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3,545 バイト追加 、 2020年9月2日 (水) 21:10
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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[アプサラスII]]との交戦で大破した[[シロー・アマダ]]少尉の[[陸戦型ガンダム]]を、現地改修したことで完成した機体。
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[[アプサラスII]]との交戦で大破した[[シロー・アマダ]]少尉の[[陸戦型ガンダム]]を、[[陸戦型ジム]]等のパーツを使い現地改修したワンオフ機。機体名の「Ez8」とはEXTRA-ZERO EIGHT(=コジマ大隊第08MS小隊特別機)の略称。これは便宜上部隊名に因んで付けられた愛称であり、制式番号ではない。
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物資不足の前線の状況から、パーツには[[陸戦型ジム]][[ザクIIJC型|ザクII]]のものが入っている他、ガンダム系MSの象徴ともいえるVアンテナがロッドアンテナに変わっているのが特徴。これは、機体が活動する密林においては従来のV字型アンテナは折れやすく、ロッドアンテナのほうが適していると考えられたためと言われる。機体名のEz8はExtra-Zero-8の頭文字で、第08MS小隊のワンオフカスタム機であることを指している。
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ベースとなった陸戦型ガンダムは、[[地球連邦軍_(UC)|連邦軍]]による[[モビルスーツ]]量産計画初期にごく少数が試験的に量産された機種であり、少なくとも重力下におけるスペックは[[ガンダム]]に匹敵するほど高性能な機体であった。だが、装甲や内装部品の多くはプロトタイプであるガンダムの予備パーツから流用・複製された物が殆どであった為、スペックはともかくストックが充分ではなく、現場ではメンテナンスの際に他の機体の装備や部品を流用して応急処置を施す等の「共食い整備」が頻発していた。
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アプサラスとの戦闘で行動不能となったシロー機は、大掛かりな修理とオーバーホールに際し、それまでの戦闘データとシロー本人の意向を取り入れ、より地上戦に適した改装が施される事となった。特に戦術的有効性に疑問のあった左胸部の各種固定武装を廃し、軽量な12.7mm対歩兵用旋回式バルカン砲に換装。胸部全体の装甲形状や脚部ニースパイクも刷新され、耐弾性の向上と軽量化を達成。それに伴い機動性も改善されている。
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[[ガンダムタイプ]]の象徴とも呼べる頭部ブレードアンテナはアプサラス戦で損傷した為、ロッドアンテナに換装されており<ref>加えてジャングルなど密林での運用では破損する例も多かった。</ref>、シュノーケル・カメラ等の付随機能も撤去されている。一方で、小口径バルカン砲や下顎部のフェイスガードの追加といった改修も行われている。
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ボディユニットは実地での戦闘データに基づき、対人兵器としては過剰な胸部バルカン砲やマルチランチャーは取り外され、胸部下に12.7mm対歩兵用旋回式バルカン砲を装備。また、胸部装甲は[[ザクIIJC型|ザクII]]のシールドをベースにした物に換装し、耐弾性を向上させている。
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バックパックは原型機から変更はなく、ウェポン・コンテナやパラシュート・パックの運用も可能である。
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小説版では下半身を補給隊の中隊長であるジダン・ニッカードがどこかから調達してきたコアブースターに換装し、満足な回避はおろか着陸できるかすら定かで無い上、更に一度もテストをしていない状態で運用され、その後の詳細は不明である。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
<!-- :作品名:説明 -->
 
<!-- :作品名:説明 -->
 
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]
 
;[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]
:パイロットは[[シロー・アマダ]]。
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:パイロットは[[シロー・アマダ]]。[[ラサ]]のアプサラス秘密工場探索任務で実戦投入され、その後鉱山都市で[[量産型ガンタンク]]の護衛任務に付き、[[ノリス・パッカード]]の[[グフカスタム]]と激戦を繰り広げた。その後は[[アプサラスIII]]と交戦し、ラサ基地山頂の火口湖へ墜落した。なお小説版では下半身を補給隊の中隊長であるジダン・ニッカードがどこかから調達してきたコアブースターに換装して運用された。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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=== 特殊機能 ===
 
