宇宙世紀二大毒婦

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宇宙世紀二大毒婦[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀を代表する「汚れ役」に贈られる不名誉な称号。もちろん公式設定ではなく、ファンの間で(主に貶める目的で)用いられた。該当するキャラクターは諸説あるものの、例外なくそのキャラクターのファンからは当然喜ばしくない呼称であるため、本来は用いられるべきではない。

たいていはシーマ・ガラハウカテジナ・ルースが挙げられるが、反論も多く、万人が納得するという意味では確定されたものではなく、あくまでも貶めるための蔑称でしかない。

シーマ・ガラハウ[編集 | ソースを編集]

一年戦争時にはコロニーへの毒ガス攻撃をはじめ、主に破壊工作に従事したことや、終戦後は宇宙海賊となり、略奪を行っていたこと、作中でのライバルキャラクターであるアナベル・ガトーとその上官であるエギーユ・デラーズを利用しようとしていたことなどを挙げ、また自らの利益のためにあちこちに取り入るなどの姿が「利己主義者」と見られ、毒婦とする向きがある。

しかし、毒ガス攻撃は本人は知らされておらず、ドラマCD「宇宙の蜻蛉」ではトラウマとなっていることが語られており、上官にだまされたことが原因であるし、愚連隊を率いて破壊工作を任されるということはそれだけ技量を評価されていたということでもある。また、一年戦争後は虐殺行為を理由にアクシズへの亡命を断られ、故郷のコロニーもソーラ・レイとして失われていたことから進退窮まり、宇宙海賊に身をやつしていたことは作中でも語られている。寄る辺のない彼女はクルー達を家族のように思っており、その安寧のために敵であった地球連邦、および自分達を切り捨てたジオンを利用していたに過ぎない。これは自分を守るための行為であり、利己的ではあるが、「生き残る」という行動それそのものを非難することはできないだろう。

問題は彼女の極めて好戦的な性格と、荒くれ部隊を切り盛りするカリスマ、モビルスーツパイロットとしての卓越した技量、男達を従えてわが道を往くという胆力を持った「男らしさ」ではないかと思われる。 また、残念ながらヒロインというには若干語弊の生まれる年齢や容姿も無関係ではないと思われるし、前述の「大志あるライバルキャラクターを不利な状況へ導いた、大義を解さない利己主義者」という劇中の役割から「毒婦」と呼ばれる一因になっているのかもしれない。

しかし、彼女の場合はあまりにも周囲の環境が恵まれなさすぎたことを鑑みれば、敵であろうと利用してでも生き残ろうという姿は、毒婦どころか女傑そのものと言えるだろう。

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