クロノクル・アシャー

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クロノクル・アシャー
外国語表記 Cronicle Asher
登場作品 機動戦士Vガンダム
声優 檀臣幸
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プロフィール
種族 人間 (スペースノイド)
性別
生年月日 宇宙世紀0133年
年齢 20歳
没年月日 宇宙世紀0153年6月23日
出身 サイド1アルバニア
職業
所属 ザンスカール帝国
階級 中尉 ⇒ 大尉
主な搭乗機
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概要[編集 | ソースを編集]

ザンスカール帝国ベスパの青年士官。「ザンスカール帝国女王、マリア・ピァ・アーモニアの実弟であり、シャクティ・カリンの叔父にあたる人物。生粋のスペースノイドであり、地球の埃を嫌って白い防塵マスクを着用しているのが特徴。

物語の序盤にて、MSシャッコーのテストを行っていたが、主人公であるウッソ・エヴィンに自らの機体を奪われるという手痛い失態を犯し、以後彼との因縁が深まってゆく。その後リガ・ミリティアのアジトに乗り込んでオイ・ニュング伯爵の拉致に成功、女王マリアの実子であるシャクティ・カリンを本国に連れ帰るなどの功績を立て、モドラッド艦隊の司令官に就任するなどの出世コースを進んでいる。

最終決戦のエンジェル・ハイロゥ戦においてはリグ・コンティオを駆りウッソと戦うも敗れ、姉の名を呼びながら最期を遂げる。

本来は他人を気遣いする優しい人間であり、また潔癖症ともいえるほどに真面目な人物であったが、出世コースに進んでから野心が彼の性格を歪めてしまったようで、モトラッド艦の地ならしによる虐殺を容認しつつも人質作戦は認めないなど、司令官としての一貫性を欠く行動を取るようになる。所謂“仮面キャラ”であることやその名前から、ウッソにとってのシャアのようなライバル的存在になるべく設定されていた筈であったが、そのような優柔不断さが災いし、また彼の部下のカテジナ・ルースの強烈なキャラに完全に存在を食われてしまったこともあって、最終的にライバルとも呼べない「ただの敵」へと成り下がってしまった。その役どころは『機動戦士Ζガンダム』のジェリド・メサに近い立ち位置と言えよう(奇しくも、彼とジェリドは一作品内でMSを乗り換えた回数が多いキャラという共通点もある)。

ちなみに、ボンボンで連載された漫画版にはカテジナがいないため、彼がラスボス的存在だった。姉マリアの悲報を聞き、部下の前で思い切り号泣して血の涙を流すなど、カテジナがいない分インパクトが強い。最終決戦ではドッゴーラ改を駆るものの、ウッソの秘策によって敗れる。だが、死の間際までウッソを道連れにしようとするなど、原作に比べまだライバルらしい活躍を見せた。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム
初出作品。
機動戦士Vガンダム (コミックボンボン版)
カテジナが登場しないため、TV版のように出番を食われるような事は無いが、ライバルであるウッソ達のキャラクターがキャラクターなために悉く憂き目を見る。途中、部下に「クロークル艦長」と名前を間違われる場面も。最終的にラスボスとしての貫禄を見せるものの、電子レンジに入れられたダイナマイトやらV2の切腹を受け、壮絶な死に様を見せた。

人間関係 [編集 | ソースを編集]

ザンスカール帝国[編集 | ソースを編集]

カテジナ・ルース
拉致した後、恋人の関係になるが……。
マリア・ピァ・アーモニア
姉。軍に入ったのは姉を守るためであるが、やがて野心という彼に不似合いなものに取り憑かれ、性格が歪んでいく…。
アルベオ・ピピニーデン
士官学校時代の先輩だが、クロノクルの方が昇進が早かったため部下になる。彼の実行した人質作戦には怒りを隠せなかった。

リガ・ミリティア[編集 | ソースを編集]

