ゲルググの頭部モジュールは基本的にザクの構造を小型・高密度化したものであり、指揮官機並みの通信機能を持った高性能センサーの集合体となっている。また、マルチプルノズルから後頭部に至る動力パイプは内部にコンポーネントされ、装甲内に内装した事で耐弾性と耐久性が向上している。胴体部はビーム兵器の稼働に要するジェネレーターを収める目的で3分割されたモジュールによって構成され、これは機体の運動性を高めるためにも有効であったが、実際にはパイロットの生存性を高めるために採用された構造であり、生産性や整備性の面からも歓迎された。機体背部にランドセルは装備されておらず、主推進器は腰部スカート内に配されている。この構造は装備の換装を容易とし、任務に応じてランドセルを追加装備する事が可能であった。各部関節部分に採用されている駆動装置はザクと同程度の能力のものを小型・高速化し機体そのものの反応速度が改善されており、機体の運動性も飛躍的に向上した。また、前腕部の補助推進ユニット([[熱核ジェットエンジン]])は基本的には地上戦用の装備えあり、コロニーなど大気が存在する無重量領域では有効であったが、空間戦闘においてはデッドウェイトである事には代わりはなく、宇宙空間での運用が確定している機体に対しては、代わりに110mm連射砲など武装を搭載するケースも見られた。 | ゲルググの頭部モジュールは基本的にザクの構造を小型・高密度化したものであり、指揮官機並みの通信機能を持った高性能センサーの集合体となっている。また、マルチプルノズルから後頭部に至る動力パイプは内部にコンポーネントされ、装甲内に内装した事で耐弾性と耐久性が向上している。胴体部はビーム兵器の稼働に要するジェネレーターを収める目的で3分割されたモジュールによって構成され、これは機体の運動性を高めるためにも有効であったが、実際にはパイロットの生存性を高めるために採用された構造であり、生産性や整備性の面からも歓迎された。機体背部にランドセルは装備されておらず、主推進器は腰部スカート内に配されている。この構造は装備の換装を容易とし、任務に応じてランドセルを追加装備する事が可能であった。各部関節部分に採用されている駆動装置はザクと同程度の能力のものを小型・高速化し機体そのものの反応速度が改善されており、機体の運動性も飛躍的に向上した。また、前腕部の補助推進ユニット([[熱核ジェットエンジン]])は基本的には地上戦用の装備えあり、コロニーなど大気が存在する無重量領域では有効であったが、空間戦闘においてはデッドウェイトである事には代わりはなく、宇宙空間での運用が確定している機体に対しては、代わりに110mm連射砲など武装を搭載するケースも見られた。 |