ヨナ・バシュタ

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ヨナ・バシュタ
登場作品
声優 榎木淳弥
中村文徳 (8歳時)
デザイナー 金世俊
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プロフィール
種族 人間
性別
年齢 8歳 (一年戦争時) ⇒ 13歳 (不死鳥狩り)または15歳 (NT) ⇒ 25歳
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ルオ商会所属のディジェ隊 (NT) ⇒ シェザール隊
階級 中尉 (不死鳥狩り)
少尉 (NT)
コールサイン
【不死鳥狩り】
C006 (シェザール006)
【NT】
S007 (シェザール・セブン)
主な搭乗機

スタークジェガン
ディジェ
ナラティブガンダム
フェネクスなど

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概要

機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り』及び『機動戦士ガンダムNT』における主人公。『不死鳥狩り』を再構成した『NT』においては細部の設定が変更されている。

不死鳥狩りにおける設定 

地球連邦軍の少数精鋭部隊「シェザール隊 (猟人隊)」に所属する中尉で、コールサインは「C006 (シェザール006)」。年齢は25歳でシェザール隊では最年少である。

一年戦争時 (当時8歳)にオーストラリアジオン公国軍コロニー落としによって被災しており、3歳の妹、父や母、祖父や祖母を失っている。13歳の頃はニューフロリダのセント・ファーガス孤児院でリタと共に育った。彼女が里親 (エスコラ・ゲッダ)に引き取られ孤児院を去る日、彼女のために買った、翼を広げた海鳥を象ったブローチをプレゼントしようとするも決心がつかず、渡す事ができないまま最後の別れを迎える。その後、ヨナは14歳で養父母に引き取られ、18歳で士官学校に入学。25歳でシェザール隊に編入されるまで、成績、賞罰、どれも特記事項なしと、平凡を絵に描いたような連邦士官として過ごしてきた。

しかし、ユニコーンガンダム3号機「フェネクス」が暴走し母艦エシャロットを襲った「エシャロット事件」が発生した後、エシャロット乗員の生き残りである同じ孤児院育ちの艦載機の整備士からフェネクスのパイロットはリタであると知らされた事がヨナの転機となった。

ヨナはそれ以来、リタの足跡を辿るべく既に解散した施設の職員の元を尋ね歩き、リタが孤児院を去ったのと同時期に何人もの戦災孤児がESPテストを受けさせられ、ニュータイプの素養のある者がニュータイプ研究所に送り込まれていた事を知る。そしてリタを連れ去った張本人であるエスコラ准将の邸宅に事前に下調べをした上で侵入したヨナは、彼が元ティターンズ所属である事を黙秘する見返りに、消息を絶った3号機の捜索部隊への自身の編入を提案し、これを承諾させた。

シェザール隊編入後にフェネクス捕獲作戦「不死鳥狩り」へ参加した際は、リタへ最後の別れ際に伝えられなかった想いを告白するべく、隊の面々に先んじてフェネクスに接触しようと奔走。フェネクスと接触した際、リタの声に導かれるまま、何かを運び出そうとしている袖付きの部隊と接触し、リタが「この世界にあってはならないもの」と告げるそれを破壊するべく、単身戦いを挑む事となる。

NTにおける設定

地球連邦宇宙軍に所属する25歳少尉。シェザール隊におけるコールサインは「S007 (シェザール・セブン)」。18歳で地球連邦軍士官学校に入学し、入隊以降の賞罰が特に無いという点は『不死鳥狩り』と同様だが、プライマリースクールの2年生だった一年戦争当時、幼馴染のリタとミシェルと3人でジオン軍のコロニー落としを事前に察知し、多くの人々を救った事から「奇蹟の子供達」と呼ばれた経験を持つ。この時、両親を失って戦災孤児となっている。

一年戦争後は「奇蹟の子供達」の噂もあり、ニュータイプの素養を見込まれて地球連邦軍のオーガスタ研究所強化人間の処置を受けるが、コロニー落としの際に実際にニュータイプ能力を発現したのはリタのみで、他の2人はリタを通してイメージを見たにすぎないという秘密を抱えていた。さらにグリプス戦役終盤、ある事情からミシェルはルオ商会に引き取られ、これを機に3人は別々の運命を辿る事となる。この時、図らずもリタを見捨てる形になってしまったヨナは、彼女を守れなかった事に対する強烈な悔恨と罪悪感を抱えている。連邦軍への入隊後はこれらグリプス戦役終結以前の自身の過去を全て抹消しており、ごく平凡な経歴の士官を装っている。

しかし、宇宙世紀0097年にリタと共に消息不明となっていたフェネクスが再出現したのを機にミシェルと再会。ルオ商会によるマーサ・ビスト・カーバインの拘束時には、ミシェルによりディジェ隊に編入され初の実戦を経験。続く「不死鳥狩り」においても、ミシェルによってナラティブガンダムのパイロットに指名され、シェザール隊に編入される。パイロットとしての実力は中の上程度である事から、隊からはガンダムに搭乗している事に疑問を抱かれている。ただ、ニタ研での辛い過去もあり、フェネクスを捕獲しようとする執念は『不死鳥狩り』以上に強い。

