『[[機動戦士ガンダム00]]』の連邦兵については「[[連邦兵 (00)]]」、『[[機動戦士ガンダムAGE]]』の連邦兵については「[[連邦兵 (AGE)]]」を参照。
{{登場人物概要
| 読み =
| 外国語表記 =
| 登場作品 =
*[[機動戦士ガンダム]]
*[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
*その他多数
| 声優 =
| デザイン =
}}
{{登場人物概要
| タイトル = プロフィール
| 種族 = 人間
| 性別 =
| 生年月日 =
| 年齢 =
| 没年月日 =
| 出身 =
| 身長 =
| 体重 =
| 血液型 =
| 職業 = 軍人
| 所属 = [[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]
| 所属組織 =
| 所属部隊 =
| 称号 =
| 階級 =
| 主な搭乗機 = [[ジム]]など
}}
概要
『[[機動戦士ガンダム]]』を初めとして様々な[[宇宙世紀]]作品に登場する、[[地球連邦軍 (UC)|地球連邦軍]]の一般兵。ネームドの一般兵がいる一方で、もちろん彼らのような名無しの一般兵も存在している。
初出である『1st』では、主人公達にとって味方サイドの人間でありながら、人間性に欠けた人物が登場するなど、連邦軍の負の面が描かれる事もあった。戦闘についても殆どの作品で十中八九やられ役として描かれており、機体性能で分があったとしても練度の差で一方的に撃墜されるという場面が多々見られる (特にジオン残党軍との戦闘では顕著)。
登場作品と役柄
;[[機動戦士ガンダム]]
:初登場作品。主人公の敵対勢力である[[ジオン兵]]に人情味溢れる人物が幾つか見られたのに対し、第13話で難民キャンプで横暴を働いた兵士など、正反対のキャラクターが描かれている。
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO]]
:悪役である事をとにかく強調するため、監督の指示により、軍人にあるまじきチンピラ同然のキャラクターとして描かれている。戦闘行動についても「味方もろとも敵機を撃破する」「高揚して喚き散らす」「敵に罵声を浴びせる」といった倫理や品性に欠けたものが多々見られた。
;[[機動戦士ガンダム MS IGLOO2 重力戦線]]
:前作のようなチンピラさは幾分大人しくなったものの、相変わらずやられ役として描かれている。生身や通常兵器でモビルスーツを相手取らなければならないため、戦闘ではとにかく絶望と必死さが表れている。
;[[機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争]]
:人間ドラマに重点を置いた作品のため、他の作品よりも顔見せする機会が多い。本編開始まで戦闘とはほぼ無縁だった中立コロニーとはいえ、新型ガンダムを有する基地や戦闘後の街の警備など、兵士として仕事を卒なくこなしている。
;[[機動戦士Ζガンダム]]、[[機動戦士ガンダムZZ]]
:主人公達のメインの敵が[[ティターンズ]]や[[ネオ・ジオン]]であるため、連邦兵達の出番はごく僅か。
;[[機動戦士ガンダムF91]]
:[[クロスボーン・バンガード]]の小型モビルスーツ相手に、機体性能の差に加え練度不足もあり、一方的に撃墜されていった。しかも「コロニー防衛隊でありながらコロニーの外壁を破壊して内部に侵入する」「足元に民間人がいる状況で発砲し、薬莢で死傷者を出す」「戦争博物館のMSで避難中のシーブック達を威嚇射撃をしようとしてまで戦列に加えようとする」「敵のMSの性能・兵士の練度、士気が自分たちと違うとわかるとパイロットたちが逃げ出す相談を行ない、避難民を巻き添えにしながら逃走する」など、コロニーや民間人を守るはずの軍人としてあるまじき行為を多数行っており、これまた連邦軍の負の面が描かれている。
;[[機動戦士Vガンダム]]
:この時代になると、コスモ・バビロニア戦争から数十年経ったこともあり、木星戦役やコスモ・バビロニア戦争以前の戦争に参加経験がある軍人が激減して代わりに練度や士気の低い兵士や指揮官が大半を占めている。更に'''敵であるザンスカールと休戦して、後はゲリラ組織と一部の艦隊に帝国討伐の任務を押し付ける'''という軍としてあるまじき行為を行っている。
