クラーケ・ズール

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クラーケ・ズール
外国語表記 Krake Zulu
登場作品
デザイナー カトキハジメ
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スペック
分類 技術試験用試作型モビルスーツ
生産形態 試作機
型式番号 YAMS-130
頭頂高 21.1m
本体重量 36.8t
全備重量 64.8t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,580kW
装甲材質 チタン合金セラミック複合材
センサー有効半径 18,200m
開発組織 ネオ・ジオン残党「袖付き
所属 ネオ・ジオン残党「袖付き
主なパイロット アンジェロ・ザウパー
スポッター・シス
メシカ
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概要[編集 | ソースを編集]

袖付きギラ・ズール (親衛隊仕様)をベースに開発した機体。宇宙世紀0096年の技術で、かつてジオン軍で開発されたサイコミュ高機動試験用ザクのコンセプトを再現及び昇華することを目的としている。名称の「クラーケ」はドイツ語で「蛸」の意を持ち、下半身の形状が由来となっている。

機体各部に新造の追加ユニットが装着されており、両肩部には有線式メガ・ビーム砲を装備した巨大な腕部、下半身は大推力のスラスターユニットに換装されている。非常に高い機動性を備えており、その性能はウェイブライダー形態時のデルタプラスに匹敵する。さらにバックパックには長距離航行用の大型プロペラント・ブースターを追加装着可能となっている。

技術試験機としての意味合いが強い機体であるが、袖付きの厳しい台所事情もあり、実戦における運用データの収集を目的として即実戦投入出来るように調整されている。なお数の少ない親衛隊用ギラ・ズールをベース機とした理由は、本機のテストの要求レベルに対応出来る機体が他になかったためであるとされている。

元々はギラ・ズールと同様のカラーリングであったが、アンジェロ・ザウパーがテストパイロットを務める際に彼のパーソナルカラーである紫に変更されている。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

機動戦士ガンダムUC バンデシネ
パイロットはアンジェロ・ザウパーパラオでの戦闘で投入されてリディ・マーセナスオードリー・バーンが乗るデルタプラスを攻撃したが、ユニコーンガンダムが現れると撤退した。その後、ラプラス史跡での戦闘でも投入されたが、デストロイモードに「変身」したユニコーンガンダムの攻撃で大破している。
UC-MSV
主な出典元。本機の高い推力を活かす事が出来てなお且つ実戦経験が豊富だった為、アンジェロ・ザウパーがテストパイロットを務めた。また開発中だったローゼン・ズールの機種転換訓練をスムーズに進める為の措置として彼が選ばれたとも言われている。
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
宙賊に唆されたメシカに脅されて機付長であるスポッター・シスが操縦しているが、駆けつけたゼクストのローゼン・ズールと共に敵を殲滅した。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

特殊機能[編集 | ソースを編集]

大型プロペラント・ブースター
プロペラントタンクとブースターを兼ねた装備で、バックパックを左右から挟みこむ形で装着される。サイズは本機よりも巨大である。
分離
大型プロペラント・ブースターを分離可能。

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

ビーム・マシンガン
ギラ・ズールの主兵装となるビーム・マシンガン。そのまま携行武装として装備されている。
ビーム・ホーク
接近戦用の武装。2種類のエミッターを内蔵していると共に「ホーク」、「パイル」、「ピック」の3種のモードが用意されている。「ホーク」は通常の斬撃モードで、「パイル」は刺突で敵機を攻撃する為に杭状のビームを発振する。「ピック」は貫通力に優れ、ジェネレーターへの攻撃を避けつつ敵機を無力化するのに適しているとされる。マウントラックを追加する事でリアスカートに装着可能。
有線式メガ・ビーム砲
ギラ・ズールの両肩に装着されている武装。分離させて有線コントロールする事ができ、もちろん分離させないままでも使用可能。準サイコミュシステムの最新技術が使われており、大容量データの処理が可能となった事でオールドタイプのパイロットでも一年戦争時に投入されていた有線式サイコミュ兵器と同程度のオールレンジ攻撃が繰り出せるようになった。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

関連機体[編集 | ソースを編集]

ギラ・ズール (親衛隊仕様)
原型機。
ローゼン・ズール
並行して開発されていた機体。
クシャトリヤ・リペアード
改造する際、クラーケ・ズールの大型プロペラント・ブースターを流用している。
サイコミュ高機動試験用ザク
この機体のコンセプトを再現・昇華する事を目的としている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 本機が大型プロペラント・ブースターを装備した姿については、ムック「ガンダムセンチュリー」に掲載されている「宇宙型モビルスーツ ”ザク”」の挿絵(102頁)に類似している事から、これをモデルにしている可能性が考えられる。

資料リンク[編集 | ソースを編集]

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