「Gキャノン」の版間の差分

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;[[機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122]]
 
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:後半ステージからヘビーガンと共に味方機として登場。ただ同ゲームで味方機は壁役でしかないため、ヘビーガン共々、ジェガンと然程差が無いのが悩み。
 
:後半ステージからヘビーガンと共に味方機として登場。ただ同ゲームで味方機は壁役でしかないため、ヘビーガン共々、ジェガンと然程差が無いのが悩み。
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:宇宙世紀116年に再編成された[[ファステスト・フォーミュラ]]に2機が配備。マシンキャノンを装備した[[カナタ・サワメ]]機、キャノンを外した[[バズ・ガレムソン]]機が運用され、ガレムソン機は[[ガンダムF90]]のミッションパックを運用する事もあった。
  
 
== 装備・機能 ==
 
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=== 機動戦士ガンダムF91 ===
 
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;悲しきデビュー
 
;悲しきデビュー
:初登場作品である『F91』でやられ役を務めたGキャノンだったが、同時に連邦軍の腐敗の一端としても描かれる事になってしまう。まず、足元に避難民がいる状況下でマシンキャノンを発砲。排出された薬莢によって[[コチュン・ハイン]]の母親を死なせてしまい、同作におけるGキャノンの印象を悪い意味で色濃く残した。<br/>続く場面では、避難中だった[[シーブック・アノー|シーブック]]ら子供達を弾除けにしようとした[[バルド]]の命令を受け、彼らの乗っていた[[ガンタンクR-44]]を捕獲しようと接近、さらには威嚇射撃をしようとした(直前に通りかかった[[レズリー・アノー]]が阻止)。<br/>その後の戦闘シーンでは、コロニー内のCV軍を迎撃するべく、他の連邦軍機と共にコロニー外壁を破壊し内部に進入。敵であるCV軍が無傷でコロニーを占領しようとしているにも関わらず、コロニーを守るべき連邦軍が自らコロニーに損害を与えるという本末転倒な有様である。<br/>Gキャノンが晴々と活躍できるのはいつの日か…。
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:初登場作品である『F91』でやられ役を務めたGキャノンだったが、同時に連邦軍の腐敗の一端としても描かれる事になってしまう。まず、足元に避難民がいる状況下でマシンキャノンを発砲。排出された薬莢によって[[コチュン・ハイン]]の母親を死なせてしまい、同作におけるGキャノンの印象を悪い意味で色濃く残した。<br/>続く場面では、避難中だった[[シーブック・アノー|シーブック]]ら子供達を弾除けにしようとした[[バルド]]の命令を受け、彼らの乗っていた[[ガンタンクR-44]]を捕獲しようと接近、さらには威嚇射撃をしようとした(直前に通りかかった[[レズリー・アノー]]が阻止)。<br/>その後の戦闘シーンでは、コロニー内のCV軍を迎撃するべく、他の連邦軍機と共にコロニー外壁を破壊し内部に進入。敵であるCV軍が無傷でコロニーを占領しようとしているにも関わらず、コロニーを守るべき連邦軍が自らコロニーに損害を与えるという本末転倒な有様であった
 
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;VS第4アグレッサー戦隊
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:第26話より。新メンバーを得て再編された[[ファステスト・フォーミュラ]]は[[ルナツー]]で第4アグレッサー戦隊との模擬戦に準じるが、第4アグレッサー戦隊は事実上の[[アナハイム・エレクトロニクス社|アナハイム]]の社員部隊であり、運用するヘビーガンIIもカタログスペックや装備の異なる[[ハーディガン|新型]]であり、それを見越したサナリィは本来同模擬戦で運用する予定であったF80の配備を「OSのエラー」を理由に取りやめ、代わりにGキャノンを配備した。ガレムソンはGキャノンが充てがわれた事に不満を口にしたが、それでも一度戦場に出れば縦横無尽の活躍を見せ、未知の敵を相手に苦戦する[[ガンダムF90]]のディルを叱咤。お互いに背中を預け合うように戦い、模擬戦を勝利に導いた。
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[Gキャノン パワードウェポンタイプ]]
 
