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| | レーベル = | | | レーベル = |
| | 配信元 = | | | 配信元 = |
− | | 放送期間 = | + | | 放送期間 = 2023年3月5日~2023年3月26日 (TVエディション) |
| | 公開日 = 2018年11月30日 | | | 公開日 = 2018年11月30日 |
| | 発売日 = | | | 発売日 = |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
− | 宇宙世紀の「次の100年」を描くことを目的とした『UC NexT 0100』プロジェクトの第一弾目の作品であり、アニメ『[[機動戦士ガンダムUC]]』の続編作品。
| + | [[宇宙世紀]]100年以降の「次の100年」を描くことを目的とした『UC NexT 0100』プロジェクト<ref>「サンライズは世代を超えて宇宙世紀を拡張していく」をキーワードに、逆襲のシャア以降Vガンダムまでの映像されていない作品や物語の空白を埋めるプロジェクト。アナザーでもなく、今までの宇宙世紀の隙間を埋めていくものでもない、意欲的な企画である。</ref>の第一弾作品。タイトルの「NT」は「[[ニュータイプ]]」と「物語」を意味する「ナラティブ」のダブルミーニング。これにはニュータイプについて物語る、再定義するといった意味合いが込められている。キャッチコピーは『ニュータイプ神話の行き着く先』。 |
| + | |
| + | アニメ『[[機動戦士ガンダムUC]]』の一年後を描く続編作品。原作版『ガンダムUC』の追補小説『[[機動戦士ガンダムUC_不死鳥狩り]]』を原案に、キャラクターやメカニックといった追加要素を加えた上で再構成している。 |
| + | |
| + | ニュータイプのオカルティックな面をクローズアップする形で物語が進行する為、ガンダム作品の中でもオカルトや超常現象的な描写<ref>死者との対話や未来予知、サイコフレームの性質など</ref>が特に多い点で賛否が分かれるが、これには歴代の宇宙世紀作品で描かれてきたニュータイプ描写を明確な設定として突き詰める意図がある。 |
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| == ストーリー == | | == ストーリー == |
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| しかし、ここにきて事態は急変する。2年前に消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクスが、地球圏に再びその姿を見せ始めたのだ。この金色の不死鳥もまた、人知を超えた力を示す存在であり、その力を手に入れんと様々な勢力の思惑が錯綜する。 | | しかし、ここにきて事態は急変する。2年前に消息不明となっていたRX-0 ユニコーンガンダム3号機 フェネクスが、地球圏に再びその姿を見せ始めたのだ。この金色の不死鳥もまた、人知を超えた力を示す存在であり、その力を手に入れんと様々な勢力の思惑が錯綜する。 |
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− | ヨナ・バシュタ。彼もまた不死鳥を追っていた。不死鳥と共にいなくなった少女と再び会う約束を果たすために…
| + | ヨナ・バシュタ。彼もまた不死鳥を追っていた。不死鳥と共にいなくなった少女と再び会う約束を果たすために……。 |
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| == 登場人物 == | | == 登場人物 == |
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| :ゾルタンの監視役を務める女パイロット。 | | :ゾルタンの監視役を務める女パイロット。 |
| ;[[モナハン・バハロ]] | | ;[[モナハン・バハロ]] |
− | :共和国の外務大臣で、[[ダルシア・バハロ]]の息子。ミネバに隠れて[[ネオ・ジオン]]と繋がりを持っており、「サイド共栄圏」の思想の下、フェネクスを手に入れようと暗躍する。 | + | :共和国の外務大臣で、[[ダルシア・バハロ]]の息子。ミネバに隠れて[[ネオ・ジオン]]残党と繋がりを持っており、「サイド共栄圏」の思想の下、フェネクスを手に入れようと暗躍する。 |
| ==== ミネバ一派 ==== | | ==== ミネバ一派 ==== |
| ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] | | ;[[ミネバ・ラオ・ザビ]] |
− | :『UC』から引き続き登場。連邦軍と共同でジンネマン達を配下に、モナハン一党の野望の阻止にする。 | + | :『UC』から引き続き登場。連邦軍と共同でジンネマン達を配下に、モナハン一党の野望阻止の為に行動する。 |
| ;シルヴァ・バレトのパイロット | | ;シルヴァ・バレトのパイロット |
| :[[シルヴァ・バレト・サプレッサー]]を駆るパイロット。使用する武器が[[バナージ・リンクス|あのパイロット]]を彷彿とさせるが…? | | :[[シルヴァ・バレト・サプレッサー]]を駆るパイロット。使用する武器が[[バナージ・リンクス|あのパイロット]]を彷彿とさせるが…? |
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| ::ナラティブガンダムの各種装備。フェネクスを追う中で、シナンジュ・スタインとも激闘を繰り広げる。 | | ::ナラティブガンダムの各種装備。フェネクスを追う中で、シナンジュ・スタインとも激闘を繰り広げる。 |
| ;[[ディジェ]] | | ;[[ディジェ]] |
− | :かつて[[カラバ]]で運用されていた機体。開発から既に約10年の月日が経っているが、新型ビームライフルへの換装等各種アップデートが行われており、対峙した連邦軍の最新鋭機をパイロットの練度も合わさって圧倒した。 | + | :かつて[[カラバ]]で運用されていた機体。開発から既に約10年の月日が経っているが、新型ビームライフルへの換装等各種アップデートが行われている。 |
| ;[[ローズバッド]] | | ;[[ローズバッド]] |
| :ルオ商会が所有する輸送船。 | | :ルオ商会が所有する輸送船。 |
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| === ジオン共和国([[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ派]]) === | | === ジオン共和国([[ミネバ・ラオ・ザビ|ミネバ派]]) === |