=== 特殊機能 ===
 
<!-- :機能名:説明 -->
 
<!-- :機能名:説明 -->
;ウェポンコンテナ
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;換装
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:ランドセルと一体化したコンテナ・ラックに各種装備を懸架する。
;パラシュート・パック
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:;ウェポン・コンテナ
:
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::補給線の伸び切った前線での作戦行動を想定し、予備兵装や各種物資を運搬・携行する目的で用意された大型コンテナ。これによってMS小隊単位での長期間の任務継続が可能となった。バックパックのコンテナ・ラックに装着し、運搬される。
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:;パラシュート・パック
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::高高度からの降下作戦や空挺部隊との連携を想定した強襲用装備。降下時にパラシュートが展開、着地時の最終減速は備え付けられたバーニアで行う。
    
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
=== 武装・必殺攻撃 ===
 
<!-- :武装名:説明 -->
 
<!-- :武装名:説明 -->
 
;35mm頭部バルカン砲
 
;35mm頭部バルカン砲
:頭部に2門内蔵。もともと陸戦型ガンダムの頭部はバルカン砲を内蔵するように設計されていないので、通常よりも小口径のものになっている。
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:頭部に2門内蔵。通常よりも小口径の物が搭載されているが、頭部の可動構造によって広い射角を確保した牽制用火器として有効に機能した。側頭部には排莢口が設けられている。
 
;12.7mm対歩兵用旋回式胸部バルカン砲
 
;12.7mm対歩兵用旋回式胸部バルカン砲
:胸部中央に1門設置されたバルカン砲。旋回式のため[[陸戦型ガンダム]]の物と比べて射角が広くなっている。
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:胸部中央に1門設置されたバルカン砲。左右角60度、上下角+20度~-60度の可動域を有する対人火器。胸部装甲内の二基のドラム式弾倉から弾薬が供給される。
 
;100mmマシンガン
 
;100mmマシンガン
:連邦軍地上軍の汎用装備であるマシンガン。
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:連邦軍地上軍に配備された初期のMS部隊における標準的な装備。陸戦型ガンダムと同型の物であり、その威力に比して小型で取り回しやすい。ボックス式のマガジンを有しており、予備マガジンは腰部サイド・アーマーに計二基装備。
;ビーム・ライフル
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;[[ビーム・ライフル]]
:モビルスーツ用の携帯型メガ粒子砲。実用化直後であるため、コジマ大隊には少数のみが配備されている。
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:モビルスーツ用の携帯型[[メガ粒子砲]]。宇宙戦艦の主砲に匹敵する威力を発揮するが、実用化直後であるため実戦部隊への配備は遅れており、コジマ大隊でも定数に満たない貴重な装備となっていた。
 
;180mmキャノン
 
;180mmキャノン
 
:長距離射撃や支援砲撃に用いられる大口径砲。ショートフィルム『三次元との戦い』で陸戦型ガンダム([[カレン・ジョシュワ|カレン]]機)から借用した。
 
:長距離射撃や支援砲撃に用いられる大口径砲。ショートフィルム『三次元との戦い』で陸戦型ガンダム([[カレン・ジョシュワ|カレン]]機)から借用した。
;ビーム・サーベル
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;[[ビーム・サーベル]]
:接近戦用の斬撃武器。陸戦型ガンダムと同様、両脚部に2本装備している。
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:プラズマ状のビームを形成して対象を溶断する接近戦用の斬撃武器。陸戦型ガンダムと同様、両脚部に2本装備している。
 
;改良型ショート・シールド
 
;改良型ショート・シールド
:陸戦型ガンダムのシールドに増加装甲を施した物。
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:実働データに基づき、デフォルト装備の構造に加えて追加装甲が施され、耐弾性を向上させたシールド。腕部ラッチに装着する他、稼働ジョイントでポジションを変え、近接戦闘時に打突兵器として使うこともできる。
 
;左腕部(破損)
 
;左腕部(破損)
 
:[[グフカスタム]]のヒート・ロッドを受け動作不良を起こした左腕を、引きちぎって棍棒として扱った物。数回殴った末、グフカスタムの頭部を損傷させている。
 
:[[グフカスタム]]のヒート・ロッドを受け動作不良を起こした左腕を、引きちぎって棍棒として扱った物。数回殴った末、グフカスタムの頭部を損傷させている。
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