「ザクIIF型」の版間の差分

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:口径は280mmないし240mm。元々は対艦用のロケットランチャーで、ザク・マシンガンより高い攻撃力が求められる敵に対して使用する。連射はできるものの外見上弾倉の位置が分かりづらい(MS IGLOO2 重力戦線で予備弾倉が登場する)。[[ドム]]の制式装備としてより大口径・高攻撃力のジャイアント・バズが登場したため[[ザクII]]以外の機体が装備しているシーンはザク・マシンガンに比べれば少ない。
 
:口径は280mmないし240mm。元々は対艦用のロケットランチャーで、ザク・マシンガンより高い攻撃力が求められる敵に対して使用する。連射はできるものの外見上弾倉の位置が分かりづらい(MS IGLOO2 重力戦線で予備弾倉が登場する)。[[ドム]]の制式装備としてより大口径・高攻撃力のジャイアント・バズが登場したため[[ザクII]]以外の機体が装備しているシーンはザク・マシンガンに比べれば少ない。
 
;MMP-80マシンガン
 
;MMP-80マシンガン
:一年戦争後期に生産されたザクマシンガンの1種。主に[[ザク改]]が装備していた銃とされているが、一年戦争終盤に多く生産されたのか、多数の機体が運用している。現行のマシンガンに程近い形状で、口径は速射性と命中率を重視した90㍉に、マガジンも銃身下部に接続する箱型弾倉に変更。加えてグレネードを装填する事も可能とされている。
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:一年戦争後期に生産されたザクマシンガンの1種。主に[[ザクⅡ改]]が装備していた銃とされているが、一年戦争終盤に多く生産されたのか、多数の機体が運用している。現行のマシンガンに程近い形状で、口径は速射性と命中率を重視した90㍉に、マガジンも銃身下部に接続する箱型弾倉に変更。加えてグレネードを装填する事も可能とされている。
 
;アーム・マシンガン
 
;アーム・マシンガン
 
:『ラスト・サン』に登場する[[メイルメル]]艦載機の右腕に搭載。[[ゲルググM]]の速射砲と同類の武装で、105mm弾を使用する。
 
:『ラスト・サン』に登場する[[メイルメル]]艦載機の右腕に搭載。[[ゲルググM]]の速射砲と同類の武装で、105mm弾を使用する。

2019年7月1日 (月) 20:45時点における版

ザクIIF型
外国語表記 ZAKU II
登場作品
デザイン 大河原邦男
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スペック
分類 汎用量産型モビルスーツ
型式番号 MS-06F
全高 17.5m
本体重量 56.2t
全備重量 73.3t
動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 976kW
スラスター総推力 43,300kg
装甲材質 超硬スチール合金
センサー有効半径 3,200m
開発 ジオニック社
所属 ジオン公国軍、他
主なパイロット
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※右図のスペックは双葉社刊「ガンダムの常識」に掲載されたものであり、書籍等によって異なる場合がある。また、このスペックは一年戦争当時の量産タイプのザクIIのものである。

概要

一年戦争時にジオン公国軍がもっとも多く使用したMS。一年戦争序盤の主力機であったC型は核攻撃を想定し耐核装備を施していたが、南極条約によってそれは完全に不要になってしまった。そのため耐核装備を外して軽量化したタイプが本機である。ジオンの国力の低さをカバーして数で優る連邦軍相手に一年戦争序盤は善戦していたが、補給線の限界に達して膠着した後に連邦軍がガンダムをはじめとするモビルスーツを配備し、ジオン軍でも様々なモビルスーツを開発したことで中盤以降は急速に老朽化が進んでしまった。

大気圏内外で運用できる高い汎用性を持っており、それ故に単純な性能向上型だけでなく局地戦・特殊戦仕様、エースパイロット専用機などの多くの派生型が誕生した。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム
一年戦争ではルウム戦役からア・バオア・クー攻防戦まで様々な作戦に参加。映像中に登場したザクIIはシャア専用機など一部を除いて全て本機あるいはJ型ということになっているが、当然ながら後付け設定である。
ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079
闇夜のフェンリル隊に数機配備されている。主なパイロットはニッキ・ロベルトル・ローアシャルロッテ・ヘープナー
機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン
ジオン軍残党のメイルメルに2機搭載されている。パイロットはスキニー・トンベルリベット・アッカー。右肩シールドに耐ビームコーティング、右腕部にアーム・マシンガン、武装としてフォールディング・ホークを装備している等、細かい部分が改造されている。この機体は頭頂高は22.0m、本体重量は36.8tとなっている。

