主な構成員
僧侶・僧兵
;[[レヴァン・フウ]]
:南洋同盟の指導者。一年戦争以前に[[モニカ・ハンフリー]]らの実験によって生み出された[[強化人間|人工ニュータイプ]]で、余命1年を宣告されながらもサイコミュとナノテクノロジーによって生き永らえている。信徒の一部にテレパシーで指示を与えることができ、そのニュータイプ能力とカリスマ性によって強い団結を生み出している。
;[[ハリク・ワッダイ]]
:リグの総代を務める住職。レヴァン・フウからの指示を受けてタール火山基地の位置を自白し、ダリルとイオを引き合わせるよう誘導する。
;グェン・サップ・ハニガ
:タール基地の総代である小柄な老人。スパルタンによる侵攻作戦の際は防御の指揮をドニー・ラウに任せ、自身は脱出せず高齢の僧らとともに最期まで経を読み祈りを捧げ続けた。
;[[ドニー・ラウ]]
:タール基地の僧兵頭を務める大柄な僧侶で、僧階は僧都。大らかな性格で、基地に到着したダリル達とも気さくに接していた。元ジオン兵で、アフリカ戦線で戦車長をつとめた経験からクローディアやレヴァン・フウの同乗する[[ザクタンク]]のパイロットを務めることもある。スパルタンとの戦闘ではクローディアと指揮管制室に詰めていたが、突入してきた連邦兵からクローディアとともに脱出、ザクタンクでダリルを援護するもののアトラスガンダムに撃破され戦死した。
;[[クローディア・ペール]]
:元地球連邦軍「[[ムーア同胞団]]」所属で、空母[[ビーハイヴ]]艦長。[[リビング・デッド師団]]との戦闘でMIAとなった後南洋同盟に保護され、国境守備隊隊長となる。彼女によって南洋同盟の戦術は劇的に改善したとされる。周囲からは「中佐」や「比丘尼」と呼ばれるほか、モニカからはレヴァン・フウの懐刀と目される。
;[[キム・ラウ]]
:リグでビビたちサイコ・ザクパイロットとして選ばれた者たちを迎えに来た南洋宗の僧侶。追撃部隊との戦闘に突入した際には音楽代わりにお経を掛けようとするなど、ズレたところもある。タール火山基地での戦闘前に先行して宇宙に上がり、打ち上げられてきたサイコ・ザク回収の指揮を執る。
;[[チャウ・ミン]]
:南洋同盟のMSパイロットである少年で、僧階は律師。[[グフ (サンダーボルト版)|グフ]]に搭乗し、同機で構成されるモビルスーツ隊の隊長格。元戦災孤児で、クローディアを「比丘尼様」と呼び慕っている。スパルタンへの襲撃やタール火山基地の防衛戦を生き抜くなど、年少ながら確かな腕を持つ。
スパイ・シンパ
;[[フィリップ・カウフマン]]
:ジオン公国軍残党で、[[マッド・アングラー級]]を母艦とするシーホース部隊の隊長を務める少佐。[[ゴッグ (サンダーボルト版)|ゴッグ]]を駆るMSパイロットでもある。戦時中に妻と生後間もない子を連邦軍の空襲で失ったことから強い憎悪を持っており、アルコール依存症にも陥っている。実は部隊全員が南洋同盟に帰順しており、クローディアの身柄を確保した際に彼女やダリル達とともにジオン残党軍を裏切り、海底基地ドロスを爆破する。攻撃が始まる前にタール火山基地から重要人物を脱出させたあと基地に引き返し、生き残った整備兵たちと[[ビリー・ヒッカム|ビリー]]を回収する。
;[[コーネリアス・カカ]]
:[[スパルタン]]に乗艦するメカニック。一年戦争中にドライドフィッシュを制圧する際に起きた出来事がトラウマとなっており、スパルタンに乗艦した際には既に南洋宗の信徒となっていた。とある目的で[[イオ・フレミング]]と[[ダリル・ローレンツ]]を引き合わせるために行動していたが、タール火山基地での戦闘終了後にスパイであることが発覚。イオによって射殺された。
物語途中から参加
;[[ダリル・ローレンツ]]
:レヴァン・フウと交信し、クローディアを拉致して会話を交わしたことで南洋同盟に帰順。
;[[セバスチャン・モース]] / [[ビリー・ヒッカム]]
:ダリル小隊のMSパイロット。レヴァン・フウの力を体験したことが機で南洋同盟に帰依した。
;[[ビビ・ベンソン]]
:元ジオン軍人で、[[プローバー|ブローバー]]潜水艇乗り。傷痍軍人であり四肢が全て義手義足。凄腕のハッカーだが両脚が不自由な息子アレックスを持つシングルマザーで、生活費のためにリグで娼婦をしていた。客としてフィッシャーと出会った後にスパルタンがリグを攻撃し、レヴァン・フウにサイコ・ザクのパイロットの1人として選ばれたため南洋同盟に加わる。
:宇宙に上がってからはMS隊「ベンソン・ファミリー」の隊長となり、[[ガルバルディα (サンダーボルト版)|ガルバルディ]]に乗ってサイコ・ザクを回収作業の護衛任務に就く。この時には律師の僧階を与えられている。
;[[フィッシャー・ネス]]
:なりゆきでビビたちと一緒にブローバーに搭乗したが、その後はビビとアレックスとともに生きていくことを決意して離反。ただし、その後偶然にもダリル達もジオンから離反したため、彼らを裏切る決意は無駄になってしまった。
;ハンク、ボリス / マシュー、エイプリル
:水上都市リグにてレヴァン・フウ僧正の呼びかけに応えたサイコ・ザクパイロット候補。宇宙に上がってからは「ベンソン・ファミリー」の一員としてノーマルシステムの[[ザクII (サンダーボルト版)|ザクII]]や[[ザクI (サンダーボルト版)|ザクI]]に搭乗している。もともとのパイロット経験は不明だが、四肢を義手と義足に代えたばかりにも関わらず数に勝る連邦のパトロール艦隊を全滅させる戦果を挙げている。
その他
;[[J・J・セクストン]]
:一年戦争時、ドライドフィッシュから脱出・漂流した際に南洋同盟に保護された。RPDのデータを南洋同盟に渡したことは作中ではかなり重大な出来事だが、生き延びて研究を続けたいだけの本人に自覚があるのかは不明。