「リ・ガズィ」の版間の差分

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=== その他 ===
 
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:宇宙戦国時代の[[ミキシングビルドモビルスーツ]]の1機。本機の腰部が使用されている。
 
;[[ライトニングガンダム]]
 
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:『[[ガンダムビルドファイターズトライ]]』に登場する本機をベースとしたガンプラ。可変機構を有しており、形状や機能はリ・ガズィ・カスタムの方に近い。
 
:『[[ガンダムビルドファイターズトライ]]』に登場する本機をベースとしたガンプラ。可変機構を有しており、形状や機能はリ・ガズィ・カスタムの方に近い。
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== 資料リンク ==
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*[http://www.gundam-cca.net/ms/02.html 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』公式サイト:リ・ガズィ]
  
 
== リンク ==
 
== リンク ==

2020年11月29日 (日) 19:13時点における版

リ・ガズィ
外国語表記 Re-GZ
登場作品
デザイナー 出渕裕
テンプレートを表示
スペック
分類 攻撃用試作型モビルスーツ
型式番号 RGZ-91
頭頂高 20.5m
全高 21.5m
本体重量 24.7t
全備重量 55.2t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 2,550kW
スラスター総推力 67,600kg
装甲材質 ガンダリウム合金
センサー有効半径 18,900m
開発組織 アナハイム・エレクトロニクス社
所属組織 地球連邦軍
所属部隊 ロンド・ベル
母艦 ラー・カイラム
主なパイロット アムロ・レイ
ケーラ・スゥ
チェーン・アギ
テンプレートを表示

概要

Ζガンダムの簡易変形モデルとも言える、試作攻撃型モビルスーツ。機体名のリ・ガズィは「Refined Gundam Zeta(リファイン・ガンダム・ゼータ)」を意味する。

Ζガンダムは優秀な機体であったが、最大の特徴である「変形」そのものが量産の最大の障害となっていた。そこで、大部分の変形プロセスを経ずに機能の転換を図る手段が模索され、ウェイブ・ライダー形態時の機能をオプションによって賄うというコンセプトが採用された。このモジュールは「バック・ウェポン・システム(BWS)」と呼ばれ、設計案はΖプラスR型の仕様に準じており、機能的にはGパーツGディフェンサーに近い[1]

リ・ガズィ本体はΖガンダムのMS形態における機能再現を目標に開発され、各部材に最新技術やデバイスが投入された上、バイオセンサーも搭載した効果もあってスペック上はオリジナルのΖガンダムに匹敵。特に上半身は、可変機構を省いた事で構造強度が保たれ、更に小型化したサブジェネレーターの増設が可能となった事により機体稼働の信頼性が向上している。

BWSは出撃時に装着し、戦闘空域までのサブ・フライト・システムとして本体の運搬及び火力による前線突破に用いられ、その後パージしMS形態での通常戦闘に移行するという戦術を採るが、BWSによる変形は典型的な不可逆変形システムとなっており、戦闘時における再装着は想定されていない。戦闘後の回収と再利用は可能であるが、戦闘で破壊されるリスクも高く、結果としてコストダウンに繋がる事はなく、正式な量産は見送られ、試作機が数機生産されたに留まった。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
初登場作品。Ζガンダムの配備を申請したアムロ・レイに対し、ロンド・ベルの戦力増強を望まない軍上層部の判断で代わりに配備された。フィフスルナでの戦闘ではアムロが搭乗し、νガンダムが実戦配備されると彼に代わりケーラ・スゥがパイロットを努めたが、ギュネイ・ガスギラ・ドーガとの戦闘で大破。その後エンジンを応急修理した上でチェーン・アギがこれに乗ってアムロの下に向かおうとしたが、その道中でクェス・パラヤの乗るα・アジールと接触するハサウェイ・ノアと遭遇。ハサウェイを救出する為にα・アジールを攻撃し、撃破するが、クェスを殺された事に逆上したハサウェイの銃撃によって大破消失した。
機動戦士ガンダムUC(OVA版)
episode 4でラー・カイラムの格納庫にカラーリングの異なる機体(赤・青の部分が紫系統に変更されている)が1機配備されているのが確認できる。配備された経緯については明らかになっていない。

装備・機能

特殊機能

バック・ウェポン・システム
リ・ガズィ専用のサブ・フライト・システム。これを装着したリ・ガズィは便宜上「スペース・ファイター形態」と呼称され、限定的な局面ではΖガンダムに匹敵する運用性を示している。機首メガ・ビーム・キャノンやビーム・キャノン等による火力増強が可能であり、増強された火力と機動力による一撃離脱戦法を得意とする他、その巡航能力を活かして部隊の先鋒を担うケースも多い。
装着は艦内の格納庫等といったそれなりの設備のある場所でのみ可能であり、戦闘中の再装備は想定されていない。
バイオセンサー
機体に仮設された簡易サイコミュの一種。ニュータイプが搭乗することで、機体コントロールを補助する。その周辺機器には独自のデバイスを採用し、パイロットに応じた設定が可能だった。
ダミーバルーン
マニピュレータに内蔵された欺瞞用装備。この時期のMSの装備としては一般的な物であるが、アムロはこれを積極的に利用して戦闘を行っている。

