「ジュリエッタ・ジュリス」の版間の差分

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;「なぜだ!?なぜまだ抗う!?無駄なあがきだ!こんな無意味な戦いに!どんな大義があるというのだ!?」
 
;「なぜだ!?なぜまだ抗う!?無駄なあがきだ!こんな無意味な戦いに!どんな大義があるというのだ!?」
 
:最後の三日月との戦闘にて。ダインスレイヴによる致命傷を受けてもなお戦い続ける姿は不気味でもあり、理解できるものではなかった。
 
:最後の三日月との戦闘にて。ダインスレイヴによる致命傷を受けてもなお戦い続ける姿は不気味でもあり、理解できるものではなかった。
;「今ここに!アリアンロッド艦隊総司令、ラスタル・エリオンの名のもとに!!悪魔は討ち取られた!!!」
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;「!……もう、意識が……」
:最終話、三日月を撃破した際の台詞。[[ガンダム・バルバトスルプスレクス|バルバトス]]の首を剣に刺して掲げ、「マクギリス事件」と呼ばれることとなった一連の反乱の終結を宣言した。
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:剥き出しになったバルバトスのコクピットを見て、もはや三日月の意識が無い事を知り愕然とする。そして……
:もっともジュリエッタは自分が本当の勝者ではないことや戦いを終わらせるための茶番劇発言であることも理解しているが。
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;「今ここに!アリアンロッド艦隊総司令、ラスタル・エリオンの意向のもと!!悪魔は討ち取られた!!!」
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:断腸の思いで三日月を撃破し、[[ガンダム・バルバトスルプスレクス|バルバトス]]の首を剣に刺して掲げ、「マクギリス事件」と呼ばれることとなった一連の反乱の終結を宣言した。
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:もっとも、ジュリエッタは自分が本当の勝者ではないことや戦いを終わらせるための茶番劇発言であることも理解しており、歓声を挙げたギャラルホルンの将兵にも勝利の高揚感は無かった。
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;「鉄華団は悪魔では無かった。誰よりも人間らしかった。彼等の居場所は、戦場にしか無かったのです。」<br>「野望や目的の為の手段ではなく、人として、ただ生きる為に戦う。」<br>ガエリオ「そうだな。だからこそ、我々は彼等に恐怖した。相手の野望や目的を量れれば、限界は自ずと見える。」
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:戦いを終えて、ガエリオと共に過ごしながら。戦場を離れた事で、ジュリエッタは[[鉄華団]]を少しだけ理解した。
  
 
== 搭乗機体・関連機体 ==
 
== 搭乗機体・関連機体 ==

2020年9月1日 (火) 16:05時点における版

ジュリエッタ・ジュリス(英語表記)

アリアンロッドに所属する女性モビルスーツパイロットで、金髪のショートヘアと碧眼が特徴。
もともとはセブンスターズのような家柄を持たないが平民出身の孤児で、序盤では「指に止まった蝶を食べる」という一般常識の欠落(あるいは旺盛な好奇心)が垣間見える衝撃的なシーンもあった。
ギャラルホルンに在籍していたガラン・モッサを通じてラスタル・エリオンに拾われ、高いMS操縦技術を見出された出自を持つ。それゆえ、ラスタルやガランを強く慕い「ラスタル様のために戦う」ことを公言する一方、ラスタル同様自身より上の身分であるイオク・クジャンには口調こそ丁寧さを保っているものの見下したような言動が多い。またラスタルの下に身を寄せるヴィダールに対しては正体・目的を明かしていなかったため当然不信感を持っていたが、彼の実力や人柄、そして正体を知るにつれ信頼を寄せるようになる。
ラスタルが手駒として育て手元に置いていることが示すように操縦技術が高く、近接戦闘に特化させた専用のレギンレイズや更に高い機動性を持ち癖の強い機体であるレギンレイズ・ジュリアを使いこなしている。しかしそれ故に作中屈指のエースパイロットである鉄華団三日月・オーガスタービンズアミダ・アルカなどと交戦することになり、思うように戦果を挙げられず歯がゆい思いをすることも多く、更なる力を求めて試作機であるレギンレイズジュリアのパイロットを買って出で阿頼耶識システムの力も得ようとするが、過去に同様に阿頼耶識の力を得て非業の死を遂げたアインを知るガエリオから止められ、バルバトスの戦闘で重症を負うも阿頼耶識の力は人が持つべきではない力だと気付き、人のまま強くなる事を決意する。またラスタルへの忠誠心のみによって戦う彼女には「仲間のため、愛する者のために命を懸けて戦う」という三日月やアミダの強さが理解できない場面もあった。
ギャラルホルンの実権を握ったラスタルと強い信頼関係を持ち、鉄華団の象徴であるバルバトスを討ち取った張本人であることから、エピローグでは「次代のギャラルホルンの担い手」と目されている。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
総司令ラスタル・エリオンに忠誠を誓うアリアンロッド所属の精鋭パイロットとして登場し、鉄華団やタービンズ、ハシュマルと交戦しているがいずれも敵を倒しきることができず、やられ役のような存在に終始していた。しかしアリアンロッドと革命軍の大規模会戦では事前にラスタルからバルバトスを止めるように指示を受けて、バルバトスの圧倒的な力に圧倒されながらも、機体の機動力を活かして決死の覚悟で喰らい付いてバルバトスに戦果を上げさせないように押さえ続けた。三日月に機体を大破させられて重傷を負わされるもののノルバ・シノフラウロスによる旗艦であるスキップジャック級への狙撃を防ぎ、辛うじて帰投中のガエリオに回収されて一命を取り留めた。その後の地上での最終決戦ではボロボロになっていた三日月に引導を渡し、マクギリス・ファリドを倒したガエリオ・ボードウィンとともにマクギリス事件終結の立役者となった。その後は一パイロットとしてだけでなくラスタルの側近として活動しており、髪を伸ばしている。