作中、度々フェネクスと邂逅する事になるが、その中でリタから「この世界にあってはならないもの」としてIIネオ・ジオングの破壊を告げられ、自身もニュータイプへと覚醒。リタとミシェルそれぞれの想いを受け、IIネオ・ジオングを駆るゾルタン・アッカネンとの決着に挑む。

尚ノベライズ版によればヨナの父親は連邦の航空機分野を担いあのRX-78コア・ファイター開発にも携わったハービック社のエンジニアであり、ヨナら三人が絆の証として分かち合ったペンダントは元々ヨナの父親がコロニー内における航空機の飛行に関する画期的な発明を成し遂げたことを称え授与された徽章とされる。のちにハービック社がAEに買収され、AEによって開発されたナラティブガンダムにコア・ファイターが搭載され、それに息子であるヨナが搭乗するのはある意味運命の悪戯と言うべきか。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダムUC 不死鳥狩り
初登場作品。リタの声に応える形で、フル・フロンタルの下へネオ・ジオングを運び出そうとする袖付きの部隊と交戦し、遂にはネオ・ジオングと交戦。乗機を撃墜されるも、リタへの告白と共にフェネクスに乗り移りネオ・ジオングを撃破。リタと邂逅した後、銀河へと旅立つフェネクスを見届けた。
機動戦士ガンダムNT
映像化に合わせ容姿が設定された。『不死鳥狩り』と同様、主人公を務める。作中、ミシェルとの確執から生じた憎しみからNT-Dに取り込まれかけるも、リタのお蔭で事なきを得る。その後、IIネオ・ジオングでの戦闘でミシェルが身を挺して自身を守った際、再び幼馴染を亡くし絶望に駆られるも、自身を不死鳥狩りに参加させたミシェルの真意を知り奮起。IIネオ・ジオング撃破後にリタとミシェルに再び邂逅した後、救援に訪れたシルヴァ・バレトのパイロットと共に銀河へと旅立つフェネクスを見届けた。

人間関係

主要人物 (奇蹟の子供たち) 

リタ・ベルナル
幼馴染。ヨナと同じ孤児院で育つも、その後ヨナと別れた後にフェネクスのパイロットとなり、機体と共に消息不明となる。別れ際に受けた「次に生まれ変わるとしたら」という言葉に答えるべく、ヨナはフェネクスを追う。
ミシェル・ルオ
『NT』におけるもう1人の幼馴染。ヨナやリタとニタ研にいた当時、生き残るためにリタを利用した事からヨナとの間に確執が生じている。フェネクスが再出現した際、ある目的からヨナをフェネクス捕獲作戦へと参加させる。

シェザール隊

イアゴ・ハーカナ
上官。

地球連邦軍

エスコラ・ゲッダ
『不死鳥狩り』では彼を脅迫し、シェザール隊への編入を手配させた。

ジオン共和国軍 (モナハン一派) 

ゾルタン・アッカネン
不死鳥狩りを目論む強化人間。憎悪に駆られIIネオ・ジオングで世界に災厄を齎そうとする彼を阻止するべく、ヨナはフェネクスと共に立ち向かう。

ジオン共和国 (ミネバ一派) 

バナージ・リンクス
かつてユニコーンガンダムに搭乗し、一度、真のニュータイプへの覚醒を果たした人物。不死鳥狩り作戦の最終局面においてシルヴァ・バレト・サプレッサーを駆ってIIネオ・ジオングと交戦するヨナを援護し、終結後、ヨナと共に宇宙の果てへと旅立つフェネクスを見届けた。

家族 

亡父。『NT』ノベライズ版で、ハービック社にエンジニアとして勤めていたという設定が付加された。

名台詞

搭乗機体・関連機体

スタークジェガン
『不死鳥狩り』での搭乗機。フェネクス捕獲用に海ヘビを装備している。
ディジェ
『NT』冒頭のマーサ護送隊襲撃時に搭乗。
ナラティブガンダム
『NT』での主な搭乗機。
ナラティブガンダム A装備
フェネクスとの初交戦時に搭乗。
ナラティブガンダム B装備
サイド6「メーティス」におけるフェネクス鹵獲作戦で搭乗。
ナラティブガンダム C装備
IIネオ・ジオングとの決戦時に搭乗。
ユニコーンガンダム3号機 フェネクス
『不死鳥狩り』ではスタークジェガンから、『NT』ではナラティブガンダム C装備から乗り換える形で搭乗。
ジェガンD型
『不死鳥狩り』でシェザール隊配属前に原隊で搭乗していた機体。

余談

  • 『NT』では華奢な容姿として描かれており、鈍重なサイコスーツを脱いだ際、そのギャップに驚かされる事になる。これは監督の吉沢俊一氏の「最初がフルアーマー」という逆パターンを狙ったアイデアで、作中ではナラティブガンダムからA装備が取り外されるシーンがヨナがサイコスーツを脱衣するシーンと重ね合わされるという演出がある。

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