セイバーガンダム

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ZGMF-X23S セイバーガンダム(Saviour Gundam)

ザフト軍が開発した「セカンドステージシリーズ」に属する試作型モビルスーツインパルスガンダムなどと同様、デュートリオンビーム送電システムやヴァリアブルフェイズシフト装甲を採用している。モビルアーマー形態に変形可能で、この時の外見は双胴の戦闘機に近く、大気圏内外では変形機構を活かした緩急の付いた高機動戦闘と多彩な固定兵装を活かした高い火力からの一撃離脱を得意している。MSの敏捷性とMAの加速性を両立させており、これらを活かした空戦能力は他のMSを凌駕している。ちなみに、ランディング・ギアがないので、MA形態での着陸は不可能となっている。

「セイバー」は英語表記では「Saviour」で「救世主」、「救済者」という意味でサーベルを指すセイバー(Saber)ではない。型式番号の23は「2」が航空機系統を、「3」が本機の開発ナンバーを示している。

どうにも今一つな印象が拭えない機体だが、原作をよく見るとカオスと交戦し、圧倒して抑えながらもアスランがシンの状況を把握しながら指示や援護したり、シンがガイアを交戦しているときは単機でミネルバを防衛していたなど、実はそれなり以上の活躍をしている。

他のセカンドシリーズの中ではロールアウトが遅れていたのか、アーモリーワンでの強奪事件から逃れたが、外伝作品『DESTINY ASTRAY』ではセイバーのプロトタイプが連合に強奪されており、このため、実質的にインパルス以外のセカンドステージシリーズの機体は全て連合に強奪された形となっている。

登場作品と操縦者

機動戦士ガンダムSEED DESTINY
ザフト軍に復隊したアスラン・ザラギルバート・デュランダルからFAITHの称号と共に託される。アスランはミネルバと合流しようとオーブへと向かうが、その時には既にミネルバはオーブを出向しており、そうとは知らずにオーブへ接近した彼はムラサメ2機と交戦状態になり、これを一蹴した。インド洋での戦闘ではカオスと交戦。終始、優勢だった。また、インパルスを援護し、ネオ・ロアノークウィンダムを抑えつつ、数機のウィンダムを撃墜している。続く、ガルナハンのローエングリン・ゲートでの戦闘では、MAゲルズゲーを撃破。ゲートの突破に貢献している。ダーダネルス海峡の戦闘ではカオスと再戦するが、撃破には至らなかった。
クレタ沖の戦闘で再びカオスと戦闘になるが、その後、戦闘に介入してきたキラのフリーダムガンダムと交戦。その際にキラの怒りを買ってしまった為、セイバーは頭部と四肢を切り落とされて大破。戦闘終了後、胴体部は回収されたが、損傷が酷すぎて修復は不可能であった。結局、残った胴体部は破棄されたと思われる。

装備・機能

特殊機能

ヴァリアブルフェイズシフト装甲
フェイズシフト装甲の改良型。装甲に掛ける電圧を調整できるようになっており、エネルギー消費の効率化を図っている。その影響で装甲の色が変化するようになった。
デュートリオンビーム送電システム
MSにデュートリオンビームを照射してワイヤレスでエネルギーを供給するシステム。これにより、(母艦が存在する限り)帰艦する事なく戦い続ける事が可能となった。
変形
MA形態へ変形する。

武装・必殺攻撃

MMI-GAU25A 20mmCIWS
頭部に内蔵された機関砲。MA形態時は砲口がシールドで覆われてしまうため、使用不可。
MA-BAR70 高エネルギービームライフル
マティウス・アーセナリー製のビームライフル。インパルスなどのライフルと機構は共通。MA形態時は左肩にマウントされ、固定兵装として使用される。
MA-M941 ヴァジュラビームサーベル
インパルスなどに装備された物と同型のビームサーベル。両肩アーマーに2本装備。
M106 アムフォルタス プラズマ収束ビーム砲
背部に装備された2門の高出力プラズマ砲。フリーダムのパラエーナをデュートリオンビーム送電システム対応仕様に改良し、エネルギー変換効率を高めたもの。MS形態時は両脇から前方に振り向けて使う。
MA-7B スーパーフォルティスビーム砲
アムフォルタス砲身と同軸上に設置されたビーム砲。ジャスティスのフォルティスをアムフォルタスと同様、デュートリオンビーム送電システム対応仕様に改良したもの。連射性能を重視した設計となっている。
MMI-GAU2 ピクウス 76mm機関砲
フリーダムなどに装備された物と同型。MA形態時の機首部分に2門内蔵。ミサイルの迎撃の時に使われた程度。
MMI-RD11 空力防盾
対ビームコーティングシールド。MA形態時には機体下面に装着され、死角からの攻撃に対応すると共に、整流効果を担っている。

対決・名場面

フリーダムガンダム
クレタ沖の戦闘でミネルバ地球連合軍オーブ軍の混成部隊と交戦中に再び介入してきたキラのフリーダムと交戦。何とか介入行動を止めさせようと説得を試みるものの、アスランのその行動に業を煮やしたキラはセイバーのコクピットだけを残して機体をバラバラに切り刻んでしまった。

関連機体

プロトセイバー
重力下での可変、起動試験を目的に作られた機体。開戦前に謎の組織『一族』に奪取される。
プロトセイバー+11
『一族』が奪取したプロトセイバーを強化した形態。
ヴァンセイバーガンダム
ライブラリアンによって再設計された機体。
レイダーガンダム
開発に当たり、参考にした。

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話題まとめ

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