名台詞
機動戦士ガンダム
;「無断で君の家に入ったことは謝る。誰も居なかったんでね」
:第13話より、アムロの実家を無断で占拠していた連邦兵の台詞。ジオン軍の占拠地で孤立しヤケ酒に明け暮れていた訳だが、その他にも難民キャンプの露店に難癖をつける兵士がいるなど、従来のアニメからすればとても味方側の人物のやる事とは思えない行為である。視聴者に対し本作における主人公側の勢力が決して一枚岩でない事を知らしめた。
機動戦士ガンダム外伝 THE BLUE DESTINY
;「無事か!?後は我々に任せろ!」
:2作目『蒼を受け継ぐ者』のステージ1より、[[イフリート改]]戦のクリアデモで登場する[[ジム・コマンド]]部隊の台詞。イフリートの[[ニムバス・シュターゼン|ニムバス]]はプレイヤーとの戦闘で消耗していた事もあり渋々撤退。遠距離からミサイルやグレネードをひたすら撃ってくる相手をやっとの思いで倒したタイミングという事もあり、中々に頼もしく聞こえる台詞である。
機動戦士ガンダム MS IGLOO
;「敵補給艦、エスコート無し、定期急行便……カモだ!」<br/>「オハイオ小隊、出撃する! ブリッジ、<ruby>舫<rt>もや</rt></ruby>いを解け!」<br/>「はははっ、散ったか。手遅れだ! ルナツーに近づきすぎた罪は重い!」
:『一年戦争秘録』第3話冒頭より、補給作業中の[[パプア級]]を捕捉した[[オハイオ小隊]]の会話。鉱物資源を満載したパプア級の動きは重く、ここぞとばかりに撃沈しようとするオハイオ小隊だったが、その時、モニターの前を謎の機体が横切った。
;「な、何だ!」<br/>「まさか、ジオンの新型モビルスーツか!」<br/>「隊長! 母艦を狙われるおそれが!!」<br/>「判っている! 退がるぞ!」
:同上。突如として現れた新手の正体は未確認の機体[[ヅダ]]であった。威嚇射撃をしたきり一切の攻撃をせず周囲を威圧するように飛び回るヅダに対し、隊員の1人は陽動であると判断。互いに命中弾を与える事無く、オハイオ小隊はそそくさと撤退していった。<br/>なお、[[ガンプラ]]「MG 1/100 RB-79 ボール シャークマウス仕様」のフレーバーテキストでは上記の会話も含めて同様のフレーズが多用されている(迷台詞の項参照)。
;「はっはっは、こいつ知ってるぞ!放送で世界に恥を晒したポンコツだ!」
:『一年戦争秘録』第3話より、初めて相対する[[ヅダ]]に対して。調子の良い口振りだが、その実は初の実戦で瞬時に2機の新型機[[ジム]]を撃墜されて恐怖し、先に見たプロパガンダを材料に虚勢を張るためだった。しかしそれで勝てるような戦いは無く、結局、ポンコツと蔑んだ相手に対し「化け物」と驚愕した末に全滅するのだった。
;「ドラム缶の化け物め!」
:『黙示録0079』第2話より、味方艦に見捨てられただ1機残った[[ボール]]の年少兵が[[オッゴ]]に殴りかかりつつ、これを指して放った台詞。自身も相手も残弾ゼロでまともに戦闘ができない以上、もはや敵愾心を相手に向けてぶつけるより他無かった。これに対しオッゴの[[エルヴィン・キャディラック|エルヴィン]]も「アジアのスイカ」と殴りかかり、殴り合いの末、エルヴィンの説得を受けた年少兵は投降した。初の実戦を終え、安堵に包まれるエルヴィンだったが…
;連邦兵A「なんだ!?ドラム缶の親玉か?」<br/>連邦兵B「赤いモビルアーマー!?まさかこんなフィールドに!」
:『黙示録0079』第3話より、3隻の戦艦を沈め、多数のボールとジムを撃破した[[ビグ・ラング]]を目の前にして。絶大な火力に加え、機体カラーが[[シャア・アズナブル|かの有名なエースパイロット]]を象徴する赤だったために、連邦軍の部隊はたまらず撤退した。
;「ノーサイドってか、レフリーはどこにもいねぇよ!」
:同上。停戦命令を無視して[[オッゴ]]に銃口を向けた[[ジム改|ジム後期型]]のパイロットの台詞。味方を悉く殺されてきた兵士達の憎悪はもはや無抵抗の相手を皆殺しにする事でしか晴らす事ができなかった。オッゴの撃墜を皮切りに再び戦端が開かれてしまい、[[オリヴァー・マイ|マイ]]達はやむなく生き残るための抵抗を開始する。
機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
;「おたく、訛りあるけどどこの出身だ?オーストラリア辺りの出か?」<br/>「シドニーねぇ、いい所かい?」