;[[Gキャノン パワードウェポンタイプ]]

2022年9月26日 (月) 22:34時点における版

Gキャノン
外国語表記 G-Cannon
登場作品

機動戦士ガンダムF91

機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
デザイン 大河原邦男
テンプレートを表示
スペック
分類 支援用量産型モビルスーツ
型式番号 F71
頭頂高 14.3m
本体重量 8.7t
全備重量 23.1t
主動力 熱核融合炉
ジェネレーター出力 3,350kw
スラスター推力
  • 27,840 kg×2
  • 16,790 kg×2
スラスター総推力 89,260kg
装甲材質 ガンダリウム合金
開発組織
所属 地球連邦軍
主なパイロット 地球連邦軍一般兵
テンプレートを表示

概要

ガンダムF90サポートタイプの量産型としてサナリィが開発したキャノンガンダムを元に、アナハイム・エレクトロニクス社が再設計の上で委託生産した中距離支援用のモビルスーツ

サナリィはF90サポートタイプの量産型モビルスーツとしてキャノンガンダムを開発したが、元々サナリィはモビルスーツの大量生産施設を保有しておらず、その上スポンサーである地球連邦軍からのコスト削減の要請や提案もあってアナハイム・エレクトロニクス社に委託して生産するという体制を採る事となった。これは地球連邦軍がアナハイム社がモビルスーツ事業を撤退してしまう事を恐れた[1]ための処置とも言われる。その際にアナハイムのエンジニアの手によってヘビーガンと共通のラインで製造できるよう再設計が行われ、誕生したのがGキャノンである。

いくつかの革新的な技術や機構はオミットされ、出力も若干低下したものの、無駄を徹底的に省いた再設計により機動性が向上。推力も親機のキャノンガンダムを上回っている。また、一部にヘビーガンの規格パーツを導入したことで稼働時のトラブルや故障率が減少し、生産性だけでなく整備性や信頼性にも優れた機体へと仕上がっている。

原型機譲りの基本機能もあって支援機でありながらヘビーガンより優れた機体性能を持つが、整備性や廉価性などはヘビーガンに譲る。当時の状況を鑑みて小規模のジオン軍残党の制圧や暴徒鎮圧を主目的として敢えて武装の威力を抑えている事もあって、基本兵装では純粋な対MS戦には向かない部分も多い。ただし、F90と同様にハードポイントシステムを搭載し、オプション装備を換装する事で幅広い戦局に対応が可能である。

主なバリエーションとしてアナハイムの「シルエットフォーミュラプロジェクト」で開発されたハーディガンGキャノン・マグナがある。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムF91
初登場作品。連邦軍の小型MSとしてはそれなりの性能を有していたが、クロスボーン・バンガードによるフロンティアIV襲撃時には練度や士気の差もあってそれを存分に活かす事が出来ず、民間人に被害を出すなどこの時代の連邦軍の醜態を印象付けた。また、要所でマシンキャノンを撤去し汎用型MSとして運用される場面もある。
機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122
後半ステージからヘビーガンと共に味方機として登場。ただ同ゲームで味方機は壁役でしかないため、ヘビーガン共々、ジェガンと然程差が無いのが悩み。
機動戦士ガンダムF90FF
宇宙世紀116年に再編成されたファステスト・フォーミュラに2機が配備。マシンキャノンを装備したカナタ・サワメ機、キャノンを外したバズ・ガレムソン機が運用され、ガレムソン機はガンダムF90のミッションパックを運用する事もあった。

