新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT

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新機動戦記ガンダムW デュアルストーリー G-UNIT
外国語表記
  • New Mobile Report Gundam Wing Dual Story G-UNIT
  • Mobile Suit Gundam The Last Outpost (海外タイトル)
原作 矢立肇
富野由悠季
作画 ときた洸一
出版社 講談社
掲載誌 コミックボンボン
掲載期間 1997年春の増刊号 (97年5月号)~1998年3月号
巻数 全3巻
話数 全12話
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新機動戦記ガンダムW外伝 G-UNIT
原作 矢立肇
富野由悠季
作画 みずきたつ
出版社 月刊ホビージャパン
掲載誌 コミックジャパン
掲載期間 1997年プレ創刊号~1997年VOL.1
巻数 未単行本化
話数 全2話 (未完)
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概要[編集 | ソースを編集]

1997年~1998年に漫画誌『コミックボンボン』で連載されていた、ときた洸一氏による『新機動戦記ガンダムW』の外伝漫画作品。それまで同氏がコミックボンボンで描いていた『機動武闘伝Gガンダム』『新機動戦記ガンダムW』『機動新世紀ガンダムX』から連なるガンダムタイトルとなっている。『W』本編と同時系列でありつつも、舞台を辺境のコロニーにする事で本編と直接的には交わらない独立したストーリーとなっており、登場機体のガンプラの発売も行われた。

また、1997年にみずきたつ氏によるOZプライズ側のストーリーを描いた同タイトルが漫画誌『コミックジャパン』で連載されていたものの、こちらは同誌の廃刊により未完となっている。

ストーリー[編集 | ソースを編集]

アフターコロニー195年――。

地球圏全域がOZの支配下に置かれつつあった情勢下で、宇宙の辺境にある工業都市コロニーMO-V(エムオー ファイブ)では「G-UNIT」と呼ばれる新型モビルスーツが密かに開発されていた。そのパイロットであるアディン・バーネットオデル・バーネットは兄弟で日々、データ収集のためのテストを繰り返していた。

しかし、ある時アディンは陰からテストを偵察する謎のモビルスーツを発見。捕獲を試みるも、そのパイロットは「プライズ」という名を残し自爆。それから間もなくOZの独立部隊「OZプライズ」がMO-Vに対し宣戦布告をしてきた。

味方であるはずのOZの襲来…。そしてOZプライズによるMO-Vの封鎖…。孤立した状況下でアディン達はMO-Vを守るべくOZプライズとの戦いを繰り広げる事となる。

登場人物[編集 | ソースを編集]

MO-V [編集 | ソースを編集]

アディン・バーネット
本作の主人公。決め台詞は「オレがキメるぜ!」。日々、兄のオデルと共にG-UNITのテストに励んでいたが、OZプライズが襲来してきたため、MO-Vを守る戦いに身を投じる。
オデル・バーネット
アディンの兄。MO-V一の優秀なパイロットであり、トリシアを婚約者としている。G-UNITを巡る戦いの中でアディンを庇って行方不明となるが……。
ルシエ・アイズリー
MO-Vのエンジニア。気の強い性格でお調子者のアディンとはしばしば口喧嘩となるが、「喧嘩するほど仲がいい」の言葉通り、何かとアディンの事を気遣っている。
トリシア・ファレル
MO-Vのオペレーター。オデルの婚約者であり、ロガ・ハーマンの秘書的な存在。
ディック・ヒガサキ
MO-Vのメカマン。G-UNITの整備やMO-Vの防衛戦力の強化を担当する。
ロガ・ハーマン
MO-Vの代表でありハーマン・インダストリの会長。OZにG-UNITを売り込もうと意気込んでいたものの、OZプライズの襲来によりMO-Vの防衛に奔走させられる事となる。
ドクター・ペルゲ
G-UNITの開発者。G-UNITの開発に異様なまでの執着心を持っており、周囲が近寄りがたい雰囲気を出している。
ロウ・サーナン
OZの技師士官。ニコルの密命でMO-Vに監察官として派遣されるも、道中でOZプライズの襲撃を受ける。MO-Vに救出されてからは整備などの面で協力する。

OZプライズ[編集 | ソースを編集]

