クラーケ・ズール

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2018年9月12日 (水) 19:21時点におけるエス氏 (トーク | 投稿記録)による版 (登場作品と操縦者)
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YAMS-130 クラーケ・ズール (Krake Zuru)

袖付き」が開発した試作型モビルスーツ。現行の技術による旧ジオン軍サイコミュ高機動試験用ザクのコンセプトを再現及び昇華する事を目的としており、ベース機として親衛隊用のギラ・ズール(厳密にはアンジェロ専用ギラ・ズール)を使用している。技術試験用の機体としての意味合いが強いものの、「袖付き」の厳しい台所事情もあって実戦における運用データの収集を目的として即実戦投入出来るように調整されている。
各部に新造の追加ユニットを装着しており、両肩には有線式メガ・ビーム砲を装備した巨大な腕、下半身には大推力のスラスターポッドが8基設置されている。スラスターポッドから生み出される推力は目を見張るものがあり、ウェイブライダー形態時のデルタプラスに匹敵する。また背部には大型プロペラント・ブースターを追加可能であり、更に推力を向上させられる。

なお親衛隊用のギラ・ズールをベース機とした理由は、本機のテストの要求レベルに対応できる機体が他になかった為。

名称の「クラーケ」はドイツ語で「タコ」を意味しており、下半身がタコを髣髴とさせるのが由来とされる。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムUC MSV
本機の高い推力を活かす事が出来てなお且つ実戦経験が豊富だった為、アンジェロ・ザウパーテストパイロットを務めた。
また開発中だったローゼン・ズールの機種転換訓練をスムーズに進める為の措置として彼が選ばれたとも言われている。
機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う
宙賊に唆されたメシカに脅されて機付長であるスポッター・シスが操縦しているが、駆けつけたゼクストのローゼン・ズールと共に敵を殲滅した。
機動戦士ガンダムUC バンデシネ
パイロットはアンジェロ・ザウパー。
パラオでの戦闘で投入されてリディ・マーセナスオードリー・バーンが乗るデルタプラスを攻撃したが、ユニコーンガンダムが現れると撤退した。
その後、ラプラス史跡での戦闘でも投入されたが、デストロイモードに「変身」したユニコーンガンダムの攻撃で大破している。

装備・機能

特殊機能

大型プロペラント・ブースター
プロペラントタンクとブースターを兼ねた装備で、バックパックを左右から挟みこむ形で装着される。サイズは本機よりも巨大である。
分離
大型プロペラント・ブースターを分離可能。

武装・必殺攻撃

ビーム・マシンガン
ベレット状になったビームを連射する携行式のビーム砲で、照射時間のモード変更が可能。集弾率や連射性は標準的だが、基本設計の優秀さから銃身に大型センサー等を追加する事ができ、拡張性に優れている。なお、下側にあるバナナ型のマガジンはフォアグリップとしても機能する。マガジンはギラ・ドーガ用ビーム・マシンガンの物も装着可能だが、装弾数はバナナ型マガジンの方が上とされる。
バナナ型マガジンの予備はフロントスカートに3基ずつ、計6基まで装着可能。
ビーム・ホーク
接近戦用の武装。2種類のエミッターを内蔵していると共に「ホーク」、「パイル」、「ピック」の3種のモードが用意されている。
「ホーク」は通常の斬撃モードで、「パイル」は刺突で敵機を攻撃する為に杭状のビームを発振する。「ピック」は貫通力に優れ、ジェネレーターへの攻撃を避けつつ敵機を無力化するのに適しているとされる。
マウントラックを追加する事でリアスカートに装着可能。
有線式メガ・ビーム砲
ギラ・ズールの両肩に装着されている武装。分離させて有線コントロールする事ができ、もちろん分離させないままでも使用可能。
準サイコミュシステムの最新技術が使われており、大容量データの処理が可能となった事でオールドタイプのパイロットでも一年戦争時に投入されていた有線式サイコミュ兵器と同程度のオールレンジ攻撃が繰り出せるようになった。

対決・名場面

関連機体

アンジェロ専用ギラ・ズール
ベース機。
ローゼン・ズール
並行して開発されていた機体。
ギラ・ズール
「袖付き」の主力機。
ギラ・ズール (親衛隊仕様)
親衛隊々員用のギラ・ズール。
ギラ・ズール (ギルボア機)
アニメ版でギルボアが搭乗した機体。
ギラ・ズール (キュアロン機)
アニメ版でキュアロンが搭乗した機体。
ゼー・ズール
ギラ・ズールをベースとした水陸両用機。
クシャトリヤ・リペアード
改造する際、クラーケ・ズールの大型プロペラント・ブースターを流用している。
サイコミュ高機動試験用ザク
この機体のコンセプトを再現・昇華する事を目的としている。

商品情報

話題まとめ

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