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== MS-09R-2 リック・ドムII(Rick Dom II) ==
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{{登場メカ概要
*登場作品:[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]][[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]][[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]][[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
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| 読み = リック・ドム ツヴァイ
*デザイナー:出渕裕
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| 外国語表記 = Rick Dom II
*分類:宇宙戦用量産型[[モビルスーツ]]
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| 登場作品 =  
*装甲材質:チタン・セラミック複合材
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*[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
*頭頂高:18.6m
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*[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
*本体重量:45.6t
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*[[機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像]]
*全備重量:79.9t
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*[[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
*主動力:[[熱核融合炉]]
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<!-- *続編、或いは個別作品に出演した作品のみ記載。 -->
*出力:1,219kW
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| デザイナー = 出渕裕
*推力:110,000kg
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
*センサー有効半径:5,400m
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*開発組織:[[ジオン公国軍]]
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{{登場メカ概要
*所属:[[ジオン公国軍]][[デラーズ・フリート]]
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| タイトル = スペック
*主なパイロット:[[カリウス・オットー]][[ギー・ヘルムート]][[リリア・フローベル]]、他
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| 分類 = 宇宙戦用量産型[[モビルスーツ]]
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| 生産形態 = 量産機
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| 型式番号 = MS-09R-2
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| 頭頂高 = 18.6m
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| 全高 =
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| 本体重量 = 45.6t
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| 全備重量 = 79.9t
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| 主動力 = [[熱核融合炉]]
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| ジェネレーター出力 = 1,219kW
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| スラスター総推力 = 110,000kg
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| 姿勢制御バーニア数 = 9基
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| 装甲材質 = チタン・セラミック複合材
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| センサー有効半径 = 5,400m
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| 開発組織 = [[ジオン公国軍]]
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| 所属 =
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| 所属組織 =
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*[[ジオン公国軍]]
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*[[デラーズ・フリート]]
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| 所属部隊 =
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*[[マルコシアス隊]]
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*他
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| 母艦 =
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| 主なパイロット = [[カリウス・オットー]]<br/>[[ギー・ヘルムート]]<br/>[[リリア・フローベル]]<br/>他
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}}<!-- 必要に応じて追加をお願いします。 -->
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[リック・ドム]]を[[統合整備計画]]によって再設計した機体。「II」は「ツヴァイ」と読む。ジェネレーターやスラスターを改良することで基本性能が向上している他、プロペラントタンクが増設されたことで[[リック・ドム]]の問題点であった行動時間が延長されている。一年戦争末期の機体であるため生産数は少なかったが、『0083』では[[デラーズ・フリート]]の主力機の1つとしてまとまった数が運用されている。緑色の本機がコロニー内で登場していたこともあり地上でも運用可能と解釈されることがある。
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[[統合整備計画]]に準じて[[リック・ドム]]を再設計した機体。名称の「II」はドイツ語で「2」を意味する「ツヴァイ」と呼称される。
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最初から宇宙用の機体として設計されているため、装甲形状やフォルムは空気抵抗を考慮しない平面的な物となっている。[[ゲルググ]]の技術も導入されており、ジェネレーターやスラスターの改良、姿勢制御用バーニアの追加など基本性能の向上と改善が行われている。また、他の機体と共通規格のパーツが使用されたことで生産性や整備性、互換性と操縦性の面も格段に向上している。
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他にはランドセルにはプロペラントタンクを2基装備することが可能となり、リック・ドムより200%以上の行動時間を獲得している。また、頭部のモノアイカバーが球面構成となり、視野の拡大も行われている。脚部の高出力スラスターを使用することで重力下でもホバー移動を可能としているが、本領を発揮できるのは宇宙空間である。
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リック・ドムIIは本格的な量産体制が整い次第、各地に配備される予定であったが、その前段階で終戦を迎えることとなったため、戦時中に実戦配備された数は非常に少なく、一部の特務部隊などに配備されるに留まったとされている。
  
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
<!-- ;[[作品名]]:説明 -->
 
 
;[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
 
;[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
:宇宙では通常カラーの機体が、コロニー内では緑色の機体が登場している。
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:初出作品。第1話の[[リボー]]内部における戦闘で緑色の機体が登場し、第2話では通常カラーの機体が陽動作戦や[[ガンダムNT-1]]のシミュレーター中に登場した。
 
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;[[機動戦士SDガンダム MARKーIV]]
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:同作に収録されている『[[夢のマロン社・宇宙の旅]]』に登場。『0080』以前の設定を用いているため、[[ドム]]及び[[リック・ドム]]のリデザイン機としての登場となる。リアルガンダム世界に迷い込んだ[[アッガイ (機動戦士SDガンダム)|アッガイ]]一行に対し、宇宙では彼らの乗るガブスレイ号に集中攻撃を仕掛けたり、[[ジャブロー]]では陸に上がったアッガイを2度も撥ね飛ばしている。
 
