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[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]で9番目に開発された[[可変モビルスーツ|可変機]]であり、[[モビルアーマー]]形態への変形が可能。元々は量産を想定して造られており、変形機構を簡易化した事で他の可変機と比べて生産コストが安く、かつ整備性が高くなった。変形に要する時間も[[ムーバブルフレーム]]と[[マグネットコーティング]]のおかげで0.5秒程度と非常に短い。スラスターの推力は標準的だが[[MA]]形態時の機動性はかなり高く、ウェイブライダー形態の[[Ζガンダム]]のそれをも凌いでいる。しかし、他の可変機は高い機動性や運用可能な領域を拡大する万能性の獲得等を目的として可変機構を採用していたが、本機の場合はどちらかというと戦闘スタイルを変化させる事を目的としている。これにより、変形して機体質量のバランス等を変える事で非可変機のような「人体を模しただけの機体」では到底不可能な戦闘を行えるようになった。なお、MA形態での格闘戦も可能となっている。<br />頭部に3基(うち1基は後頭部)、両肩に1基ずつ、計5基のモノアイを備えている。また、胸と頭部はそれ自体が複合センサーアレイとしての機能を持っており、パイロットに情報を最適化した上で伝えるようになっている。<br />背部にはフィンが2枚装着され、MA形態時ではテールランスと合わせてスタビライザーとして機能する。<br />本機の真価を発揮させるには優れた技量と独特な戦闘のセンスが要求される為に量産化は断念される事となり、試作段階で打ち切られた。
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[[ア・バオア・クー|ゼダンの門]]で9番目に開発された[[可変モビルスーツ|可変機]]であり、[[モビルアーマー]]形態への変形が可能。元々は量産を想定して造られており、変形機構を簡易化した事で他の可変機と比べて生産コストが安く、かつ整備性が高くなった。変形に要する時間も[[ムーバブルフレーム]]と[[マグネットコーティング]]のおかげで0.5秒程度と非常に短い。
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スラスターの推力は標準的だが[[MA]]形態時の機動性はかなり高く、ウェイブライダー形態の[[Ζガンダム]]のそれをも凌いでいる。しかし、他の可変機は高い機動性や運用可能な領域を拡大する万能性の獲得等を目的として可変機構を採用していたが、本機の場合はどちらかというと戦闘スタイルを変化させる事を目的としている。これにより、変形して機体質量のバランス等を変える事で非可変機のような「人体を模しただけの機体」では到底不可能な戦闘を行えるようになった。なお、MA形態での格闘戦も可能となっている。
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頭部に3基(うち1基は後頭部)、両肩に1基ずつ、計5基のモノアイを備えている。また、胸と頭部はそれ自体が複合センサーアレイとしての機能を持っており、パイロットに情報を最適化した上で伝えるようになっている。背部にはフィンが2枚装着され、MA形態時ではテールランスと合わせてスタビライザーとして機能する。本機の真価を発揮させるには優れた技量と独特な戦闘のセンスが要求される為に量産化は断念される事となり、試作段階で打ち切られた。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==

2020年7月2日 (木) 22:27時点における版

ハンブラビ
外国語表記 Hambrabi
登場作品 機動戦士Ζガンダム
デザイン 永野護
テンプレートを表示
スペック
分類 試作型可変モビルスーツ
型式番号 RX-139
頭頂高 19.9m
全高 19.9m
本体重量 34.6t
全備重量 56.9t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,540kW
スラスター総推力 59,800kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 10,020m
開発組織 ティターンズ
所属 ティターンズ
主なパイロット
テンプレートを表示

概要

ティターンズの試作型モビルスーツパプテマス・シロッコも設計に関わっている。

ゼダンの門で9番目に開発された可変機であり、モビルアーマー形態への変形が可能。元々は量産を想定して造られており、変形機構を簡易化した事で他の可変機と比べて生産コストが安く、かつ整備性が高くなった。変形に要する時間もムーバブルフレームマグネットコーティングのおかげで0.5秒程度と非常に短い。

スラスターの推力は標準的だがMA形態時の機動性はかなり高く、ウェイブライダー形態のΖガンダムのそれをも凌いでいる。しかし、他の可変機は高い機動性や運用可能な領域を拡大する万能性の獲得等を目的として可変機構を採用していたが、本機の場合はどちらかというと戦闘スタイルを変化させる事を目的としている。これにより、変形して機体質量のバランス等を変える事で非可変機のような「人体を模しただけの機体」では到底不可能な戦闘を行えるようになった。なお、MA形態での格闘戦も可能となっている。

