マリーダ・クルス

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マリーダ・クルス(Marida Cruz)

袖付きMSパイロット。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダムUC
ネオ・ジオン残党『袖付き』所属の強化人間のパイロット。スベロア・ジンネマン率いる『ガランシェール隊』のエースであり、クシャトリヤに搭乗する。
『インダストリアル7』での袖付きとカーディアス・ビストの会談に同席し、ビスト財団の横槍が原因で戦闘状態に陥ったためにクシャトリヤで出撃。密かに脱走したミネバ・ラオ・ザビを探していたところ、謎の純白のMSユニコーンガンダムと遭遇し、撃退される。
フル・フロンタルによるミネバ奪還作戦にも参加し、シナンジュとユニコーンの戦闘に介入。コクピットに衝撃を与えてパイロットであるバナージ・リンクスを気絶させるという方法で無力化に成功する。バナージとはコロニー『パラオ』での彼の保護を命じられたことで知り合い、当初はほとんど会話しなかったものの、彼のとある言葉に反応し、笑顔を見せた。
しかし、ユニコーンガンダムとバナージの奪還を目論むネェル・アーガマと地球連邦軍がパラオに襲撃を行い、バナージとはその際にはぐれてしまう。そして戦場でフル・フロンタルによりNT-Dを発動させる当て馬として再びユニコーンと交戦し、自身の正体を知らせないままに鹵獲しようとするも、バナージに自分がクシャトリヤのパイロットであると気付かれてしまう。そして音声通信を用いて投降を呼びかけるが、互いの立場や視点の違いから話しは平行線を辿り、それが彼の心に障り、ユニコーンガンダムがそれに呼応。NT-Dが発動しデストロイモードとなったユニコーンにファンネルのコントロールを奪取され、嬲るように大破させられる。
そのやり方に恐怖し、意識混濁状態に陥った瞬間、バナージが正気を取り戻して精神感応を起こし、自らが『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場したエルピー・プルのクローンの一人であること、戦争時にマスターとはぐれ、悪質な人身売買業者に保護されて娼館に売られ、強制的に売春をさせられて女性としての機能を破壊されるまでに衰弱したところをジンネマンに保護されたことをバナージに知られ、同時に彼の過去を知る。そして、自分の境遇を『哀しすぎる』と評したバナージと相互理解した。
その後はネェル・アーガマの捕虜となっていたが、マーサ・ビスト・カーバインの策略でアルベルトにより地球に移送された。その後、オーガスタ研究所で再調整され、プルトゥエルブとしてユニコーンガンダム2号機『バンシィ』のパイロットとなり、またバナージの敵となる。
だが、バナージの呼びかけとジンネマンの命懸けの説得に混乱し、さらに自分が『ガンダム』に乗っていることに気付いたことで、元々植えつけられていた『ガンダムは敵』という思想から自己否定を起こし、気絶。ジンネマンに保護された。
保護されてからも昏睡状態が続いていたが、ミネバの呼びかけに応えて覚醒し、(OVA版では自然に目覚めている)再びクシャトリヤのパイロットとしてミネバやバナージ、ジンネマンのために戦うことになる。
ラプラスの箱をめぐる最終決戦のさなか、バンシィとユニコーンの戦いに割って入り、NT-Dに取り込まれたリディにミネバとともに精神感応で説得するも直前で失敗。激高したリディのビームマグナムでコクピットを撃ち抜かれ、戦死。(小説版ではリディの憎悪の先はミネバであり、ネェル・アーガマを狙ったバンシィからこれをかばい、自らを盾とした)死の瞬間、自らを殺したリディへと「判りあうこと」を語りかけ、システムの呪縛から解き放つ。同時にサイコフレームの共振によって増幅された精神波で地球連邦上層部によるコロニーレーザー攻撃を知らせるとともに、親しい人々へ最後のメッセージを伝えて散った。バナージはその「死」を共感することで感応波を極大化し、NT-Dを封じられたユニコーンを頚木から解き放ち、危機を脱した。これ以降、ユニコーンのサイコフレームは常にエメラルドグリーンの光を放つようになり、機体の遠隔操作やシールドの遠隔操作、果てはコロニーレーザーの無力化など予測不能の潜在能力を発揮するようになる。
ガンダムシリーズ伝統の別離を象徴するヒロインであり、暗い過去を背負い、心に傷を負いながらも前を向いて生きようとする、強く、やさしいお姉さんポジションである。一方で好きな食べ物はアイスクリームというかわいらしいギャップに、高い人気を誇る。そのため、彼女の命を奪ったリディはファンから蛇蝎のごとく嫌われるという割を喰ってしまう。

