施設
;中央政庁ドーム
:市の政治中枢。過去の基地施設を転用しており、宇宙港から地下の軌条にあるリニア・モーターのコンテナ式台車を使えば20秒程で[[モビルスーツ]]ごとドームに入る事が可能。入港管理局があるのもここである。
:;市長室
::中央政庁ドームにある市長室。ドアは年代物の本物のマホガニーで作られており、部屋の中には月面の景観が映し出された大型モニター、本物のオーク材で作られた執務机がある。
:;行政部
::市の行政部。臨時の防衛隊司令部となっており、モニターで市の全域を見る事が出来る。防衛戦時には大勢の市民の負傷者が避難している。
:;地下広場
::中央政庁ドームの地下にあるスペース。かつて射出物集積所だった所を長らく重機材置場として使用していたが、現在では急造の防衛隊用MSハンガーとして改修されている。
;マス・ドライバー
:コロニー建設の際に月の鉱物資源を宇宙へ投げ上げる為の電磁カタパルト。長らく使用されず老朽化が進んでいるが、射出台部分は軌道爆撃に備えて[[一年戦争]]時に装甲を施す改修が行われている。政庁ドームからそう遠く無い場所から加速路が始まっており、月面の地下を東側へ約8キロの長さに渡って続き、地上に出る部分から4キロの太鼓橋のような構造体となっている。
:資材を「パレット」と呼ばれる荷台に乗せ、秒速2,380m以上の脱出速度で太鼓橋の中央で射出。軌道を漂う資材は目標のラグランジュ・ポイントに待機している巨大なケブラー繊維製の袋を持ったマス・キャッチャーにより回収される。パレットについては太鼓橋を下ってから減速を開始し、射出軌条と平行になった軌条を通って再び地下へ戻り、次の射出に備える。射出はパレット1つにつき0.5秒。
:ニューディサイズは脱出時にモビルスーツの打ち上げのため使用したが、射出時の加速による衝撃、マス・キャッチャーによる回収時の衝撃により大半が破損。完全稼働機は5機のみだった。
;宇宙港
:中央政庁ドームから北へ2kmほど離れた場所にある、かつての採掘現場の跡地を利用して作られた宇宙港。マス・ドライバーへの搬入口が設けられている。定期連絡シャトルの入出港が行われており、ニューディサイズ艦隊や、エイノー艦隊の強襲揚陸艦がここへ寄港している。ニューディサイズが脱出する際にはパイロットらがここからシャトルで宇宙へと脱出した。
;バンガー工業
:市近郊にあるコロニー公社の下請け業者。宇宙世紀0084年4月30日に業績悪化に伴う大規模なレイオフを発端とする争議が発生し、業績悪化の原因が連邦政府によるコロニー再建計画の変更によるものとする元社員を名乗る男がMSを持ち出した事により、ジオン残党ゲリラの武装蜂起が発生してしまった。