装備・機能
特殊機能
;[[コアブロックシステム]]
:ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式のコアブロックシステムを採用。機体のコクピットブロックとバックパックが背部から分離し、コア・スクァードになる。
:コア・スクァードにはレーザーロケットも搭載されている為、搭乗者のバイタルの問題を解決すれば小型の惑星間航行船にする事も出来る。
:この時代のコア・ファイターとしては珍しく、上下半身を分離しない方式。
;[[レーザーロケット|レーザーロケットエンジン]]
:内惑星航行用のレーザーロケットエンジンをモビルスーツ用にダウンサイジングした内蔵式レーザーロケットを搭載。
:ただし、惑星間航行用の繊細な設計を無理矢理小型化している為、実戦に耐えられる信頼性が伴っておらず、これをローテーションで修理する為にバックパックの換装システムが搭載された。その様子は(革新的な技術が必ずしも有用ではないという意味も含めて)第二次大戦時のポルシェ・ティーガーにも例えられている。
:初期の設計では脚部スラスターもレーザーロケットにする予定だったが、信頼性を重視して熱核ロケットエンジンに変更され、増加したプロペラントの分だけ脚部が延長されたという経緯がある。
:レーザーロケットに用いられる推進剤は水を使用しており、被弾による誘爆の心配が無く推進剤を燃焼させる為の酸化剤を必要としないといったメリットがある。
;[[シャーマン・フレーム]]
:電子義肢や強化外骨格といった旧世紀から培われた技術を発展させた準サイコミュシステム。
:感応波はパイロットの危機感知や意思表示に用いられ、それを感知したコンピュータが日常的に収集したパイロットの身体データと教育型コンピュータの行動予測データを照らし合わせ、機体動作をサポートする。
:システムのサポートを得た際の動作はパイロットがコクピットで機体を動かすよりも速いが、ヴァンがこのシステムを初めて起動させた時はその特性に慣れていない為、「勝手に動いた」と困惑していた。
:ケストレルの物はヴァンに加えそれまで試験に携わって来たテストパイロットとロスヴァイセのデータが登録されている。
;換装
:バックパックの他、エクステリアの換装機能を持つ。全身のビーム・ユニットも、外部パーツを接続しエネルギーを供給する為のハードポイントとして機能する。
武装・必殺攻撃
;バルカン砲
:頭部に2門搭載。口径などについては明記されていない。
;[[ビーム・サーベル]]
:バックパックに2本装備。膨大なジェネレーター出力によって全身のビーム・ブレイドと同時に起動させる事が出来る。
:グリンブルスティのウィングバインダーの過剰な機動性を抑える目的で変更された。コア・スクァード分離時には搭載されない。
;[[ビーム・ライフル]]
:ストック部分に独自規格のEパックを装備する長銃身型ビーム・ライフル。
:予備のEパックは左右のサイドスカートに計4基マウントされている。
:非使用時にはバックパックにマウントされ、コア・スクァード状態でも機体下部にマウントして使用出来る。
;ビーム・ブレイド
:肩、肘、膝、つま先のビーム・ユニットから発生されるビーム刃。ビーム・サーベルのような自由度の高い斬撃は出来ないが、高出力で幅広のビーム刃が展開出来る。全身のビーム・ブレイドを同時に使用する事も可能。
:格闘戦用の装備の他、各種オプションをマウントし、エネルギーを供給する為のハードポイントとしても機能する。
:肩の物はアームで接続されており、ビームガンとしても使用可能。なお、両肩のビーム・ブレイドを展開した姿が蟷螂に似ている為、ティターンズ側から「カマキリ」のコードネームで呼ばれる所以となった。
:グリンブルスティから改修される際に追加された武装でもある。
;ビーム・マドゥ
:ケストレル専用の小型シールド。表面積は前腕部を覆う程度だが、表面に可動式のビーム・サーベルが3基内蔵されており、敵のビーム・サーベルを受け止める際やシャーマン・フレームと連動させてビームを弾く際に使用される。
:フレームを介して肘のビーム・ユニットに接続されており、正面に向けて格闘戦に用いる事も可能。
;メガ・ビーム・ランチャー
:肘のビーム・ユニットからエネルギー供給を受けて使用する高出力ビーム砲。ケストレルの装備可能な火器の中では特に強力で、フルドライブ時には数秒間の継続掃射が可能。拡散ビームへの切り替え機能に加えて砲口部で射軸を15度前後変更出来る。
:ただし、高機動戦闘では長砲身によって重心が安定しない為、一撃離脱や高機動戦を得意とするケストレルの戦闘スタイルとは相性が悪い。
;シールド(ネモ用)
:[[ネモ]]が装備するシールド。ビーム・マドゥの調整が間に合わなかった際に代替装備として使用している。