「ガンダム・キマリストルーパー」の版間の差分

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| 型式番号 = ASW-G-66
 
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| 本体重量 = 32.7t
 
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| 原型機 = [[ガンダム・キマリス]]
 
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[ギャラルホルン]]の[[モビルスーツ]]。[[鉄華団]]との決戦に備えて換装された[[ガンダム・キマリス]]の姿で、地上での長期戦を想定している。
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[[ガンダム・キマリス]]をトルーパー装備に換装した機体。キマリスは特に宇宙空間でポテンシャルを最大限に発揮する機体で一撃離脱戦法を得意としていたが、1Gの重力下ではその特性がスポイルされてしまう。その戦術を地上でも可能とするのがこのトルーパー装備である。
  
両肩部の装甲を小型化する一方でリアスカートが大型化され、頭頂部もブレード状に形状が変更される等、原型機からかなりデザインが変化している。武装も一新され、両腰部にはサブアームが追加された。両脚部、リアスカート、バックパックを展開して「トルーパー形態」と呼ばれる姿に変形も可能なのが最大の特徴で、地上でもキマリスが持つ高機動性を維持しつつ重力の影響を極力受けずに済むようホバーを使って浮遊移動するようになっている。これによって得た高い突進力から繰り出される正面からの強力な破壊力を有する突撃は、宇宙空間におけるキマリスのグングニールのそれに匹敵する程となった。また常時浮遊している為に結果として防御力も向上していて、敵から受けた攻撃による衝撃を無効化する。なおトルーパー装備は無重力領域でも運用が可能で、高機動運用中でも高い姿勢制御能力を得られる。
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キマリストルーパー最大の特徴は、騎馬を思わせる四脚形態「トルーパー形態」への変形機構である。これは脚部とリアスカートを展開した高速移動形態で、地上ではホバー移動が可能となり、宇宙では高機動時の安定性を実現する。旋回性能よりも突進力を重視した形態で、特に地上では重力の影響を最小限に抑えた高い機動性により、宇宙空間と遜色のないランスによる正面突撃を可能としている。同時に浮遊状態を保っているため、敵機からの攻撃による衝撃を受け流すことが可能で、防御面でも優位性を示す。
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地上での一撃離脱戦法を可能とするために、各部の装甲も換装され軽量化されている。長期戦も視野に入れられており、大型ランスやサーベル、シールドが装備され、それらを支えるサブアームが両腰部に追加されている。また、リアスカートには多種多様な機雷を搭載可能となっている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] (第一部)
 
;[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ]] (第一部)
:第23話で初登場。パイロットは[[ガエリオ・ボードウィン]]。<br />[[鉄華団]]の追撃任務に就いた[[カルタ・イシュー]]の救援に現れ、彼女の[[グレイズリッター (カルタ機)|グレイズリッター]]を回収した後に撤退している。
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:初出作品。第23話で初登場。パイロットは[[ガエリオ・ボードウィン]]。<br />[[鉄華団]]の追撃任務に就いた[[カルタ・イシュー]]の救援に現れ、彼女の[[グレイズリッター (カルタ機)|グレイズリッター]]を回収した後に撤退している。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
;サブアーム
 
;サブアーム
:サイドスカートに装備している。各武装を持たせて使用する事が可能。
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:両腰部に折り畳まれている補助用アーム。大型ランスやシールド、サーベルなどの保持をサポートする。
 
;変形
 
;変形
 
:トルーパー形態に変形可能。
 
:トルーパー形態に変形可能。
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;マルチスロットアクセラレーター
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:胸部に内蔵されているキマリス固有のエネルギー回路。[[エイハブ・リアクター]]から直結された圧縮回路と冷却機関が装甲内部に組み込まれている。どのような用途で使用されるのかは明かされていない。
  
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
;デストロイヤー・ランス
 
;デストロイヤー・ランス
:本機の主兵装となる大型の槍で、姿勢制御用スラスターが内蔵されている。キマリスのグングニールと同様、自身が持つ高い機動力を活かした突撃により敵機を破壊する。それでなくても質量武器として殴ったり、薙ぎ払ったりする攻撃も有効。
+
:キマリストルーパーの主武装となる大型ランス。グングニールを超えるサイズの刺突武器で、機体の機動力を活かした正面突撃が最大の魅力。トルーパー形態ではサブアームも用いて構えることで、突進時の姿勢安定と、攻撃時の衝撃に備える。また、攻撃時の安定性を確保するためにランス自体にも姿勢制御用スラスターが設けられている。
;140mm機銃
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:;140mm機銃
:デストロイヤー・ランスに2門内蔵されている。遠距離攻撃に使用可能。
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::ランス側面に計2門内蔵されている機銃。主に遠距離攻撃と牽制に用いられる。
 
;キマリスシールド
 
;キマリスシールド
:実体式の盾。主にマニピュレーターで保持する形で装備されるが、前腕部に直接マウントする事も出来る。
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:キマリストルーパー用のシールド。メインアームのマニピュレータで保持されるのが基本だが、腕部に直接マウントしたりサブアームで保持することも可能。
;キマリスサーベル
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:;キマリスサーベル
:キマリスシールドの裏面に1本マウントされている実体剣。予備兵装と思われる。
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:シールド裏に格納されている剣。ランスが使えない極至近距離での戦闘に用いられる武装で、ランスはサブアームで保持したまま、メインアームでサーベルを使用することも可能。
 
;機雷
 
;機雷
:リアスカートに搭載されており、状況に応じて炸薬やスモーク、ナパームといった弾種を装填する。主に拠点制圧や対[[モビルワーカー]]戦闘用として使われるが、対[[MS]]戦闘でも撹乱に利用できる。
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:リアスカート側面に計6門備わる散布口から放出される機雷。機雷は炸薬、スモーク、ナパームと用途に応じた装填が行われ、拠点制圧や対MW戦、対MS用の撹乱などに使用される。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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:原型機。
 