装備・機能

特殊機能

換装
4連装マシンキャノンの着脱の他、オプションパーツの装備が可能。

武装・必殺攻撃

バルカン砲
頭部に左右一対2門内蔵。
ビーム・サーベル
近接白兵用ビーム兵器。ヘビーガンと同じ物を使用している。
ダブルビームガン
両手首アーマー部に内蔵した射撃武装。キャノン砲排除時の近距離戦を想定した装備。
4連装マシンキャノン
背部バックパックに左右一対2基装備。脱着も可能。コロニー内での戦闘を考慮し、破壊力に勝る大口径キャノン砲ではなく、中口径高速徹甲弾を連射する4連装の機関砲式が採用されている。また、稼働率を確実にするため実績のあるカートリッジ式の弾丸が使用されている。
ビーム・ライフル
ヘビーガンと同型の物を使用。ただし、基本装備にはされていないオプション装備相当の仕様となっている。
シールド
ヘビーガンと同型の物を使用。腕部ダブルビームガン基部のマウントに接続する。こちらも基本装備ではないオプション装備扱いである。

対決・名場面

機動戦士ガンダムF91 

悲しきデビュー
初登場作品である『F91』でやられ役を務めたGキャノンだったが、同時に連邦軍の腐敗の一端としても描かれる事になってしまう。まず、足元に避難民がいる状況下でマシンキャノンを発砲。排出された薬莢によってコチュン・ハインの母親を死なせてしまい、同作におけるGキャノンの印象を悪い意味で色濃く残した。
続く場面では、避難中だったシーブックら子供達を弾除けにしようとしたバルドの命令を受け、彼らの乗っていたガンタンクR-44を捕獲しようと接近、さらには威嚇射撃をしようとした(直前に通りかかったレズリー・アノーが阻止)。
その後の戦闘シーンでは、コロニー内のCV軍を迎撃するべく、他の連邦軍機と共にコロニー外壁を破壊し内部に進入。敵であるCV軍が無傷でコロニーを占領しようとしているにも関わらず、コロニーを守るべき連邦軍が自らコロニーに損害を与えるという本末転倒な有様であった

機動戦士ガンダムF90FF 

VS第4アグレッサー戦隊
第26話より。新メンバーを得て再編されたファステスト・フォーミュラルナツーで第4アグレッサー戦隊との模擬戦に準じるが、第4アグレッサー戦隊は事実上のアナハイムの社員部隊であり、運用するヘビーガンIIもカタログスペックや装備の異なる新型であり、それを見越したサナリィは本来同模擬戦で運用する予定であったF80の配備を「OSのエラー」を理由に取りやめ、代わりにGキャノンを配備した。ガレムソンはGキャノンが充てがわれた事に不満を口にしたが、それでも一度戦場に出れば縦横無尽の活躍を見せ、未知の敵を相手に苦戦するガンダムF90のディルを叱咤。お互いに背中を預け合うように戦い、模擬戦を勝利に導いた。

関連機体

Gキャノン パワードウェポンタイプ
F91-MSV』に登場。長距離支援に長けたフル装備仕様。
ヴェスバー装着型G-キャノン
『F91-MSV』に登場。換装バックパックである追加ジェネレータとプロト・ヴェスバーを装着したヴェスバー試験運用機。ヴェスバーの完成度は低く、取り付け位置の確認程度の試験運用だったとの事。運用結果からF91のヴェスバー取り付け位置が腰部に設定された[2]
Gキャノン・マグナ
本機をベースとする強化発展型。アナハイムがサナリィから極秘に入手した資料によって開発された。
キャノンガンダム
設計元。ただし戦後の軍縮機に於いてはスペック過剰や高コスト・動作不確実な革新機構が多かったため本機に再設計された。
ヘビーガン
この機体と生産ライン・武装を共有している。
ガンキャノン
本機はキャノンガンダムからの再設計時にセンサー系の機能が限定されたため、頭部がガンキャノンに近い形状となっている。一説には設計者の趣味という噂もあるとされている。


商品情報

リンク

脚注

  1. AEはグリプス戦争期にエゥーゴやカラバを運営していた事も有り第一・第二次ネオジオン紛争でも予算の厳しい連邦軍の無茶な運用・コスト面要求を聞いては出来る限り聞き入れ達成していたがサナリィは技術・機体性能一辺倒で運用に関するコスト削減などに無関心な部分が連邦軍に悪印象を与えていた。
  2. 書籍『B-CLUB 66号』より