| ;[[シルヴァ・バレト・サプレッサー]] | | ;[[シルヴァ・バレト・サプレッサー]] |
− | :[[シルヴァ・バレト]]をビーム・マグナムが打てるように大規模な改造を施した機体。 | + | :[[シルヴァ・バレト]]をビーム・マグナムが撃てるように大規模な改造を施した機体。 |
| ;[[ガランシェールJr.]] | | ;[[ガランシェールJr.]] |
| :2代目[[ガランシェール]]とも言える、ガランシェールの同型艦。 | | :2代目[[ガランシェール]]とも言える、ガランシェールの同型艦。 |
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| ;「Cage <NTv>」 | | ;「Cage <NTv>」 |
| :作詞 - Benjamin Anderson、mpi / 作曲 - 澤野弘之 / 歌 - SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle | | :作詞 - Benjamin Anderson、mpi / 作曲 - 澤野弘之 / 歌 - SawanoHiroyuki[nZk]:Tielle |
| + | |
| + | ==各話リスト== |
| + | === TVエディション === |
| + | {| class="wikitable" |
| + | |- |
| + | ! 話数 !! サブタイトル !! 備考 |
| + | |- |
| + | | 第1話 || やせっぽちのG || |
| + | |- |
| + | | 第2話 || 籠の中の不死鳥 || |
| + | |- |
| + | | 第3話 || 嘘つきは誰? || |
| + | |- |
| + | | 第4話 || 鳥になる || |
| + | |} |
| | | |
| == 関連作品 == | | == 関連作品 == |
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| ;[[機動戦士ガンダムUC]](アニメ版) | | ;[[機動戦士ガンダムUC]](アニメ版) |
| :前作。 | | :前作。 |
| + | ;[[機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two]] |
| + | :本作の前日談にあたる作品。エシャロット事件について語られている。 |
| ;[[獅子の帰還]] | | ;[[獅子の帰還]] |
| :本作のBlu-ray BOXに収録されているドラマCD。本作の前日談に当たる作品で「ラプラス事変」終結後の[[リディ・マーセナス]]の動向が語られる。 | | :本作のBlu-ray BOXに収録されているドラマCD。本作の前日談に当たる作品で「ラプラス事変」終結後の[[リディ・マーセナス]]の動向が語られる。 |
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| *[[シリーズ一覧]] | | *[[シリーズ一覧]] |
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− | <!-- == 脚注 == --> | + | == 余談 == |
− | <!-- <references /> -->
| + | キービジュアルのメインアートが発表されると、その描写が困難な複雑なポーズで絡み合う男女の姿に、関係者やファンからはなんとも言えない反応が起こった。そのインパクトから誰ともなく『ナラティブ組体操』なる異名が付けられたが、いいえて妙であったためあっという間に定着。博識な層からは有名なジャンボローニャの彫刻『サビニの女達の略奪』をモチーフにしたものとの指摘があったが、全く同じではないところがさらに話題になった。ヨナ・バシュタ役の榎本淳弥はこの『組体操』を「作品のイメージにすごく沿っている」とコメントしている。 |
| + | 『サビニの女達の略奪』は宗教的・芸術的に非常に高度な題材とされ、詳しい発端や顛末は他に譲るとして、主に登場人物の思惑が複雑に絡み合った物語を表現したものと言われている。 |
| + | ジャンボローニャの像と異なっている点は次の通り |
| + | :・像は登場人物が「略奪される女性」「ローマの男」「組み敷かれた男性」の3名。『組体操』はヨナ・バシュタ、ミシェル・ルオ、ゾルタン・アッカネン、そして「差し伸べられた手」の'''4名'''。 |
| + | :・'''『略奪される女性』'''<br>女性はローマの男に抱き上げられるようにされており、体をねじりながら下方の男性に視線を向けている。左手を虚空に伸ばし、体をよじって逃れようとしている。対してヨナは右手を『差し伸べられた手』にまっすぐ伸ばし、左手でミシェルの左腕に掴まっている。また、本来はローマの男の「組み敷かれた男性を両足で挟む姿」はヨナになっている。 |
| + | :・'''『ローマの男』'''<br>ローマの男は男性を股ぐらに挟み込み、女性を抱き上げて見つめている。対してミシェルは女性役であるヨナの腰に右腕を回し、左腕でヨナの左肩を掴んで崩れた肩車のように持ち上げようとしている。 |
| + | :・'''『組み敷かれた男性』'''<br>男性は胴をローマの男の両足に挟み込まれ、抱きかかえられた女性を見上げ、視線を拒むかのように手で遮っている。対してゾルタンは女性役であるヨナの足で胴体を挟まれながら、身を捻ってヨナから逃れようとしている。 |
| + | :・『'''視線の向き'''』 |
| + | :像では3者の視線がローマの男→略奪される女性→組み敷かれた男性とそれぞれが一方通行でつながっている(これが「思惑が複雑に絡み合う」というテーマに合致している)。『組体操』では3人とも『差し伸べられた手』を見上げている。 |
| + | この『組体操』の意図は『NT』の封切り以降、一度も公式の解釈・意図という形では全く語られておらず、今現在もって様々な考察が行われている。その難解さとともに誰もが作品のあり方、ニュータイプのあり方を自由に解釈してもよい、という意図があるのかもしれない。 |
| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
| <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> | | <!-- 本文には<ref>内容</ref>のかたちで挿入してください。 --> |
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