ロッシェ・ナトゥーノ
「星屑の三銃士(スターダストナイツ)」を率いるレオスのパイロット。騎士道精神の信奉者で、G-UNITとの対決を何よりも望む。
ブルム・ブロックス
星屑の三銃士の一員であるレオンのパイロット。メンバー一の巨漢。
クラーツ・シェルビィ
星屑の三銃士の一員であるレオールのパイロット。高慢かつ卑劣な男。
アリサ・ウォーカー
ロッシェの副官。ロッシェに対し好意を抱いている。
シルヴァ・クラウン
ガンダムアスクレプオスのパイロット。銀色の仮面をつけており、ガンダムを自在に操る程の腕前を持つ謎の男。
ヴァルダー・ファーキル
「暗黒の破壊将軍」の異名を持つ冷酷非道な将軍。OZプライムを掌握した後、MO-Vの破壊を目論む。
ルーナ・アルモニア
ヴァルダーの部下であるアルモニア姉妹の妹。清楚な性格であり、幼い頃から辛苦を共にしてきた姉ソリスのため、任務に臨む。
ソリス・アルモニア
アルモニア姉妹の姉。妹は違い豪胆な性格の持ち主。妹ルーナと共にG-UNITとの対決に臨む。

ホワイトファング [編集 | ソースを編集]

ドルニエ・ナバーロ
ホワイトファングの一員。グランシャリオを奪取しようとビルゴII部隊と共にMO-V宙域に赴くが、逆にビルゴIIのコントロールを乗っ取られてしまった。

ガンダムW本編の登場人物 [編集 | ソースを編集]

レディ・アン
トレーズ・クシュリナーダの副官。各コロニーの懐柔を進める傍ら、モビルドールの完成により軍事的価値の無くなったMO-Vの調査を全てニコルに一任する。
ニコル
レディ・アンの副官。MO-Vの調査を行おうとしていたが、OZプライズの介入により一切の干渉ができなくなったため、MO-Vの秘密を調べるべくロウに監察官として赴くよう密命を下した。
カーンズ
ホワイトファングの創設者。地球軍と戦っている最中、OZの部隊が存在しないはずのMO-V宙域に赴いたドルニエに対し呆れ果てた。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

MO-V [編集 | ソースを編集]

OZプライズ[編集 | ソースを編集]

ホワイトファング [編集 | ソースを編集]

用語[編集 | ソースを編集]

MO-V
辺境にある工業都市コロニー。リーオーの生産設備を有しており、独自開発したG-UNITのテストも行っている。モビルドールを開発したOZからは軍事的価値が無くなったコロニーとして見られていたが、一方でG-UNITの情報を得たOZプライズから狙われる事となる。
G-UNIT
ガンダムジェミナスなどに採用されている機体構造および採用機の通称。作戦内容に応じて各部のパーツやオプションパーツを組み替える事によりあらゆる戦場に対応する事が可能となる。
PXシステム
G-UNIT採用機に搭載されている機体性能を飛躍的に上昇させるシステム。長時間の使用は機体とパイロットの精神を崩壊させる危険性を孕んでいるため、パイロットの選定や緻密な調整が必要となる。
OZプライズ
ロームフェラ財団直属のOZの独立部隊。デルマイユ侯爵の私兵部隊であり、その存在はOZでもごく僅かな人物にしか知られていない。

各話リスト[編集 | ソースを編集]

話数 サブタイトル 備考
1巻  G#1 双子座ジェミナスという名のMS 
G#2 G-UNIT発進!! 
G#3 対決! 星屑の三銃士スターダストナイツ 
G#4 発動!! PXシステム 
2巻  G#5 銀仮面の男!! 
G#6 暗黒の破壊将軍 
G#7 オペレーション”パンドラ” 
G#8 グリープ起動!! 
G#SP オペレーション・ガンダムコミック  新装版単行本に収録。作者ときた氏のエッセイ漫画。
3巻 G#9 少女ルーナ 
G#10 Gガンダムパイロットの運命さだめ!! 
G#11 激突! ガンダムの戦場!! 
G#12 平和な時代のために 

関連作品[編集 | ソースを編集]

新機動戦記ガンダムW G-UNIT オペレーション・ガリアレスト
本作の派生作品。本作の第10話から分岐したストーリーであり、コロニー・ガリアレストを舞台に新たな物語が描かれる。
新機動戦記ガンダムW
本編作品。本作にも一部キャラクターが関与している。
がんばれドモンくん!ガンダムパーティー
『コミックボンボン』で本作と同時連載されていた漫画作品。
SDガンダム GGENERATIONシリーズ
『F』から参戦。キャラクターのボイス収録や専用BGMの設定などが行われた。

商品情報[編集 | ソースを編集]

漫画 [編集 | ソースを編集]

【KCデラックス版】

【新装版】

資料リンク[編集 | ソースを編集]

リンク[編集 | ソースを編集]