:原型機。
 
;[[ガンダム・ヴィダール]]
 
;[[ガンダム・ヴィダール]]
:第二期に登場するガンダム・フレーム。キマリスをアリアンロッドの手で偽装した姿であり、従来のキマリスと同じく突撃による戦術に特化している。
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:エドモントンの戦いの後、アリアンロッドによって改修された偽装形態。
;[[ガンダム・バエル]]、[[ガンダム・バルバトス]]、[[ガンダム・グシオン]]、[[ガンダム・フラウロス]]、[[ガンダム・アスタロト]]、[[ガンダム・ウヴァル]]、[[ガンダム・グレモリー]]、[[ガンダム・ダンタリオン]]
 
:ガンダム・フレームを採用した機体。
 
 
;[[ガンダム・キマリスヴィダール]]
 
;[[ガンダム・キマリスヴィダール]]
 
:ガンダム・ヴィダールとして偽装していたキマリスの装甲を換装した決戦形態。
 
:ガンダム・ヴィダールとして偽装していたキマリスの装甲を換装した決戦形態。
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== 資料リンク ==
 
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2021年10月29日 (金) 17:40時点における最新版

ガンダム・キマリストルーパー
外国語表記 Gundam Kimaris Trooper
登場作品 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
デザイン 形部一平
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スペック
分類 モビルスーツ
生産形態 ワンオフ機
型式番号 ASW-G-66
全高 19.1m
本体重量 32.7t
主動力 エイハブ・リアクター×2 (ツインリアクターシステム)
装甲材質 ナノラミネートアーマー
フレーム ガンダム・フレーム
原型機 ガンダム・キマリス
改修 ギャラルホルン
所属 ギャラルホルン (ボードウィン家)
主なパイロット ガエリオ・ボードウィン
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概要[編集 | ソースを編集]

ガンダム・キマリスをトルーパー装備に換装した機体。キマリスは特に宇宙空間でポテンシャルを最大限に発揮する機体で一撃離脱戦法を得意としていたが、1Gの重力下ではその特性がスポイルされてしまう。その戦術を地上でも可能とするのがこのトルーパー装備である。

キマリストルーパー最大の特徴は、騎馬を思わせる四脚形態「トルーパー形態」への変形機構である。これは脚部とリアスカートを展開した高速移動形態で、地上ではホバー移動が可能となり、宇宙では高機動時の安定性を実現する。旋回性能よりも突進力を重視した形態で、特に地上では重力の影響を最小限に抑えた高い機動性により、宇宙空間と遜色のないランスによる正面突撃を可能としている。同時に浮遊状態を保っているため、敵機からの攻撃による衝撃を受け流すことが可能で、防御面でも優位性を示す。

地上での一撃離脱戦法を可能とするために、各部の装甲も換装され軽量化されている。長期戦も視野に入れられており、大型ランスやサーベル、シールドが装備され、それらを支えるサブアームが両腰部に追加されている。また、リアスカートには多種多様な機雷を搭載可能となっている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ (第一部)
初出作品。第23話で初登場。パイロットはガエリオ・ボードウィン
鉄華団の追撃任務に就いたカルタ・イシューの救援に現れ、彼女のグレイズリッターを回収した後に撤退している。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

サブアーム
両腰部に折り畳まれている補助用アーム。大型ランスやシールド、サーベルなどの保持をサポートする。
変形
トルーパー形態に変形可能。
マルチスロットアクセラレーター
胸部に内蔵されているキマリス固有のエネルギー回路。エイハブ・リアクターから直結された圧縮回路と冷却機関が装甲内部に組み込まれている。どのような用途で使用されるのかは明かされていない。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

デストロイヤー・ランス
キマリストルーパーの主武装となる大型ランス。グングニールを超えるサイズの刺突武器で、機体の機動力を活かした正面突撃が最大の魅力。トルーパー形態ではサブアームも用いて構えることで、突進時の姿勢安定と、攻撃時の衝撃に備える。また、攻撃時の安定性を確保するためにランス自体にも姿勢制御用スラスターが設けられている。
140mm機銃
ランス側面に計2門内蔵されている機銃。主に遠距離攻撃と牽制に用いられる。
キマリスシールド
キマリストルーパー用のシールド。メインアームのマニピュレータで保持されるのが基本だが、腕部に直接マウントしたりサブアームで保持することも可能。
キマリスサーベル
シールド裏に格納されている剣。ランスが使えない極至近距離での戦闘に用いられる武装で、ランスはサブアームで保持したまま、メインアームでサーベルを使用することも可能。
機雷
リアスカート側面に計6門備わる散布口から放出される機雷。機雷は炸薬、スモーク、ナパームと用途に応じた装填が行われ、拠点制圧や対MW戦、対MS用の撹乱などに使用される。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

グリムゲルデ
エドモントンへと向かおうとする鉄華団を追撃するため、バルバトスを追撃するガエリオ。その射線上に割って入る様に現れたのは、仮面の男の駆るグリムゲルデだった。
戦闘態勢を解かないキマリストルーパーに向けて、仮面を脱いだ男は容赦なく襲い掛かる……

関連機体[編集 | ソースを編集]

ガンダム・キマリス
原型機。
ガンダム・ヴィダール
エドモントンの戦いの後、アリアンロッドによって改修された偽装形態。
ガンダム・キマリスヴィダール
ガンダム・ヴィダールとして偽装していたキマリスの装甲を換装した決戦形態。

商品情報[編集 | ソースを編集]

ガンプラ[編集 | ソースを編集]

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]