:第4話より、連邦兵に変装した[[バーナード・ワイズマン|バーニィ]]との会話で。ジオン訛りをオーストラリア訛りと勘違いしての会話だが、ここでバーニィが「シドニー生まれのシドニー育ち」「今頃街は雪で真っ白」と、シドニーが南半球に位置し今の時期は真夏である事、それ以前にシドニーが[[ブリティッシュ作戦]]の[[コロニー落とし]]で消滅している事を知らずに答えてしまったために、後に潜入が発覚してしまった。<br/>地求人であればシドニーの消滅を知っているはずであるため、ここでの会話はスパイ対策のカマ掛けであったとも受け取れる。
;「おい!シドニー生まれ!オーストラリアは、今は夏だぞ!」
:同上。上記の会話が仇となりバーニィ達の潜入が発覚。[[ガンダムNT-1|新型ガンダム]]を目の前に銃撃戦が始まってしまった。
;連邦兵A「ザクに乗ってた奴は?」<br/>連邦兵B「バラバラに吹き飛んじまってる、ミンチよりひでぇよ」
:第6話より、アレックスと相討ちになった[[ザクII改]]を確認しに行った連邦兵の台詞。ザクがコックピットを突き刺され爆散する光景の直後に、改めてバーニィの死を視聴者に突きつけた痛ましいシーンである。<br/>なお、ネット上で「ミンチよりひでぇ'''や'''」の記述が散見されるが、上記の通り「よ」が正しい。
機動戦士Ζガンダム
;「速すぎる…まるで赤い彗星だ…!」
:第1話より、[[グリーン・ノア|グリーン・ノア1]]内部で赤い[[リック・ディアス]]と交戦した[[ジムII]]パイロットの台詞。幾ら照準を合わせようとしても一瞬でレンジ外に動く赤い機体の動きに舌を巻くパイロットだったが、動きに気を取られて黒いリック・ディアスの接近を許し、直撃弾を受けて撃墜されてしまう。奇しくも赤い機体のパイロットは[[クワトロ・バジーナ|赤い彗星その人]]だった。
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
;「ロンド・ベルだけにいい思いはさせませんよ!」
:落下する[[アクシズ]]を押す[[νガンダム]]に触発され、アクシズを押す隊列に加わった[[ジェガン]]パイロットの台詞。額に汗を浮かべながらもサムズアップで応えてみせた。また、ここから[[ネオ・ジオン兵]]の有名な台詞に繋がり、やがて思いもよらぬ[[アクシズ・ショック|超常現象]]を引き起こした。
機動戦士ガンダムUC
;(「袖付きめ」……!)
:第1話より、[[スタークジェガン]]を撃墜した[[マリーダ・クルス|マリーダ]]が感じ取った、パイロットの今際の際の台詞。[[強化人間]]相手に惜しくも敗れ去ったものの、その奮戦ぶりは同作における名勝負となった。
;(この先には病院がある。これ以上、奴を先に進ませるわけにはいかない。……貴様、まだライフルの弾は残っているな?)<br />リディ「ええ……」<br />(よし。なんとか奴の足もとに滑り込んでみる。うまく潜り込めたら、貴様がおれを撃て)<br />リディ「そんな……!そんなこと――」<br />(やるんだ 爆風で、あのビームの結界に穴が開いたら御の字だ。いいな、ジェネレーターを直撃するんじゃないぞ)<br />リディ「待って……!」<br />(ジュール!母さんの言うことを聞いてな……!)
:原作小説第6巻より、[[シャンブロ]]の攻撃から身を隠している間の[[リディ・マーセナス|リディ]]と[[ジムIII]]パイロットのやり取り。既に死に体の機体で息子の名前と願いを叫びながら、シャンブロに特攻をかける名も無き連邦兵だったが、シャンブロの結界の前に機体諸共焼き尽くされてしまう。しかし、その後リディが[[ユニコーンガンダム]]と共闘した際、残されていた残骸に攻撃し爆発でシャンブロに損傷を与える事に成功。彼の命を賭けた特攻は決して無駄ではなかった。
機動戦士ガンダムF91
;「連中は速い!この大型ジェガンタイプじゃ駄目だ!」
:C・V軍の猛攻を受け坑道から撤退中のMS部隊の内、シーブックのF91と接触回線を繋げた[[ジェガンJ型]]のパイロットの台詞。自分達からすれば標準サイズであろうジェガンを「大型」と言わざるを得ない程、小型モビルスーツの猛攻は熾烈を極めた。
迷台詞
機動戦士ガンダム 第08MS小隊
;「大丈夫か?ジム頭」