武装・必殺攻撃

モビルスーツ側

60mmバルカン砲
頭部に2門装備。頭部スペースに余裕があり、装弾数も増加している。
腰部グレネード・ランチャー
両腰サイドアーマーに計4発内蔵。射出時はコクピットのターゲットと連動して対象に向けて発射される。補助武装や隠し武器としての側面が強い。
腕部グレネード・ランチャー
腕部に計4発内蔵。Ζガンダムによって近接戦闘時の有効性が証明された事で引き続き採用されている。有効範囲が広く、当たり所が良ければ敵機に致命傷を与える事も可能。
ビーム・サーベル
バックパックに2基装備されている一般的な斬撃用白兵戦装備。エネルギー消費を抑えるため、斬撃直前にビーム刃を展開するリミッターと、ビームの形成を扁平に行うバイアス発生器を採用していうる。出力0.7MW。
ビーム・ライフル
MS形態時のリ・ガズィの主兵装。エネルギーCAPシステムの改善により、マガジンに相当するユニットにはメガ・エネルギーパックと呼ばれるパーツが採用されている。スペース・ファイター形態時はシールド裏に収納され使用は出来ないが、MS形態に移行する際に瞬時に取り出して携行する事が出来た。出力3.8MW。
シールド
防御用の実体盾。Ζガンダムの物より有効範囲が広く、通常の機体用シールドよりも耐久性を重視した構造を持つ。スペース・ファイター形態時は機体下部に装着され、機体を保護する。裏面にビーム・ライフルを収納でき、またハンド・グレネードがマウントされている。
ハンド・グレネード
シールド内側上部に3基装備。MS形態での運用を目的とした投擲兵装だが、BWSを装着した状態でも発射出来たかは不明。

バック・ウェポン・システム側

ビーム・キャノン
上部に左右一対2門装備されたビーム砲。
メガ・ビーム・キャノン
機首の先端に搭載された高出力ビーム砲。ビーム・キャノンとの併用で当時の戦闘艦の主砲に匹敵する出力を有していたと言われている。

対決・名場面

ヤクト・ドーガ (ギュネイ機)
『逆シャア』冒頭、地球へ落下するフィフス・ルナ表面での戦闘。ニュータイプ専用機が相手でありながら、BWSを囮にする戦法や機雷付きダミーバルーンの駆使など腕の差で性能差をカバーし、戦いを有利に進めた。しかし、途中からシャアのサザビーが介入し、落下阻止作戦も失敗に終わった事から撤退を余儀なくされた。

関連機体

系列機・派生機 

リ・ガズィ・カスタム
リ・ガズィの発展型。アムロ専用機として開発されたが、νガンダムが完成した為に計画は凍結された。可変機構を採用し、MS形態とスペース・ファイター形態への可逆変形が可能だが、元のリ・ガズィのコンセプトからして本末転倒な機体となってしまっている。
Ζガンダム
リ・ガズィを開発する際に元となった機体。コストダウンを目的に可変機構の簡略化を行っている。
Ζプラス
リ・ガズィと同じくΖガンダムの量産機として開発された機体。Ζガンダムに準じたWR形態への可変機構を有する。
ΖプラスR型
BWSの評価試験機。この仕様に準ずる形でリ・ガズィが開発された。
ΖII
Ζプラスと同じくΖガンダムの量産機として開発された機体。メタスの変形機構を導入し、自由な変形と低コスト化を両立した。一定の評価を得たが量産化はされていない。
リゼル
ΖIIのコンセプトを基に、ジェガンの部品を共有することで量産化に成功した派生機。

技術的関与のある機体 

νガンダム
アムロ・レイ専用機。この機体の設計には、アムロがリ・ガズィに搭乗していた頃の経験も活かされている。
ハーフゼータ
グリプス戦役時にアナハイムの試作機をカラバが改修した機体。変形機構を外装するコンセプトがリ・ガズィに似るが、技術的な関連性については不明。

その他 

ゴージャス・ガンダム
宇宙戦国時代のミキシングビルドモビルスーツの1機。本機の腰部が使用されている。
ライトニングガンダム
ガンダムビルドファイターズトライ』に登場する本機をベースとしたガンプラ。可変機構を有しており、形状や機能はリ・ガズィ・カスタムの方に近い。

商品情報

ガンプラ

フィギュア 

資料リンク

リンク

脚注

  1. ただし、推進力についてはMS側に大きく依存している部分がある。