;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
 
;[[機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY]]
 
:宇宙での戦闘においてデラーズ・フリート所属機が多数登場する。特に[[カリウス・オットー]]機は単機で[[ガンダム試作2号機]]を迎撃する[[ジム改]]複数機を相手取るなど活躍し、デラーズ紛争終結まで残存している。
 
:宇宙での戦闘においてデラーズ・フリート所属機が多数登場する。特に[[カリウス・オットー]]機は単機で[[ガンダム試作2号機]]を迎撃する[[ジム改]]複数機を相手取るなど活躍し、デラーズ紛争終結まで残存している。
 
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
 
;[[機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク]]
 
:本編後半、[[グラナダ]]で[[マルコシアス隊]]が受領し、[[ギー・ヘルムート]]の乗機となった。同時に受領した超大型ヒート剣で戦果を上げるものの、[[ア・バオア・クー]]攻防戦で[[ペイルライダー]]の動きを封じた際に撃墜された。
 
:本編後半、[[グラナダ]]で[[マルコシアス隊]]が受領し、[[ギー・ヘルムート]]の乗機となった。同時に受領した超大型ヒート剣で戦果を上げるものの、[[ア・バオア・クー]]攻防戦で[[ペイルライダー]]の動きを封じた際に撃墜された。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
<!-- ;武装名:説明 -->
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;ジャイアント・バズ(ジャイアント・バズII)
;ロケット・バズーカ
+
:従来のジャイアント・バズを改良した360mm大口径バズーカ。使用弾頭の変更で威力が向上しており、対艦攻撃にも有効となっている。また、照準用スコープや排ガス処理機構の改良により操作性が向上しており、[[ドム]]系列機以外でも運用が容易となっている。
:360mmの大口径バズーカ。[[リック・ドム]]の主装備と同様ジャイアント・バズと称されることもあるが、フォアグリップが無い一方で防楯が追加され、照準器の形状も異なっている。
 
 
;拡散ビーム砲
 
;拡散ビーム砲
:胸部に内蔵されているビーム砲。出力が上がったことにより信頼性が向上した。
+
:胸部左側に内蔵されているビーム砲。出力向上により武装としての信頼性が向上しており、目眩しではなく近距離武装としての使用も可能となっている。
 
;ヒート・サーベル
 
;ヒート・サーベル
:バックパックに装備された加熱式の実体剣。リック・ドムと異なりランドセルの左側面に携行する。
+
:棒状の加熱式実体剣。非使用時にはランドセル側面にマウントされる。
;シュツルムファウスト
+
;シュツルム・ファウスト
:命中率は悪いが威力の高い使い捨てのロケットランチャー。
+
:使い捨て式の携行ロケットランチャー。命中率は悪いが、高い威力を有する。
;MMP-80 90mmマシンガン
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;[[MMP-80]]マシンガン
 
:取り回しの良い射撃兵装。『0080』に登場したモデルは前期型で、『0083』に登場したモデルは後期型に分類される。
 
:取り回しの良い射撃兵装。『0080』に登場したモデルは前期型で、『0083』に登場したモデルは後期型に分類される。
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;ジャイアント・バズ
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:従来のジャイアント・バズ。[[アクシズ]]の[[ラカン・ダカラン|ラカン]]機が使用した。
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=== その他 ===
 
;超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
 
;超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
:機体の全長を大きく上回る試作ヒート・サーベルで、ギーの機体が装備している。なお形状は異なるが、[[ドム・グロウスバイル]]にも同様の装備がある。
+
:[[マルコシアス隊]]の[[ギー・ヘルムート]]機が装備している試作武装。空間戦における艦船の破壊を目的に開発された武装で、機体の全長を大きく上回るサイズで出力も段違いである。なお形状は異なるが、[[ドム・グロウスバイル]]にも同様の武装が装備されている。
  
 
== 対決・名場面 ==
 
== 対決・名場面 ==
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== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
<!-- ;[[機体名]]:説明 -->
 
 
;[[リック・ドム]]
 
;[[リック・ドム]]
:原型機。
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:ベース機。
 
;[[プロトタイプ・リック・ドムII]]
 
;[[プロトタイプ・リック・ドムII]]
 
:本機の試作型。外見が[[ドム・トローペン]]に似通っている。
 
:本機の試作型。外見が[[ドム・トローペン]]に似通っている。
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;[[ドライセン]]
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:本機を元に[[ネオ・ジオン]]軍が開発した機体。
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<!-- == 余談 == -->
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<!-- *説明 -->
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam0083.net/machine/z06.html 『機動戦士ガンダム0083』公式サイト:リック・ドムII]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==
 
*[[登場メカ]]
 
