人間関係
近親者
;[[マリア・エル・トモエ]]
:妻。カガチによって「失敗作」とされた彼女を「真のマリア」として担ぎ出し、エル・ザンスカール帝国を建国した。トモエとはお互いに利用し合う仲ではなく真に愛情を育んでおり、彼女が子供を作れない事を知っているが故に、その事を話したベルに「優しくしてやってくれ」と促す一面も見られた。
;[[クラックス・ドゥガチ]]
:実父。連邦の持ちかけた政略結婚の為に内縁の妻との間に生まれたキゾをカガチに託した。その後もドゥガチはカラスを通じて監視を行っており、そこに親の愛情が無い事を幼少の頃から悟ったキゾは、ドゥガチに激しい憎悪を向け、己の出自を敢えて隠して野望を叶えようとした。
ザンスカール帝国
;[[フォンセ・カガチ]]
:ザンスカール帝国首相。木星船団に所属していた頃にドゥガチからキゾを預かり、以降キゾを何不自由なく育てたが、それが彼の中の反骨心を生む事になった。<br/>度を越した彼の行動に対して自重を促したが、最終的に「マザコン」と断じられ、キゾに反旗を翻された。<br/>キゾにとって打倒すべき相手であり、自らの手で殺す事を目的の一つとしていた為、彼がエンジェル・ハイロゥで死亡した報を受けた際は激昂している。
:後の漫画『F90FF』では両親が別れる原因となった木星と地球の縁談に関してカガチが一枚噛んでいることが判明しており、このことも反骨心を生む原因になったのかもしれない。
;[[モルセゴ]]
:ベスパ大佐。その正体はザンスカール主流派から送り込まれたお目付け役であり、カガチの命令でマリア・シティに向けて核ミサイルを発射した。エンジェル・ハイロゥ攻略の為にエンジェル・コールを利用するキゾに作戦の危険性を説くも、細菌弾で銃殺された。
木星共和国
;[[ベルナデット・ブリエット|テテニス・ドゥガチ]]
:異母妹。彼女がその事を知っているか否かは不明だが、結果として対立する立場を取る事になった。ただし、両者の間に面識は無い。
;[[ベルナデット・ドゥガチ]]
:姪。トモエによってその才覚を見いだされ、彼女の次の女王として擁立するべく最終決戦の際に拉致したが、フォントによって奪還される。
;[[カーティス・ロスコ]]
:[[蛇の足]]のエージェント。戦場で幾度となく交戦し、エル・ザンスカール帝国建国時の戦闘で撃破する。しかし、その際に自身の作る国は「死者の国」であり、自身が欲しているものが「人」ではなく「操り人形」であると断じられた。
;[[フォント・ボー]]
:彼の技量に目をつけ、[[ミート・オブ・トゥーン]]で彼をおびき出す為に彼の両親を脅迫。その為に子供をギロチンにかけようとした事で対立関係が確たる物となる。最期は彼の仕掛けた策や機転の前に敗れ去るが、同時にフォントに呪いとも呼べる禍根を残した。
;[[クォ・グレー]]
:[[サーカス]]団長。エンジェル・コール捜索の為に共闘するが、エンジェル・コールの「独占」を目的とした事から共闘関係は崩れ去り、対立。敵対後はキゾから宇宙細菌を掠め取り、胸にギムレット・ビットを打ち込まれてなおミダスに一矢報いるなど、キゾを上回る行動を見せた。
;[[カラス]]
:ドゥガチの腹心。[[木星戦役]]以前、時折キゾの下に訪れていた。にこやかに振る舞い、その成長を見守るふりをしていたが、その裏ではドゥガチの目としてドゥガチの地球侵攻の駒として利用できるか見極めていた。<br/>因みにカラスがキゾの下を訪れる回想には[[ティラノザク]]の玩具がさり気なく描かれている。