機動戦士ガンダムUC
;「意気地のない人……!」
:尻込みしてついてきてくれなかったバナージに失望した時。<br />原作のみで、アニメ版では口にしていない。
;「私は、まだ…!」
:命の危機に瀕した際によく呟く言葉。「死にたくない」ではなく「まだ死ねない」と言うところに、彼女の強い責任感が現れている。
;「世界が広がっていく……」
:建設途中のコロニーを見上げ、思わず感動して呟く。
;「ミネバ・ザビである!逃げも隠れもしない、道を開けよ!」
:ダイナーの老主人と会話した後、連れ戻しに来たマーセナス家の黒服達に対して言った言葉。これまでと違って毅然とした雰囲気があらわになっている。ちなみに黒服は「オードリー・バーン様」と呼び掛けているのだが、前述の通り本名を名乗り直す点も意志と責任感の現れと言える。
;「受け止めなさい!バナージ!」
:ガルダから脱出する際、リディの手を拒絶して超高々度から飛び降りた時に「バナージなら来てくれる」という信頼から発した。その想いはバナージに伝わり、彼と彼の駆るユニコーンガンダムに救われる。
;「……はい!」
:ユニコーンガンダムに救出され、コクピットで[[バナージ・リンクス]]から「君は待っていてくれ」と言われた際に。特別なセリフではないのだが、実はこれまで彼女は作中で一度も相手の意見に対して、そのまま「YES」と受け入れることをしてこなかった。意見の相違やジオンの象徴としての気位がそうさせていたのかもしれないが、初めて他者の意見をそのまま受け入れた。彼女もまた「可能性の獣」に触れたことで、変化し始めていることが伺える。
;「私にも見届ける権利が……いいえ、義務があります」
:ユニコーンガンダムが示した最後の座標、『ラプラスの箱』のありかへとたどり着いたバナージに「君まで来ることはなかったのに」と言われた際に。『箱』をめぐる一連の結末を「ジオンの姫君」として見届けなければならないという。彼女の責任感の大きさと、また背負っているものの重さを思わせる。
;「それが何であっても、これから何が起きたとしても……約束して、必ず私のところへ帰ってくる、って」<br/>「自信があるのでしょう?やって見せなさい。そして……必ず帰ってきて。約束を違えることは許しません」
:前半は『箱』の真実を知る前に、後半はコロニーレーザーに相対する盾となるバナージへ。ジオンの姫御子にこんなことを言われたら帰ってくるしかない。<br/>かつて[[カミーユ・ビダン]]は高すぎるニュータイプ能力によって悲しみや悪意を抱え込みすぎた。また、搭乗するモビルスーツもユニコーンのように思念を増幅する力もなかったため、その重みに押しつぶされてしまった。この悲劇には、彼とその悲しみを分かち合ってくれる存在がいなかったことと、「帰ってくる場所」がなかったことに起因する。この結末は「新説」によって変更され、彼は「帰ってくる場所」を見出し、帰還することができた。