シャクティ・カリン
姪。姉と共に心配していたが、己の野心のための駒として見ていることを見透かされ、歪んだ兄と思われてしまう。
ウッソ・エヴィン
宿敵…と思っているのだが、ウッソ自身は13歳の少年であるにも関わらず命を張って戦っているのに、彼の戦いは野心や妄想に取り付かれてのもので、格の違いは歴然。その様はウッソにも見透かされ「荒んだ心に武器は危険なんです、クロノクルさん!」の一言でビームサーベルで一刀両断される。
ハンゲルグ・エヴィン
ボンボン版では最終決戦でウッソの危機を救うべくジャンヌ・ダルクでクロノクルに特攻。撃沈寸前に陥りながらもアサルトパーツを射出するが、クロノクルによりブリッジごと粉砕された。

名台詞[編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム [編集 | ソースを編集]

「トイレはそっちじゃないぞ」
寝ぼけたスージィが通路で用を足そうとして、気遣って付き合っている。この頃はまだまともな人物であるが…。
「姉さん…マリア姉さん、助けてよ…!マリア姉さん…!」
リグ・コンティオが撃墜され、コクピットから投げ出されて地上へと落下したときの最期のセリフ。既にこの世に居ない姉の幻影に虚しく助けを請い、そしてエンジェル・ハイロゥのブロックに叩きつけられてしまうのであった。…が、その直後、狙ったかのようにアイキャッチが流れるので妙にシュールなシーンと化してしまった。

機動戦士Vガンダム (ボンボン版) [編集 | ソースを編集]

(ね…ねえさんが…………死んだだと?)
「う…うう……うわああああ」
「ワアアアア ヒイイイイ ウワアアアン」
第10章より、姉マリアの悲報を聞いた際に。ブリッジで滝のように涙を流し泣き喚いたため周囲の部下もただ唖然としていた。しかしこの後、「ゴゴゴゴゴ」のオノマトペと共に血の涙を流しながら物凄い表情と化し、「今!復讐の竜が戦場に飛びたった!!」の筆文字と共にドッゴーラ改で戦場に赴く。
「星さえもくだく我がドッゴーラのバリアーアタック!」
V2ガンダムとの戦闘中、体当たりで止めを刺そうとした際に。実際に星を砕けるかは不明だが、直後に特攻してきたジャンヌ・ダルクを触れただけで撃沈寸前にまで追い込むあたり、威力が桁違いである事は確かなようだ。

迷台詞 [編集 | ソースを編集]

機動戦士Vガンダム [編集 | ソースを編集]

「あの色が、カテジナの色か…」
『小説版V』より、出撃したゴトラタンを見た際の問題発言。ここで言う色とは女性器の事であり、カテジナと肉体関係を持った事が描写されている。

機動戦士Vガンダム (ボンボン版)[編集 | ソースを編集]

「フハハハハハ きかんといってるだろうがあ!」
「このドッゴーラ改は・・・・」
「全身がビームそのものなのだ!」
第11章より、V2アサルトのビームを弾きながら。全身をビームバリアで覆ったドッゴーラ改の機体特性を如実に示した台詞だが、あまりにもご満悦だったからか「機体=ビーム」という滅茶苦茶な事を口走っている。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

シャッコー
最初の搭乗機。
ゾロ (クロノクル・アシャー専用機)
シャッコーを強奪された後の搭乗機。なお、一般機にも一回だけ搭乗している。
トムリアット
アーティー・ジブラルタルの戦闘での搭乗機。
ゾロアット
カイラスギリー防衛戦での搭乗機。
コンティオ
防衛戦後の搭乗機。
リグ・コンティオ
エンジェル・ハイロゥ防衛戦での搭乗機。
アドラステア級
地球浄化作戦での座乗艦。
ドッゴーラ改
ボンボン版にて最後に搭乗した機体。
Vガンダム
鹵獲した機体に試験運用で搭乗。

資料リンク [編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]