リュウ・ホセイ

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リュウ・ホセイ(Ryu Jose)

概要

ホワイトベースクルーの一人。階級は曹長。色黒で体格が良く、おおらかな人物。モビルスーツのパイロット候補生で、作中ではコア・ファイターガンタンクに搭乗した。

物語開始時点で士官学校を卒業して配属されたばかりの新米軍人だが面倒見の良い人物で、友人であるブライト・ノアの良き相談役であり、またアムロ達年下にとっても良き理解者であった。

物語序盤、ブライトとリュウの2人だけがホワイトベースの実務可能な軍人であり、艦長(代理)としてホワイトベースの指揮を執るブライトは規則が原則の立場にあったが、そんな指揮官と現場のクルーをつなぐパイプ役として重要な役割を果たす。緊急時においては時々口が荒っぽくなることもあったが自分の役割を非常によく理解しており、状況に応じてポジションを変えられる柔軟な思考も備えていた。また軍人であることを笠に着たこともなければ年下で民間人のアムロに教えを請うなど懐の広い人物であった。その鷹揚な性格のためかカツ・レツ・キッカら子供たちにも慕われており、後にスレッガー・ロウが加入した際にはリュウを引き合いに出している。

だがただ優しいだけの人間ではなく、組織としてのまとまりを重要視していたため。アムロがホワイトベースを脱走した際には厳しい言葉を投げかけており、一方ではブライトに不満を持ったカイ、ハヤトらが脱走した際には血相を変えて説得に行くなど「和」を最重要視していたことがわかる。ことアムロとブライトの関係には心を砕いており、重傷を負いながらも二人が手を取り合っていけるように尽力した。

第21話にて重傷を押してホワイトベースを守るためにクラウレ・ハモンの乗るマゼラトップに特攻して死亡する。最後の最期までホワイトベースとクルー達のために命を捧げた。彼の死後、ブライトは精神的な支えを失ったためか体調を崩して戦線離脱、アムロを始めクルー達は意気消沈。艦長代理としてミライ・ヤシマは苦しい戦局で決断が下せずホワイトベースは絶体絶命のピンチに陥ってしまった。

登場作品と役柄

機動戦士ガンダム
第1話から第21話まで登場。細身のブライトに対して大柄のリュウは対照的な凸凹コンビで、厳しいブライトとそれにフォローを入れるリュウという構図が出来上がっていく。しかし自分の決断に自信が持てず苦悩するブライトに対してズバッと本質を突いてくるリュウの鋭さが見られるなど、お互いの弱いところをお互いの長所が補っていく理想的なタッグへと成長していく。彼の死によって一時ホワイトベースは崩壊の危機に瀕してしまうが、それだけ彼の存在が大きかったことを如実に物語っている。

人間関係

アムロ・レイ
特に目をかけていた弟分。立場上は部下ではなく(アムロが軍属となって伍長になるのはリュウの死後)命令する立場ではなかったが、アムロもリュウを信頼していたためか関係は非常に良好だった。一時は厳しい言葉を投げかけることもあったがその真意をくみ取り、ホワイトベースの中心人物として成長していく。ジャブロー基地で、戦死したリュウに対する上官の態度(2階級特進を告知して終わり)に喰ってかかるなどアムロにとっては大きな存在であったことが伺える。
ブライト・ノア
よきパートナー。士官学校からの友人で終始関係は良好だった。常にホワイトベース全体のことを考えるブライトの立場をよく理解していたためそのカバー役に徹していたが、一方でブライトの欠けている部分を鋭く指摘するなど組織としても個人としても非常に頼りにしていた。リュウの死はブライトに格段に大きなダメージを残した。
ハヤト・コバヤシジョブ・ジョン
民間人のためどうにもオロオロしてしまう彼らを時には叱咤し、時には励ました。

名台詞

「アムロ。なぜ俺がお前を呼びに行ったと思う?」(-「僕が居なければ戦えないから……」)「自惚れるなよ。ガンダムさえ戻ってくればと思ったからだよ。」
普段は温厚なリュウの厳しいセリフ。自分の意思であろうとなかろうと、人が集まって集団行動を取っている限り不満は大なり小なりある。勿論アムロの負担は大きいが、それを「自分だけが」と勝手な行動を取ることは組織そのものを危険に晒してしまう。それを咎めての一言。組織としての結束を壊すようならアムロであれども切り捨てる覚悟がある、というリュウの冷徹さがことの重要性を物語っている。
「リハビリテーションさ。少しは体を動かさんと治りがな……うっ……」
アムロとブライトの仲がうまく行っておらず、おとなしく寝てもおられずブリッジへ。絶対安静の重傷でも心配かけまいと明るく振舞う。死後、リュウに心配をかけすぎたからだとブライトが涙ながらに詫びたが、こうした自分より他人の精神が染みついている性分なのだろう。
「人間にはな、言葉があるんだ。俺の元気なうちに……ブライトはアムロとゆっくり話し合った事ないんだろ? それじゃあ虎はおとなしくにはならん。」
ブライトの「野生の虎でも檻に入れておけば自分の立場が分かってくる」とアムロの評に返して。仲のこじれた二人にかけていたのは対話ではないのか、とリュウの言葉は、ある意味ではガンダムの「誤解なく分かり合う人」というテーマの一端にも触れている。
「お前ブライトがまた独房へ入れたのを腹を立てていないのか?」(-「僕が?ブライトさんの処置分かります。怒ってなんかいません。」)「なら良いんだ。ブライトがな、お前は野生のトラだっておっかながっているんだよ。ふふ、おかしいだろ……?」
ブリッジの次は再び独房へ入れられたアムロのもとへ。すでにアムロはブライトの意図を理解しており、リュウは安堵して病室へと戻っていく。

迷台詞

GUNDAM 0079 THE WAR FOR EARTH

「フゥ!辛い戦闘だったなぁ!ハハッ、あの赤い彗星とやりあって生きてるとは、ラッキーボーイだぜぃ!」
ステージ3開始前の会話より、シャアとの戦闘で左脚を破壊されながらも大気圏突破を果たし帰還した主人公に向けて。TV版のリュウの印象からかけ離れたノリノリなテンションで言い放ち、プレイヤーに強烈な印象を与えた。
「ん?なんだ今のは?攻撃を受けたのか!?……ちょっと待て!何か赤い光が!うおぁっ!!」
「ホワイトベース!カイ!ガンダム!やられちまっ…!!」
ステージ3終盤、シャアの奇襲を受け撃墜された際に。名前が無いとはいえ主人公をガンダム呼びしたり、台詞の途中で吹き飛んでしまったがために「やられ千葉」という空耳ができてしまうなどプレイヤーに笑撃を与えるシーンとなってしまった。なお、リュウ自身は負傷しながらも生還しており、彼自身がラッキーボーイであることを証明することとなった。ちなみにこのシーンのガンタンクはザクマシンガンに10発持ちこたえ、8発受けた時点では全くダメージを受けたように見えない。同作でガンダムがマシンガン4発前後で爆発する上に1発当たればのけぞってそのまま動けなくなるというのにである。これ、ガンタンク量産したほうがいいんじゃ…

搭乗機体・関連機体

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