人間関係

ギャラルホルン

ラスタル・エリオン
アリアンロッド総司令。上官であると同時に自身を見出してくれた恩人で、強く慕っている。
ガラン・モッサ
ラスタルとともに自身を拾ってくれた恩人。「ヒゲのおじ様」と呼んでいる。訃報に接した時は肉親のように悲しんでいた。
イオク・クジャン
第二艦隊司令にして、直属の上官。ラスタルを敬愛していることは同じだが、お坊ちゃまなイオクを堂々と馬鹿にしており、犬猿の仲。ガランの死後は、イオクの愚か者ぶりに苛立ちを感じるようになり(八つ当たりだが)、ハシュマル事件以降は嫌悪感を抱く。レギンレイズ・ジュリアを試すための戦場目当てで彼の独断によるタービンズ壊滅に協力…というよりは利用したこともあった。
ヤマジン・ト―カ
整備主任。ガンダム・ヴィダールにも関与するなどラスタルからの信頼が厚く、ジュリエッタのことも「ジュリー」と呼ぶなど親しく接している。
ヴィダール=ガエリオ・ボードウィン
当初こそ顔も本名も明かさないヴィダールに不信感を持っていたが、操縦技術や人柄、正体を知るにつれて信頼するようになる。エピローグでは彼の車いすを押しており、デートに誘われている。

鉄華団

三日月・オーガス
ある意味、似た者同士。何度か交戦するが、三日月には一歩及ばず、最終的には、ラスタルの作戦で瀕死の重傷を負った三日月を討つも、自分が勝ったわけではないことや自身の愚かさを痛感する。
昭弘・アルトランド
ガランの仇ではあるのだが、ラスタルに論されたために昭弘を付け狙うことはなかった。
ノルバ・シノ
彼の一発逆転の攻撃から、ラスタルを間一髪救う。

タービンズ

アミダ・アルカ
タービンズ討伐において交戦。機体の性能差を上回る技量と覚悟の前に事実上の敗北を喫する。

名台詞

「ラスタル様のために!」
類似するものも含め、劇中何度も言っている台詞。ラスタルへの忠誠心が伺える。
「いえ、バカは死んでも治らないのであれば。無駄なので、生きてて下さい。」
ハシュマルに特攻しようとしたイオクを助けた時の台詞。正直、ラスタルの命令でなければ、事態を散々悪化させたイオクを見捨てていただろう。とはいえ、ラスタルやクジャン家家臣同様に中途半端な優しさでもある。
「何故止まらない!?何故止められない!?何があのパイロットを駆り立てる!!??」
アミダとの戦闘にて。名瀬を守ろうとイオクの艦隊に突撃するアミダを新型機で機体性能では圧倒している筈なのに止められず翻弄され続けるのは技術の差だけではなかった。
「なぜだ!?なぜまだ抗う!?無駄なあがきだ!こんな無意味な戦いに!どんな大義があるというのだ!?」
最後の三日月との戦闘にて。ダインスレイヴによる致命傷を受けてもなお戦い続ける姿は不気味でもあり、理解できるものではなかった。
「!……もう、意識が……」
剥き出しになったバルバトスのコクピットを見て、もはや三日月の意識が無い事を知り愕然とする。そして……
「今ここに!アリアンロッド艦隊総司令、ラスタル・エリオンの意向のもと!!悪魔は討ち取られた!!!」
断腸の思いで三日月を撃破し、バルバトスの首を剣に刺して掲げ、「マクギリス事件」と呼ばれることとなった一連の反乱の終結を宣言した。
もっとも、ジュリエッタは自分が本当の勝者ではないことや戦いを終わらせるための茶番劇発言であることも理解しており、歓声を挙げたギャラルホルンの将兵にも勝利の高揚感は無かった。
「鉄華団は悪魔では無かった。誰よりも人間らしかった。彼等の居場所は、戦場にしか無かったのです。」
「野望や目的の為の手段ではなく、人として、ただ生きる為に戦う。」
ガエリオ「そうだな。だからこそ、我々は彼等に恐怖した。相手の野望や目的を量れれば、限界は自ずと見える。」
戦いを終えて、ガエリオと共に過ごしながら。戦場を離れた事で、ジュリエッタは鉄華団を少しだけ理解した。

搭乗機体・関連機体

レギンレイズ
レギンレイズ・ジュリア
搭乗機。

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