人間関係

スベロア・ジンネマン
自分を保護してくれた人物であり、『マスター』と認識している相手。『マリーダ・クルス』という名前も、彼に名付けられた。後に父のように慕う。
ミネバ・ラオ・ザビ
『袖付き』の姫。ミネバからは信頼されており、頼りにされている。
バナージ・リンクス
偶然出会った少年。最初は敵同士だったが精神感応の後に和解し、彼の理解者となる。
ギルボア・サント
資源衛星パラオでは彼の家に居候している。
フル・フロンタル
『袖付き』首領。後に彼に反抗するミネバやバナージの側に付き、敵同士となる。
グレミー・トト
『プルトゥエルブ』時代のマスターと思わしき人物。作中では明言されていない。
アルベルト・ビスト
再調整時のマスター。以前にネェル・アーガマで彼を助けて以来好意を持たれている。
マーサ・ビスト・カーバイン
エルピー・プル
プルツー
プルクローン
姉妹とも呼べる人物達。残念ながらプルやプルツーは『機動戦士ガンダムUC』の時代では既に亡くなっているため、作中では会うことはできなかった。
『機動戦士ガンダム ガンダムvsガンダムNEXTPLUS』など、同時に参戦するゲーム作品ではプル達を姉さんと呼ぶなどのクロスオーバー台詞が存在する。

名台詞

「ガンダムは…敵!!」
「お前もガンダムか!!」
「私が……ガンダム……?私が……敵……!?」
「アイスクリーム、かな」
「きっとこんな風にして世界は少しずつ前に進んでいく。諦めることなく、囚われることなく。望みを持ち続ければ……。チャンスは必ず来る。その時は迷わず……ガンダムに乗れ。」
状況を好転させようともがきながら、やればやるほど事態は悪くなる。そんな結果にうなだれるバナージへ。だが、「ガンダム」は敵同士で合った二人を通じ合わせた。その可能性を信じてバナージの背中を押す。
「『それでも』と言い続けろ、バナージ!!」
フル・フロンタルのサイド共栄圏構想を聞き、フロンタルの非の打ちどころのない現実的な理論を前にしたバナージへ「それでも可能性を信じろ」と促す。
「マシンは増幅しているだけ……そのバンシィも『可能性の獣』。人の心に反応するシステムを持っている。」
システムに取り込まれたリディへ、サイコフレームの共振で「誤解なく理解」しようとミネバとともに語りかける。穏やかな顔つきへと戻り、本来の心を取り戻したかに見えたが……。
「その生真面目な心が他人も自分も傷つける。落ち着いて周りを見渡せばいい。世界は広い。こんなに沢山の人が響きあっている……。」
思念のビジョンとなり、リディの手を取り語りかけた。女神のような微笑を残し、リディをシステムの呪縛から解き放った。
「貴方は私の光。もう一度、私を産んでくれた光でした。ありがとう、おとうさん……。」
「姫様、マリーダ・クルス、ここまでです……。姫様はバナージをしっかりと繋ぎとめてください。でないと、彼は……。」
最後の思念波で伝えたメッセージ。前半はジンネマンへ、後半はミネバへ。この意味は物語最後にあきらかになる。
「今のお前達には見えないものが、私には見える。ここでは時間さえ輝いて見える。どんな絶望の中にも希望は生まれる。お前は光だ。悲しみすら糧として、道を照らせ……姫様と二人で。」
「光」はマリーダの求めるものとして、また宇宙世紀に生きる人々のキーワードとして幾度も登場する。
「人は今、戸口に立っている。いつか肉体を持ったまま、そこをくぐれるときが来るのかもしれない。この虹の彼方に、道は続いている……。」

搭乗機体・関連機体

クシャトリヤ
バンシィ
量産型キュベレイ
クシャトリヤ・ベッセルング
クシャトリヤ・リペアード

商品情報

話題まとめ

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