装備・機能

武装・必殺攻撃

ザク・マシンガン
口径120mmの大型機関砲で、最も多く使用された主兵装。上部に装填する大型のドラムマガジン(厳密にはパンマガジンといったほうが正しい)が特徴で、スコープや銃身下部のフォアグリップによって高精度の射撃ができる。連邦製のジムボール、軍艦のブリッジさえ数発で撃破できる威力があるが、シールドやガンダムの装甲を貫通することはできない。対空戦闘に使用できるほどの連射性や銃床による格闘戦ができるほどの耐久性も備えており、グフドムなど他のMSが使用した例もある。
ヒート・ホーク
近接戦闘用の格闘兵装。不使用時は左腰に携帯していることもある。文字通り刃の部分が高熱化することで高い破壊力を発揮する斧型の武器で、刃はプラズマ化するためビーム・サーベルと鍔迫り合いすることも可能。ガンダムジムのシールドを割ることができるなど、直撃すれば大きなダメージを与えられる。
ザク・バズーカ
口径は280mmないし240mm。元々は対艦用のロケットランチャーで、ザク・マシンガンより高い攻撃力が求められる敵に対して使用する。連射はできるものの外見上弾倉の位置が分かりづらい(MS IGLOO2 重力戦線で予備弾倉が登場する)。ドムの制式装備としてより大口径・高攻撃力のジャイアント・バズが登場したためザクII以外の機体が装備しているシーンはザク・マシンガンに比べれば少ない。
MMP-80マシンガン
一年戦争後期に生産されたザクマシンガンの1種。主にザクⅡ改が装備していた銃とされているが、一年戦争終盤に多く生産されたのか、多数の機体が運用している。現行のマシンガンに程近い形状で、口径は速射性と命中率を重視した90㍉に、マガジンも銃身下部に接続する箱型弾倉に変更。加えてグレネードを装填する事も可能とされている。
アーム・マシンガン
『ラスト・サン』に登場するメイルメル艦載機の右腕に搭載。ゲルググMの速射砲と同類の武装で、105mm弾を使用する。
フォールディング・ホーク
『ラスト・サン』のリベット機が好んで使用する折りたたみ式ヒート・ホーク。伸縮する内部ワイヤーの使い方次第では、多節棍のように相手を巻き込みながら攻撃する事も可能。
パワーツール
ピストル型のパワーツール。書籍『宇宙翔ける戦士達 GUNDAM CENTURY』掲載のイラストに、本装備でブリティッシュ作戦に参加している本機が描かれている。後に『ROBOT魂 ジオン軍武器セット ver. A.N.I.M.E.』で立体化している。
冷却タンクランドセル
上記のパワーツールを装備した機体が装備している。

対決・名場面など

機動戦士ガンダム 

ガンダム
サイド7で初めて戦闘して以来、性能差も合間って一方的に撃破され続けられた。
一番善戦したのがランバ・ラル隊に所属したザクで、グフとの連携で窮地に陥れることもあった。

関連機体

※本機以外の仕様(J型、S型など)は基本的に「ザクII」を、ザクの派生機および関連機体に関しては「ザクシリーズ」を参照。

ザクIIFS型
F型の中でも高品質の物をベースとしている。
ザクIIF2型
F型の後期生産型で「統合整備計画」に基づいた再設計機。対MS戦を考慮されている。
ザクII改
新規設計機であるという説とF型の全面改修機であるという説が存在する[1]
ザク・マインレイヤー
バックパックを機雷散布用に換装した機体。
プロトタイプグフ
J型をベースとしているが、資料によっては本機をベースとする物もある[2]

商品情報

ガンプラ

フィギュア 

書籍

リンク

脚注

  1. ガンプラ「HGUC ザクII改」説明書解説文など
  2. ガンプラ「HGUC グフ (REVIVE版)」説明書解説文など