G-SAVIOUR

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G-SAVIOUR[編集 | ソースを編集]

概要[編集 | ソースを編集]

2000年にガンダム20周年記念作品として公開された映像作品。ガンダムとしては唯一のCGと実写を用いた作品である。日米で共同制作された事が話題となり、ハリウッド制作という宣伝もされていたが、アメリカ基準における作品の規模としてはあくまでTVドラマの単発スペシャル程度と、実際はさほど大作でもない部類に当たるようだ。

宇宙世紀0223年と、現時点で最も未来の時代を描いた作品でもある。当初はスペースセンチュリーという似て非なる世界という設定だったようだが、後に宇宙世紀の一部として設定が改められてたという経緯がある。サンライズの公式基準を満たす映像作品でありながら日米合作の実写という特殊性やアニメにおける最新の宇宙世紀作品である『Vガンダム』と比べても半世紀以上離れた時代のために現在ほとんど触れられていないが、それまでに至る世界設定なども詳細に設定されており、ゲーム版を含めたメカニックデザインへの評価もされている。

映像作品の他にPS2版のゲームも存在しており、そちらでは映像版の一年後が舞台となっている。

なお、米国側との版権的都合も囁かれていたが、近年『ガンダムビルドファイターズ』においてモブ役として本作の主役機Gセイバーが登場したことが一部で話題となった。

あらすじ[編集 | ソースを編集]

宇宙世紀0223、この時代においては地球連邦は既に崩壊し、地球圏はセツルメント国家議会とセツルメント自由同盟の二大勢力が対峙する場となっていた。

当時深刻化していた食糧問題を研究する深海農業研究施設でパイロットを務めるマーク・カランは、ある日突然落下してきたMSのパイロットを救助するが、もう一つの落下物から施設へ侵入者が発見され、議会軍によって鎮圧されるのを目の当たりにする。その後、その侵入者の一人であるシンシア・グレーブスの開発した食糧問題を解決する鍵となる、熱源を持つ生物発光体サンプルを巡る議会軍強硬派のガーノー総督の野望に巻き込まれていくこととなる・・・

登場人物[編集 | ソースを編集]

大西洋深海農業研究所(リグ)[編集 | ソースを編集]

マーク・カラン
主人公。元セツルメント国家議会軍の優秀なMSパイロットだった。
ダガット
シモンズ
リグのメンバー達

サイド・ガイア[編集 | ソースを編集]

シンシア・グレーブス
本作のヒロインの黒人女性。サイド・ガイアで研究を行っていた。
グレーブス委員長
サイド・ガイアの代表、ガイア議会の委員長でシンシアの父。
フランツ・ディーター
サイド・ガイア研修生。後半ではフリーダムに乗り込む。
コゥビィ
サイド・ガイアの研究員。

イルミナーティ[編集 | ソースを編集]

フィリッペ・サン・シモン
地球圏の調停を目的とする秘密結社イルミナーティのメンバー。マークの親友である元議会軍の軍人で、戦死を偽装してイルミナーティに加入した。

セツルメント国家議会軍[編集 | ソースを編集]

ジャック・ヘイル
議会軍の中佐。かつてのマークの上官であり、目的のためには手段を選ばない冷酷な人物。
ミミ・デビア
議会軍情報部に所属しているマークの恋人。ガーノー総督と通じるマークのお目付役的な存在でもあったが・・・。
ガーノー
地球自治区を治める議会軍の総督。生物発光体を利用して地球圏の食糧供給を支配することを企む。
ティム・ハロウェイ
議会軍中尉。ガイアの研究員を追う途中大気圏に落下、そのまま海中にまで沈んでしまうがマークに救出される。
ソウヤー
議会軍時代にマークの同僚だったパイロット。訓練飛行中の事故により死亡し、マークが退役するきっかけとなった。

登場メカ[編集 | ソースを編集]

モビルスーツ[編集 | ソースを編集]

Gセイバー
セイバーチームが開発し、イルミナーティに供給しているセイバーシリーズの一つ。換装システムにより多目的に対応する。
フリーダム
サイド・ガイアが保有するMS。RGMシリーズ最後の機体。
レイ
MWレイ
議会軍のモビル・ウェポン計画によって開発された主力機の一つ。指揮官用の有人機レイと無人機であるMWレイが存在する。
ブグ
議会軍初の主力量産型MS。モノアイ型のセンサーを持つ。
グッピー
リグが深海で使用している作業用MS。

艦船など[編集 | ソースを編集]

ニンバス
モビルスーツ母艦

用語など[編集 | ソースを編集]

セツルメント
宇宙世紀218年の地球連邦崩壊に伴い、コロニーの名称が改められた物。
モビルウェポン
議会軍が開発した無人モビルスーツ。

リンク[編集 | ソースを編集]