:第10話より、自身を守ろうとして逆に[[ドム]]に撃墜されそうになった[[カレン・ジョシュワ|カレン]]の窮地を救った[[量産型ガンタンク]]のパイロットの台詞。カレンの[[陸戦型ガンダム]]は前回の戦闘で頭部を損失したため[[陸戦型ジム]]の物で代替する羽目になったのだが、それに追い討ちをかけるようなあまりにも滑稽なネーミングには流石のカレンも「ジム頭はやめてくれよ」としょぼくれた。
機動戦士ガンダムF91
;連邦兵A「お偉いさん達はさっさと逃げちまったんだぞ?」<br/>連邦兵B「隣のフロンティア3にでも逃げるか。…うぉっ?」<br/>連邦兵C「な、何だよ…?」
:地下を移動するジェガン部隊のパイロット達の会話。隊員の1人が地上に出ようとするものの、他の隊員がそれを制止。生き残るためとはいえ自分達で勝手に逃げるための算段を講じる。しかしその最中、地下に[[デナン・ゲー]]が進入。全火力を集中し応戦するも[[ビーム・シールド]]に悉く阻まれたためビームライフルを撃ちつつ慌てて離脱。避難民スレスレの距離を飛び去り、周囲は悲鳴に包まれた。とにかく逃げに徹しようとする情けなさ溢れるシーンである。
その他
;「デギンのエリに賭けて、あいつの脚の速さはホンモノだった…」(ヅダとの遭遇を振り返りながら)<br/>「ギレンの眉毛に賭けて、こいつはヤベェ!!」([[エルメス|正体不明の小型艇]]と遭遇した際に)
:[[ガンプラ]]「MG 1/100 RB-79 ボール シャークマウス仕様」のフレーバーテキストより、オハイオ小隊の隊員の1人が決まって使うフレーズ。どうも[[ザビ家]]に縁のあるものを賭けの対象にしたがるようだ。加えて、下記の会話でもドズルの肩のトゲを引き合いに出している。
;「識別不明艦、エスコート無し」<br/>「臨時便だな? へっ、カモだ。オハイオ小隊出撃する。ブリッジ、舫 (もやい)を解けぇ!!」<br/>「何のつもりか知らねェが、コンペイトウに近づきすぎた罪は重い!!」<br/>「なに? 何だ!?」<br/>「まさかジオンの新型MAかぁ!?」<br/>「隊長、母艦を狙われる恐れが」<br/>「判ってる。退がるぞ!」
:上記と同様、シャークマウス仕様のフレーバーテキストより、[[宇宙世紀]]0079年12月25日に[[ソロモン]]宙域最外縁での哨戒任務にあたっていたオハイオ小隊の会話。哨戒中に捕捉した[[エルメス|識別不明の小型艇]]を襲撃しようとするも、敵機の突然の攻撃に慌てて撤退するのだった。名台詞の項にもあるように、『MS IGLOO』での会話と内容が殆ど一緒である。
;「グワジン級か。大物だな」<br/>「ケツまくってグラナダへでも行くつもりか? だがもう手遅れだ」<br/>「ドズルの肩のトゲに賭けて。連邦に楯突いた罪は重い」<br/>「なに? 何だ」<br/>「あ、畜生、あのグワジンは俺らの獲物だってのに!?」
:同上。宇宙世紀0079年12月31日の[[ア・バオア・クー]]戦に参戦し敵の[[グワジン級]]を捕捉したオハイオ小隊は、手柄を上げようと相変わらずのフレーズを言いながら攻撃を仕掛けようとする。が、そこへ別部隊のジムとボールが殺到。ジムパイロットに罵倒されながら制止されるオハイオ小隊だったが、そこへ思いも寄らぬ新手が現れる。
;「え…、まさか、ソロモンの…!?」<br/>「隊長。返り討ちにされる恐れが」<br/>「判ってる。退がるぞ!」
:彼らの目の前に現れたのは[[ガトー専用ゲルググ|青いゲルググ]]だった。ボールで敵のエースを相手にするという自殺行為をする訳にはいかず、オハイオ小隊は次々と味方機が撃墜される中、急いで撤退を試みる。果たしてオハイオ小隊の運命やいかに。<br/>…と相変わらずの展開でフレーバーテキストは終了している。このシーンのゲルググが[[アナベル・ガトー|ソロモンの悪夢]]の機体であれば、恐らく小隊が遭遇したグワジン級は[[グワデン]]であると思われる。
搭乗機体・関連機体
;[[ジム]] / [[ボール]] / [[ジムII]] / [[ハイザック]] / [[ネモ]] / [[ジムIII]] / [[ジェガン]] / [[ヘビーガン]] / [[Gキャノン]] / [[ジェムズガン]] / [[ジャベリン]]<br/>その他多数
:主な搭乗機。
リンク
*[[登場人物]]
{{DEFAULTSORT:れんほうへい UC}}
[[Category:登場人物一般兵]]
[[Category:機動戦士ガンダム]]