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2021年3月4日 (木) 22:22時点における版

リック・ドムII
読み リック・ドム ツヴァイ
外国語表記 Rick Dom II
登場作品
デザイナー 出渕裕
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スペック
分類 宇宙戦用量産型モビルスーツ
生産形態 量産機
型式番号 MS-09R-2
頭頂高 18.6m
本体重量 45.6t
全備重量 79.9t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 1,219kW
スラスター総推力 110,000kg
姿勢制御バーニア数 9基
装甲材質 チタン・セラミック複合材
センサー有効半径 5,400m
開発組織 ジオン公国軍
所属組織
所属部隊
  • マルコシアス隊
  • 主なパイロット カリウス・オットー
    ギー・ヘルムート
    リリア・フローベル
    テンプレートを表示

    概要

    統合整備計画に準じてリック・ドムを再設計した機体。名称の「II」はドイツ語で「2」を意味する「ツヴァイ」と呼称される。

    最初から宇宙用の機体として設計されているため、装甲形状やフォルムは空気抵抗を考慮しない平面的な物となっている。ゲルググの技術も導入されており、ジェネレーターやスラスターの改良、姿勢制御用バーニアの追加など基本性能の向上と改善が行われている。また、他の機体と共通規格のパーツが使用されたことで生産性や整備性、互換性と操縦性の面も格段に向上している。

    他にはランドセルにはプロペラントタンクを2基装備することが可能となり、リック・ドムより200%以上の行動時間を獲得している。また、頭部のモノアイカバーが球面構成となり、視野の拡大も行われている。脚部の高出力スラスターを使用することで重力下でもホバー移動を可能としているが、本領を発揮できるのは宇宙空間である。

    リック・ドムIIは本格的な量産体制が整い次第、各地に配備される予定であったが、その前段階で終戦を迎えることとなったため、戦時中に実戦配備された数は非常に少なく、一部の特務部隊などに配備されるに留まったとされている。

    登場作品と操縦者

    機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
    初出作品。第1話のリボー内部における戦闘で緑色の機体が登場し、第2話では通常カラーの機体が陽動作戦やガンダムNT-1のシミュレーター中に登場した。
    機動戦士SDガンダム MARKーIV
    同作に収録されている『夢のマロン社・宇宙の旅』に登場。『0080』以前の設定を用いているため、ドム及びリック・ドムのリデザイン機としての登場となる。リアルガンダム世界に迷い込んだアッガイ一行に対し、宇宙では彼らの乗るガブスレイ号に集中攻撃を仕掛けたり、ジャブローでは陸に上がったアッガイを2度も撥ね飛ばしている。
    機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
    宇宙での戦闘においてデラーズ・フリート所属機が多数登場する。特にカリウス・オットー機は単機でガンダム試作2号機を迎撃するジム改複数機を相手取るなど活躍し、デラーズ紛争終結まで残存している。
    機動戦士ガンダム外伝 ミッシングリンク
    本編後半、グラナダマルコシアス隊が受領し、ギー・ヘルムートの乗機となった。同時に受領した超大型ヒート剣で戦果を上げるものの、ア・バオア・クー攻防戦でペイルライダーの動きを封じた際に撃墜された。

    装備・機能

    武装・必殺攻撃

    ジャイアント・バズ(ジャイアント・バズII)
    従来のジャイアント・バズを改良した360mm大口径バズーカ。使用弾頭の変更で威力が向上しており、対艦攻撃にも有効となっている。また、照準用スコープや排ガス処理機構の改良により操作性が向上しており、ドム系列機以外でも運用が容易となっている。
    拡散ビーム砲
    胸部左側に内蔵されているビーム砲。出力向上により武装としての信頼性が向上しており、目眩しではなく近距離武装としての使用も可能となっている。
    ヒート・サーベル
    棒状の加熱式実体剣。非使用時にはランドセル側面にマウントされる。
    シュツルム・ファウスト
    使い捨て式の携行ロケットランチャー。命中率は悪いが、高い威力を有する。
    MMP-80マシンガン
    取り回しの良い射撃兵装。『0080』に登場したモデルは前期型で、『0083』に登場したモデルは後期型に分類される。
    ジャイアント・バズ
    従来のジャイアント・バズ。アクシズラカン機が使用した。

    その他

    超大型ヒート剣(超大型ヒート・サーベル)
    マルコシアス隊ギー・ヘルムート機が装備している試作武装。空間戦における艦船の破壊を目的に開発された武装で、機体の全長を大きく上回るサイズで出力も段違いである。なお形状は異なるが、ドム・グロウスバイルにも同様の武装が装備されている。

    対決・名場面

    関連機体

    リック・ドム
    ベース機。
    プロトタイプ・リック・ドムII
    本機の試作型。外見がドム・トローペンに似通っている。
    ドライセン
    本機を元にネオ・ジオン軍が開発した機体。

    商品情報

    ガンプラ

    資料リンク

    リンク