへの、皮肉の意味も込められていたようである。

武装はアストレアの物の他に、ソレスタルビーイングで運用されたガンダムの武装を使用する。さらに特別仕様の本機に合わせてGNシャープシューターという新たな武装も用意されている。一方でシールドはジンクスの流用品で特別仕様でなく、隠密行動に近い特別ミッションに特化した機体であるが故に、敵からの攻撃を想定していないことを現している。あるいは搭乗マイスターの命を軽んじているということも推測される。

搭乗マイスターについてはガガと同様、本機を運用する為に生み出されたイノベイターイノベイド)であるとロベールは確信しているが、本機に必要とされるマイスターの技能がかなり高いため、特攻専用機であるガガのマイスターとは別種である可能性が高いと推測されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

METAL BUILD
2021年のMETAL BUILD 10周年を記念し、2021年7月28日にYoutube特別番組「GUNDAM FIGURES LIVE」にて立体化が公表された。『機動戦士ガンダム00F』でブラックアストレアがあまり活躍の機会に恵まれなかった事から、それを掘り下げる目的で海老川兼武氏によってデザインされた。GNスナイパーライフルのジンクス風アレンジであるGNシャープシューターやジンクスのシールドをそのまま持たせている点など、CBの機体にイノベイター陣営のジンクスをミキシングした機体となっている理由については、同氏が「エクシアベースの機体が浸食された感を出したかったのが1番の狙いでした」と述べている。
機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle
Youtube動画「『機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle』 EPISODE DEVISE」にて一瞬登場。光学迷彩で姿を隠しつつ、ソレスタルビーイングがテストを行っているガンダムデヴァイズエクシアガンダムデヴァイズデュナメスを偵察した。
続く「『機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle』 EPISODE GN ARMS」では2機登場。1機がガンダムアストレアIIのダブルドライヴのテストを行っていた刹那ラッセに陽動を掛け、その間にもう1機が偵察。刹那達のGNアーマーTYPE-Eにより陽動役が撃墜される中、偵察役がテストの一部始終をある人物に流した。
その後「「機動戦士ガンダム00 Revealed Chronicle」 EPISODE ASTRAEA II」ではNGNバズーカ持ちの本機がIガンダムエクシア及びIガンダムデュナメスと共に登場。ソレスタルビーイングのB13エリアの物資貯蔵基地を訪れたが、物資確保のため基地へと向かっていたザンアストレアIIに発見され、これと交戦。Iガンダム2機が撃墜されたため離脱を図ろうとするも、相手のビームを避けきれず直撃弾を2発食らって撃墜された。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

ロイヤルマスク
フェイス部を覆い隠すように装着するマスク。額に位置する部分に大型のセンサーが1基備えられており、これによりアストレアTYPE-F等とは異なる単眼のフェイスとなっている。「METAL BUILD」では差し替えにより、色違いのブラックアストレアにする事も可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

GNバルカン
両腕に1門ずつ内蔵されている速射式の小型ビーム砲。
GNシャープシューター
ガンダムデュナメスのGNスナイパーライフルを改良した専用武装。より精密で高度な射撃が可能となっているが、詳細なデータは不明。
GNビームライフル
ガンダムアストレアと同様のビームライフル。
GNランチャー
アストレアと同様の大型粒子ビーム砲。
GNビームピストル
デュナメスと同様の小型ビームガン。専用ホルスターを増設することで装備可能。
NGNバズーカ
ジンクスIII等と同様のバズーカ砲。
GNハンドミサイル
キュリオスフォン専用TYPE-F等と同様の携行式ミサイルユニット。腕部や脚部への装着が可能。
GNハンマー
アストレアTYPE-F2と同様のスパイク付き鉄球。
GNビームサーベル
後腰部に計2基装備されているビームサーベル。ビームダガーとしても使用可能。
プロトGNソード
腕部に装着される折り畳み式の実体剣。シールドとの同時装備が可能。
GNシールド
アストレアと同様の粒子貯蔵と放出能力を持つ特殊GNシールド。腕部の他、肩部や腰部にも装備可能で、シールドとしてよりは加速用のブースターとして使用される。
GNシールド (ジンクス用)
ジンクスと同様のシールド。同じく機体各所に装備可能。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダムアストレアTYPE-Fブラック
原型機。
アルスコアガンダム
同じく海老川兼武氏がデザインを手掛けた機体。「V字状の顎パーツの上に単眼がある」という点で共通する。
ジンクス
一部装備が共通している。

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]