頭部に3基(うち1基は後頭部)、両肩に1基ずつ、計5基のモノアイを備えている。また、胸と頭部はそれ自体が複合センサーアレイとしての機能を持っており、パイロットに情報を最適化した上で伝えるようになっている。背部にはフィンが2枚装着され、MA形態時ではテールランスと合わせてスタビライザーとして機能する。本機の真価を発揮させるには優れた技量と独特な戦闘のセンスが要求される為に量産化は断念される事となり、試作段階で打ち切られた。

登場作品と操縦者

機動戦士Ζガンダム
パイロットはヤザン・ゲーブルラムサス・ハサダンケル・クーパー。3機編隊で行動することが多く、連携攻撃によってカミーユ・ビダンクワトロ・バジーナといったエゥーゴのエースパイロット達を苦しめた。
グリプスII攻防戦でラムサス、ダンケル機はエマ・シーンスーパーガンダムによって撃墜された。
ヤザン機はカツ・コバヤシの乗るGディフェンサーのコアファイターを撃墜し、ラーディッシュを沈める活躍を見せたが、最後はカミーユ・ビダンの増大したニュータイプ能力によってパワーアップしたΖガンダムに撃破されている。
機動戦士Ζガンダム A New Translation
TV版とほとんど変わっていないが、バスク・オムの乗るドゴス・ギアを沈めたのが本機となっている(TV版ではレコア・ロンドパラス・アテネが沈めている)。
機動戦士ガンダム U.C.0094 アクロス・ザ・スカイ
デビルズ・ネスト」に所属する機体が1機登場する。背部の翼に迷彩柄のマントを装備している。量産型百式改と交戦した後、撃破された。

装備・機能

特殊機能

変形
MA形態に変形。その姿はエイを髣髴とさせる。

武装・必殺攻撃

ビーム・ライフル
背部に2門装備。ユニットが可動するようになっており、MS・MA両形態で使用可能。
本来は「ビーム・キャノン」と呼ぶべき物だが、ビーム・ライフル用の規格品を使っている為にこう呼ばれる。
ビーム・サーベル
両腕の内側に1基ずつ、計2基格納されている。性能は標準的。デビルズ・ネストの機体は背部に移設している。
ビーム・ガン
ビーム・サーベルを格納したままでビーム・ガンとして使用可能。
クロー
両腕に装備。MS・MA両形態で使用可能。ガンダリウム合金の装甲を容易に切り裂く事ができる。MA形態だとランディングギアとしても使用される。
テールランス
専用に鍛造されたガンダリウム合金製の武装で、腰部に1基装備。至近距離の相手を下から突き刺す。MA形態ではスタビライザーになる。
海ヘビ
携行式のオプション武器。先端部はワイヤーで射出可能で、内蔵されたバーニアで進む。これを敵に巻きつけ、電撃を喰らわせて電子機器やパイロットに直接ダメージを与える。
クモの巣
海ヘビと同様の電撃武器。ハンブラビ3機でクモの巣状のワイヤー・ネットを張り、捕らえた敵に電撃を浴びせる。
フェダーイン・ライフル
本機の主兵装。ガブスレイが装備していたのと同じ物で、戦艦の残骸も一撃で消滅させられる程の威力を持つ。後部からはビーム・サーベルも発振可能で、銃剣として使える。
BR-87A ビール・ライフル
ハイザックマラサイが装備している物と同じビーム・ライフル。『Ζ』第34話でラムサス機が使用している。
大型ビーム・ライフル
アッシマーのライフル。デビルズ・ネストの機体が2挺装備している。
3連装ミサイル・ポッド
デビルズ・ネストの機体がクローと換装する形で装備しているミサイル。
ビーム・ジャベリン
デビルズ・ネストの戦闘に参加した機体が2基装備。

対決・名場面

Ζガンダム

関連機体

ハンブラビ Mk.Ib バンパイア
本機の改良型。
ノンブラビ
レジオンが接収したハンブラビを改修した機体。
ハンブラ-B
キュクロープスが本機を再設計した機体。
ガブスレイ
ルナツー基地で同時期に開発された機体。
ラクシャサ
本機の変形機構を参考にしたモビルアーマー。
ガンダムTR-6[ハンブラビII]アクア・ハンブラビII
フルドドIIの形態の1種。本機の名が冠されているが特に繋がりはない。
ガンダムエピオンバビ
別作品の機体だが、変形機構がそっくり。
ハンブラビスバン
ガンダムビルドファイターズA-R』に登場するガンプラ。高機動機として製作されている。

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