ガンダム・グシオン

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ASW-G-11 ガンダム・グシオン (Gundam Gusion)

地球、火星間の宙域航路を拠点とする宇宙海賊『ブルワーズ』が所有するガンダム・フレーム機。
バルバトスと同じくかつての厄災戦時に開発された機体である。

デブリ帯の中で発見され海賊達に手を転々と渡り歩きブルワーズの元に渡っている。なお作中初期の姿はブルワーズでの運用に合わせて改装された姿でありオリジナルの本機の姿は不明である。また本機の姿はあくまでブルワーズでの運用時の形態である為作中外では厄祭戦時の形態との混同を避けたり区別の目的で「ブルワーズ・グシオン」と呼称される場合も有る。ガンダム・フレーム特有のツインリアクターシステムの高出力を利用した超重装甲の突撃戦を得意とし、全身に纏った超重装甲のために他のガンダムと異なる肥大化した風貌となっており、内部のガンダムフレームそのものすら改造により手が加えられた状態になっている。その為、圧倒的な装甲を持ち戦艦の機関砲程度ではびくともしない防御力を持つ。反面、重量の増加に伴う燃料消費を補う為に大型の推進剤のタンクを内蔵しているが長期戦には向いていない。また、運用しているブルワーズが惑星重力下での活動を想定していない為、宙間戦闘特化のカスタマイズが施されている。
パイロットは同組織のモビルスーツ部隊隊長を務めるクダル・カデル

名前の由来であるグシオンとは、バルバトスと同じくソロモン72柱の第11位に位置する悪魔の名前である。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
ギャラルホルンと密約を交わしたブルワーズの戦力として、配下のマン・ロディを率いて鉄華団を襲撃する。
二度にわたる戦闘ではバルバトスと交戦するも、持ち前の超重装甲や得物であるハンマーを活かして三日月を苦戦させた。しかし最終的にバルバトスの太刀によってクダル諸共コックピットを刺し貫かれ鉄華団に回収されている。
戦闘終了後はマン・ロディと共に売却される予定だったが、弟を失った昭弘の要望により彼の搭乗機(厳密には改装されたリベイクからの事だが)となる。

装備・機能

特殊機能

ナノラミネートアーマー
詳細はリンク先参照。ブルワーズ時代のグシオンは元の装甲材も分厚く硬い為より堅牢な機体となっている。

武装・必殺攻撃

グシオンハンマー
総重量15tを超える超弩級の質量破壊兵器の大槌。内部にスラスターを搭載しているため接触時のインパクトが大幅に向上し、比類ない破壊力を生み出している。
90mmサブマシンガン
マン・ロディと共通の携行式サブマシンガン。
400mmバスターアンカー
胸部に四門装備された400mm口径のキャノン砲。モビルスーツの搭載する火器としてはナノラミネートアーマーが施されてる強襲装甲艦の装甲材にさえダメージを与える程の威力を有するが、射程距離は短く装填弾数も少ないため用途は接近戦に限定される。
バルカン
頭部に装備された左右一対の迎撃武装。通常弾の他、信号弾の運用も可能であり、通信に制限のあるエイハブ・ウェーブ影響下で部隊に指示を送る際に使用される。
手榴弾
両サイドスカート内に二個ずつ計四個装備されているマン・ロディと共通の球形手榴弾。機雷の様にサイドスカートから直接切り離し放出する事も可能。
グシオン・アックス
先端部に鎖付小型ハンマーを付けた長柄の斧。劇中では使用されていないが設定書籍では画稿や文字設定で、模型でもグシオンの武装として紹介されている。
グシオンチョッパー
マン・ロディのハンマーチョッパーより大型の中華包丁を思わせる肉厚の大鉈。劇中でグシオンが直接装備した事は無く、リベイクがエドモントン戦で使用した他二期のJPTトラスト所属のマン・ロディが装備している。

対決・名場面

鉄華団タービンズ
地球へ向かおうとする鉄華団を撃墜し、ギャラルホルンとのパイプ構築を画策するブルワーズの思惑で、本機率いるモビルスーツ部隊が2度に亘って抗戦する。

関連機体

ガンダム・バエルガンダム・バルバトスガンダム・キマリスガンダム・フラウロスガンダム・ウヴァルガンダム・アスタロトガンダム・ダンタリオン
ガンダム・フレームを採用している機体。グシオンと同じく、悪魔の名を冠している。
マン・ロディ
ブルワーズの主力量産機。グシオン同様に重装甲、高出力と言った特徴を持ち外見も似ているが、これは「グシオンの外装はマン・ロディの製作元と同じ所に発注した物である為」との事。
ガンダム・グシオンリベイクガンダム・グシオンリベイクフルシティ
鉄華団に鹵獲された本機を、昭弘の専用機として改修した形態。ブルワーズ時代のの鈍重な外観から一新され、弱点であった継戦能力や汎用性も大幅に底上げされている。