ミカムラ博士

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ミカムラ博士
外国語表記 Dr. Mikamura
登場作品
声優 清川元夢
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プロフィール
種族 人間
性別
没年月日 未来世紀60年
出身 ネオジャパン
職業 科学者
所属 ネオジャパン
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概要 [編集 | ソースを編集]

ネオジャパンの科学者。レイン・ミカムラの父親であり、シャイニングガンダムゴッドガンダムの共同開発者。後にライジングガンダムを開発している。

ライゾウ・カッシュ博士とは友人であり、カッシュ家とは家族ぐるみの付き合いがあった。温厚な人物で、娘のレインを溺愛気味だが大切に思っており、ドモンの旅に同行する彼女の身をいつも案じていた。

優れた科学者だが、良き友人であると共にライバルでもあったカッシュ博士の才能に人知れず強い嫉妬を抱いていた。そしてシャイニングガンダムの開発期にスーパーモードの致命的な欠陥を一目で指摘された事でカッシュ博士が自身が及びもつかない天才であると認識した事が決定打となり、その感情を利用される形でネオジャパン軍のウルベ・イシカワと共謀してアルティメットガンダムの奪取を画策。デビルガンダム事件の発端となるカッシュ家襲撃事件を引き起こし、カッシュ博士を冷凍刑に陥れる事になった。さらには妻のミキノ・カッシュはアルティメットガンダム強奪の際に死亡、その息子のキョウジ・カッシュを指名手配犯として罪をでっち上げ、弟のドモン・カッシュを洗脳し兄弟同士で争わせる事で、文字通りカッシュ家を地獄に叩き落した。

しかし、第13回ガンダムファイトの開催中、デビルガンダム事件の真相を娘に知られたのを機に、自らの嫉妬心が全ての始まりとなった事や、娘のレインにまで戦いを強いる結果になった事からその罪を悔いるようになり、デビルガンダムの完全消滅を決意。それにより対立したウルベに撃たれ、致命傷を負ってしまう。そしてデビルコロニーを誕生させたウルベに一矢報いるべく、最期は残された力を振り絞ってライゾウの冷凍カプセルを解放すると共に外部からの進入口を形成。亡骸はカプセルと共に宇宙空間へと投げ出された。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

機動武闘伝Gガンダム
初出作品。ドモンやレインのサポート役としてウルベやカラトと共に陰ながら支援を続けた。しかし、物語後半、シュバルツとのファイトを機に怪しげな言動が目立つようになり、第42話で遂にデビルガンダム事件の黒幕の1人であった事が発覚。以後、自らの全ての罪を認め、贖罪のための行動を起こそうとするも、真の黒幕であるウルベに撃たれてしまう。そして最後の力でデビルコロニーへの進入口の形成とカッシュ博士を救出した事により、デビルガンダム事件を解決へと導く切欠を作った。
当初の構想では終始、完全な悪役であり、最終的にはドモン達の前に立ちふさがる予定であったとされる。途中で変更されたのはミカムラ博士を演じた清川元夢氏の温厚な人柄の影響が大きいとされる。
超級!機動武闘伝Gガンダム
アニメと同様、シャイニングガンダムの欠陥を一目で指摘され、その天才的な頭脳を目の当たりにしたことがミカムラ博士を狂気に走らせた一端であったが、後にキョウジの口から「理想の機体は乗り手に左右されない性能を発揮するライジングガンダムであり、それを生み出したミカムラは真の天才である」とカッシュ博士からも嫉妬されていたことが明かされる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

家族 [編集 | ソースを編集]

レイン・ミカムラ
娘。ウルベの指示でドモンの行動を報告させる役に渋々抜擢した。しかし、結果としてデビルガンダム事件の陰謀に彼女を巻き込む形となった上、真相を知った彼女の不信を買ってしまい、罪を認めて改心。贖罪のため事件の収拾に尽力しようとした。

ネオジャパン[編集 | ソースを編集]

ライゾウ・カッシュ
友人。しかし彼が「自己再生」「自己進化」「自己増殖」の三大理論を持つアルティメットガンダムを開発した故にその才能に嫉妬して彼を陥れることになる。『超級!』では実は彼からも嫉妬されており、お互い相手こそが真の天才であると認め合っていたことが語られている。
ドモン・カッシュ
その子供時代から知っていたカッシュ博士の息子。ドモンは作中でミカムラおじさんと呼んでいた。博士は彼をガンダムファイトに参加させ、デビルガンダムを手に入れる片棒を担がせようとしたものの、改心の後、レインの救出を彼に託した。
ウルベ・イシカワ
ネオジャパン軍の軍人。彼と共謀してカッシュ博士を陥れ、その後もデビルガンダムを手中に納めようと暗躍した。ミカムラ博士は改心後、デビルガンダムの軍事利用を阻止しようとしたものの、デビルガンダムによる世界征服を目論む彼に撃たれ致命傷を負ってしまう。

各国のガンダムファイター [編集 | ソースを編集]

シュバルツ・ブルーダー
ネオドイツのガンダムファイターであると共に、キョウジにより生み出された自身のコピー。決勝大会でのドモンとのデスマッチで重傷を負った彼に対し、止めを刺そうとしたものの、直前でレインに制止された上、彼女にデビルガンダムの真相を知られてしまった。
アレンビー・ビアズリー
ネオスウェーデンのガンダムファイター。改心後、ウォン・ユンファによりDG細胞に感染していた彼女を治療した。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「馬鹿な…勝手なのは君の方だろう!レインはあれで責任感の強い子だ……それをここまで追い込みおって!だからカッシュ家の人間は油断できん!……ハッ!?」
『G』40話より。レインが辞表を提出して失踪してしまった事に憤っていたドモンを叱責する際に。溺愛しているとはいえミカムラ博士がドモンの責任を指摘することは当然であった。しかし彼自身冷静さを欠いていたためか、意味深な後半の発言へと続く。恨みのこもった目つきで口走る博士に意表を突かれるドモンだったが、その言葉の意味が明らかになるのはやや先の話となる……。
「私はもはや、生きてあの子と会う事もあるまい…。娘には君の口から伝えてくれ…。本当にすまなかったと……」
「なぁ、カッシュよ…。君は今、眠りの中で私の事をどう思っている?馬鹿な男と笑っているのか?それとも……。私はとうとう最期まで……お前さんには、勝てないんだな……」
『G』第47話より、ドモンとライゾウに宛てた最期の台詞。既に虫の息でありながら、涙ながらにカプセルの中のカッシュ博士へと語りかけた。そして崩れ落ちる寸前にカプセルを放出するスイッチを作動。宇宙空間へカプセルが放出されると共に、博士の眼鏡も宇宙の闇へと吸い込まれていった…。
カプセルを放出した事により出来た穴からドモン達はデビルコロニーへの侵入に成功し、さらに放出されたカプセルはドモン達をサポートしていたゴルビーIIが回収。冷凍睡眠から解放されたカッシュ博士はドモンに助言を与え、ミカムラ博士の命を賭けた行動は、カッシュ家やガンダムファイター達に対し事件を解決へと導くための足掛かりとなるのだった。

搭乗機体・関連機体[編集 | ソースを編集]

シャイニングガンダム / ライジングガンダム / ゴッドガンダム
開発を担当した機体。

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]